昨年の11月10日のブログで、「物欲爆発! - 2012年末ver -」ってのを、書いている。
ボクは、ホイール&タイヤがもう1セット欲しい。
普通は、クルマ好きなら誰もが、持っているようなものだが、ボクにはない。
昨年の9月14日のブログ「マングースに憧れる の巻」にもあるように、
タイヤが急にパンクしたときとかに、履き替えるものがない。
とりあえず、どうにかしないとって思って、冬休みにハブの段差を避けられるように、
5mm1組と3mm1組のホイールスペーサーを買ってみたんですが、
5mm1枚じゃ、足りないっぽくって、3mm2枚を片側につけてハブ穴径を避けてみたけど、
キャリパーが当たって、たぶん回転はできない。
どうやら、5mmのときも干渉していたのは、ハブ穴部分ではなく、キャリパーのほうだろう。
(GT-R用ホイールなら、3mmでもハブ穴径の違いは避けられるという噂は聞いていたからね。
そもそもGT-Rホイールと取付面側のテーパー形状が違うかもだけど。)
キャリパーの大きさも、5mmあれば避けられると踏んでいたんだけど、
キャリパーの外周に近い方はクリアできても、中心に近い側が干渉してるっぽいね。
やはりエボのブレンボキャリパーというのは、ホイール選びに関しては、噂通りかなり面倒らしい。
交換することを妄想すると、とりあえず、デカイのがイイってボクは思ったので、
CP9Aに履けるサイズはどこまでかってのを、ちょっと考えてみた。
条件は、タイヤもホイールも前後で同じで、ローテーションが可能だということ。
ノーマルフェンダーの場合、CP9Aだと、タイヤの幅は255のSタイヤ、ホイールは9.5J
ってのが、おそらく最大の実績。
ってことで、本当に履けそうなのか、検証。
干渉に注意すべき点は、次の5つくらいだろうか?
①フェンダー ②リアトレーディングアーム ③フロントキャリパー ④フロントストラット
⑤フロントインナーフェンダー
では、考えてみよう。
CP9Aの図が手元になかったから、図はCZになっちゃったけど、
CP9Aの全幅は1770mm トレッドは前1510mm 後1505mm
ということは、純正サイズの225/45R17タイヤに17×7.5J+38のホイールの場合、
タイヤの外側から外側までの距離は、前1510+225=1735mm 後1505+225=1730mm
これを全幅から引いて、2で割ると、前17.5mm 後20mmとタイヤがあと何ミリ外に出せるか
計算できる。
次に内側にいくら延長できるかだが、これはおそらく、リアトレーディングアームが
一番最初に干渉する。純正ホイールの場合、アームとの距離がおよそ20mmであるので、
ストロークすることも考えると、ホイールが伸びて来ていいのは15mm程度だろうか。
前後でサイズもホイールオフセットもそろえることを考えると、
外側に17.5mm、内側に15mm拡大が最大、つまりタイヤ幅は225+17.5+15=257.5mm
タイヤのサイズでいうと、幅はとりあえず255幅がいっぱいいっぱいってことでしょう。
次に、ホイールの幅とオフセットを考える。
タイヤのサイズが255幅だと、推奨は9J。しかし、9.5Jが履けるなら履きたいもの。
ちょっと引っ張ったくらいのほうが、見た目がかっこいいしね。
まず7.5J→9.5Jとなると、2インチアップ。オフセットが純正と同じの場合は、
片側に1インチずつ、25.6ミリずつ拡大される。この場合だと、リアトレーディングアームと
ガッツリ干渉してムリなので、オフセットで10mm程度外に出す必要がある。
つまり、オフセットは28くらいが求められる。
となると、今度は外側だ。ホイールは外に35.6mm出ることになる。
タイヤは純正と比較して、内側に5mm 外側に25mm増えることになる。
このままでは、フロントで7.5mm リアで5mmフェンダーからはみ出てしまう。
ちなみに9Jの場合は、25.6×1.5=38.4mmホイールの幅が増え、
オフセットが38のままなら、片側19.2mm拡大なので、5mmほどオフセットで外に持っていく
必要があり、オフセットは33くらい。
この場合、ホイールで外側に純正より24.2mm、
タイヤは、内側に10mm 外側に20mmひろがる。
リアはツライチ、フロントは2.5mmはみ出ている。
じゃぁ、8.5Jなら・・・。とはいかないもんで、後期のFDのように、
8.5Jに255幅を履くケースもあるが、それは、やっぱ太いホイールのほうがいいので、
タイヤをフェンダーの中に入れるために、キャンバーを考慮しよう。
ちなみに、225/45R17から255幅のタイヤにする場合、255/40R17か255/35R18が一般的で、
3サイズとも直径はほとんど同じで、634mmほどである。
仮にキャンバーを付けると、ホイール中心を中心に上下対称に傾くと考えると、
1度ネガティブキャンバーをつけると、634/2×tan1°=5.5mmタイヤ上部は内側に引っ込む。
この計算なら、最もはみ出る9.5Jの場合のフロントも、1度半のキャンバーで収められる。
1度半のネガティブキャンバーなんて、走るランエボにとっちゃ少ないくらいだと思うし、
街乗りオンリーのクルマでも、片減りが気になるほどのキャンバーではないはず。
ではここで、タイヤのサイズについて考えてみる。
幅は255が入りそうなことが確認された。ホイールのリム径の選択肢は17インチか18インチに、
自然と制限される。やはり、タイヤサイズでは、255/40R17か255/35R18ということになるだろう。
ここで登場する情報が本日発売のレブスピード3月号!
255/35R18というのは、扁平が薄すぎて、クルマの動きが神経質になっちゃって、
あんまりおすすめじゃないらしい。
現在発売中のGワークスでも木下プロがタイヤの話をしてらっしゃいますので、興味のある方はどうぞ。
たしかに、今現在のサーキットマシンたち、ランエボならCTやCZ、S2000、RX-8、GRB&GVBなど、
みんなこぞって、履いているのはほとんど265/35R18っていうサイズだ。
レブスピにも書いていたけど、255だと足りないエアボリュームが265だと確保できるらしいし、
国産タイヤメーカーも、売れ筋のこのサイズを中心にスポーツタイヤを開発するので、かなりいい
バランスらしい。
むむむっ!そんなことを聞くと、265が履きたくなるではないか。
265/35R18になると、タイヤ直径は約8mmアップ。
若干ハイギヤード化されるイメージか?加速力はボクが求めるよりクルマが持ってるから平気。
ハイト(タイヤの厚み)は225/45R17より5mmくらい?薄くなるが、
装着する可能性のあるタイヤがATR SPORTクラスのアジアンタイヤということを考慮すれば、
荷重がかかりにくいという心配もそれほどなく、ブレーキロックしやすくなったり、
トラクションのかかりが悪いと嘆くこともないだろう。
逆に圧倒的な幅の広さと、薄さからくる横剛性の高さから、強い横Gがかかる区間では、
満足度が高くなるだろう。
欠点があるとしたら・・・。
リアに265ってのは、ジムカーナのようなどんどん向きを変えたい場合には、不向き。
これは後程、解決策を用意します。前後255でも同じことだけど。
あとデカイと当然、重量と価格にも響いてくるはず。ホイールはおいといて、
とりあえず、タイヤ価格だけ、ここでは検討してみよう。
オートウェイでアジアンタイヤの価格を調べると、
225/45R17(のボクが今履くピンソ) 255/40R17 255/35R18 265/35R18 のうち、
最も安いのは、以外や以外、265/35R18のATR SPORTが4920円で一番安い!!
一番デカイサイズなのに・・・。(ちなみに265/40R17は1万以上のファルケンのみ)
幸いなことに、ATR SPORTの265のタイヤの幅は265mm。
上で紹介している、ノーマルフェンダーのJUNのエボ5は、255幅のA048!幅は262ミリだ。
3ミリの違いくらい、どうにかなるだろっ!
上に戻って、255→265になると、幅が10mm増え、片側は5mm。
となると、もう5mm分キャンバーで処理しなければならない。
もう1度多くキャンバーをつければいいということだ。
つまりは、フロントで2度半、リアで2度。これで、265/35R18は履ける。
いや、当然265/35R18でも、タイヤによっては幅が270を超えるものもザラなので、一概には言えないが。
2度半のキャンバーも、まだ街乗りでも許容できる範囲だろう。どう?
あんまり調子にのって、キャンバーでタイヤを中に入れていくと、フロント側はタイヤの内側が、
車高調のバネにあたってしまうことになりそうなので、そこそこに抑えとかないといけない。
今の仮定では、ホイールが15.6mm内側に延長されたのをキャンバーで14mm内側に入れてるから、
30mm程度純正よりもストラット側に寄って行く。バネ径の太い車高調ならヤバイかも・・・。
解決策は偏心ボルトはポジティブ側にして、アッパーでキャンバーつけるくらいしか、思いつかない。
タイヤが丸みを帯びたものなら、平気かもしれない。
クルマのタイヤってのは、今が限界のように見えても、意外と外に出せるもんでもある気がするので、
意外と、スペーサー付けるといいかもしれないね。
最後に、インナーフェンダーとの干渉だけど、
仮に、タイヤ幅の中心がステアリングが切れる中心だとして、ステアリング切った状態をイメージして、
純正タイヤの直径634mm幅225mmサイズの長方形の対角線は、672.74mm
直径642mm幅265mmの長方形の対角線は、694.54mm
その差は22mm。前側で11mm、後ろ側で11mm。
実際は、もうちょっと厳しいだろうけど、自動車というのは、タイヤチェーンを巻いても走れるように
設計してないといけないから、純正よりも11mmくらいスペースがいるってのは、
クリアできそう。ただし、外にオフセットさせると、けっこう厳しいだろうね。
ということで、実車が身近に存在しないから、机上のCばっかり書いたけど、
今回の案では、フェンダーの爪折りは必須な内容になってるんだけど、
ボクのポリシーとして、不可逆変化は起こさないってのがあるので、
爪を折らないと決めた場合、どうしたらいいのか、考えてみた。
続きは、Webで!
いつ更新するか、わかんねぇけどね。