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2013年12月31日

第28回 わたしの五選 ~ わたしのベストカーオブザイヤー2013 ~ 結果発表!

 何だか、今年1年を締めくくるのに、最も相応しい内容になってきたような気がします。^^

 ようやく、というかベストカーはすんなりと決まりました。^^

 では、発表します!


【第1位】 VW ゴルフ                     14点 (V5+町5+O4)

(画像) VW ゴルフ 直4横1.2T TSI トレンドライン ブルーモーションテクノロジー 7速DSG FF (249.0) 11.81(1240kg/105馬力)
   

 COTYでは、前代未聞の輸入車が受賞と事態で、正に今年は「ゴルフありき」な新車でした。

 案の定、当企画のわたしの五選においても、選考委員4名(ワーストカーで辞退した方が1名参加されたので・・・)中、3名が2位以上に指名する程でした。

 改めて、その選考理由を説明する必要はないかと思いますが、当方のベストカーとは別に、今度はベーシックなトレンドラインの試乗記を以下抜粋しますので、お楽しみいただけたらと思います。


 ⅥからⅦになっても、相変わらずゴルフ・トレンドラインは実用車のベンチマーク足りえる高い資質を持ったクルマである、と言えますね。^^

 それと言うのも、これもし日本の小型車枠にこだわってしまうと、まるでポロをストレッチしたような外観になってしまい、果たしてコンフォート性とコーナリング性能とを高い次元で両立させることが出来たのか?

 どちらかを選択して、どちらかを割り切るトレードオフの関係にはならなかったのか?と常々思うわけで、輸出メインという生産そのものに疑問はあるけれど、国際的なマーケットに合わせたクルマ作りを日本の自動車メーカーがするようになった、という意味でアクセラ・インプレッサなどを生み出した功績は評価したい・・・。


 では、今度のトレンドラインはどうなのよ?というのが一番気になるところでしょうが、ⅥからⅦになってステアリング操舵力を軽減して、より幅広いユーザー層に支持されやすいステアリング特性になった、というのはハイライン譲りで、他の装備は簡略されど上質なタッチの革巻きステアリングは健在で、ここに廉価仕様を買われるお客様をも大切にする姿勢が見える・・・。

 更に、パッケージング面で特にシート形状を見直して、前後席ともシート座面角が適正になった、という部分もハイライン譲り。

 では、今度もトレンドラインがベストゴルフ足りえるか?と言われると、今度ばかりはそうとは言いがたく、明らかにハイラインの商品性向上に力を入れた傾向が強く、どうしても予算的な理由で・・・というのがない限りハイラインを推奨したい。

 と言うのが、ステアリングインフォメーションの面ですらハイライン優勢で、かつステアリング初期応答特性も良いから。

 そして、約200cc多い排気量も気筒休止機能がついて、エンジンレスポンス面で不自然さが皆無で、少しでも高速走行を念頭に入れるならば、燃費面で1.2Lに引けをとらないポテンシャルを持っているから。

 更に、例のレーダー機能についても前車の追従機能が非常に優れてて、ハイラインだったら標準で付くのに対し、他グレードでオプションすることを考慮すると、価格面での差が小さくなるため、尚更ハイラインのお買い得感が際立つから。


【第2位】 マツダ アクセラ                   6点 (高6)

VS


(画像1) マツダ アクセラ 直4横2.0HV セダン ハイブリッドS・Lパッケージ 無段変速 FF (262.5) 9.93(1390kg/140馬力)
    

 アンチゴルフ派が真っ先に選ぶであろうことが、想像に難しくない新型アクセラ。

 今回の対決は、いずれの仕様も二度目の試乗で、改めて同日に乗って仕様の違いを明確にしようと思ったのですが、荒れた路面を通過した時のサスペンション・タイヤの接地性で、どうしてもゴルフⅦとの隔たりを感じずにはいられなかった、というが正直なところです。

 当初、アクセラHVに乗った時、マツダ車らしい走りをするハイブリッドを期待していたら、思いの外最廉価な1.5L以上に加速が鈍く、とてもじゃないけど、積極的にアクセルを踏んで、走りを楽しみたいというユーザーには、到底向かないクルマだ、と思ったものでした。

 なので、マツダ車だと思うと加速性の鈍さが目に付くのだけれども、一度アクセラHVが走りというか速さよりも、低燃費に重きを置いたクルマである、言い換えればマツダが作ったプリウスだと思えば、そんなに遅くて腹が立つクルマ、ではないことがわかる。

 ファミリアの末裔だと思うと、内外装の質感が飛躍的に向上し、今やファミリアのライバルだったカローラの方が、むしろ一クラス小さなプラットホームで作られて、内外装のコストダウンが顕著で、今や完全にカローラとは立場が逆転した、と言っても過言ではない。 

 なので、パートナーは走り重視でマツダシンパなんだけど、当の本人は走りよりも質感・コンフォート性の方が大切で、パートナーがお世話になっているマツダ車で・・・なんて方には、むしろ大金星な1台ではないでしょうか? 


(画像2) マツダ アクセラ 直4横1.5 スポーツ 15S 6速AT FF (184.8) 11.44(1270kg/111馬力)
    

 先のハイブリッドのことを思うと、こちらは普通のガソリン車で、排気量ではハイブリッドの方が大きいながらも、実際の加速性では圧倒的にリードしている・・・。

 で、先代アクセラの1.5Lもパワーが不足気味ではあったけれど、エンジン回転の軽さで、変速機能付きCVTながらエンジンを使い切って回すと味わい深いものがあったけれど、今度の新型は、その味わい深さを損なうことなく、エンジンパワーが飛躍的にアップしている、という印象。

 ただ、これもハイブリッド同様サスペンション・タイヤの接地性の弱さはあったけれど、価格の安さを考慮すると、ハイブリッド以上に納得がいくところ・・・。

 とは言え、同セグメントで同価格帯のインプレッサと比べて、脚の性能などで劣勢になるならば、話は少し変わってくるけれど・・・。

 というのも、同日に乗ったスバルXVが、SUVルックで車高が高かったことを差し引いても、サスペンションストローク・接地性で新型アクセラを超えていたから・・・。


 という事情から、この対決は15Sの支持としたい・・・。ただ、内装がブラックのみというのはちょっと・・・。(それだけで、現地点では20Sに・・・もありえるし・・・。)


【第2位】 ポルシェ ケイマン                  6点 (町3+O3)

 強いて言えば3位、による投票による合計6点・2位獲得なため、事実上当方のみの選考。

 よって、当方のベストカー選考をご参照いただきたい・・・。


【第4位】 ボルボ V40                     5点 (V3+高1+町1)

 切り口は違えど、V40の基本性能の高さが評価につながりました。


【第5位】 ホンダ フィット                    4点 (O6-2)

 フィットHVへの評価が二分化し、当方のギア操作ロジックの問題と居住空間設計の問題でワースト入りさせたことが、順位低下に繋がった・・・。


【第5位】 ルノー ルーテシア                 4点 (V4)

 ルーテシアの走りやデザインを評価されてのランクインとなりましたが、当方の評価はルノーとしては芳しくない内容となった・・・。

 これまで評価したルノーは、いずれも左ハンドルの3ペダルMTのみ・・・。


【第5位】 ランドローバー レンジローバー      4点 (町4)

 当方の選考を参考にしていただきたい。

 以下、

【第8位】 ジャガー Fタイプ               3点 (高3)

【第8位】 スズキ キャリィ                3点 (高2+町1)

【第10位】 トヨタ クラウン                2点 (高4+町2-4)

【第10位】 レクサス IS                 2点 (V2)

【第12位】 ダイハツ タント               1点 (V1)

【第12位】 アウディ A3                1点 (V1)

【第14位】 BMW 3シリーズGT          -1点

(画像) BMW 320iグランツーリスモ 直4縦2.0T スポーツ スポーツAT 8速AT FR (524.2) 9.02(1660kg/184馬力)
    

 3シリーズGT。確かに、コンセプトが中途半端で、故にワーストカーに挙げられてしまったけれど、その気持ちがわからないわけでは、決してない。

 プロポーションとして、通常の3シリーズセダン・ツーリングのホイールベースを伸ばした、言わば中国市場向けストレッチ仕様のシャーシコンポーネンツを使った節が強く、故にあたかも日本の小型車枠いっぱいで作り上げたかのよう・・・。

 それだけ、縦横比で言えば、縦即ち長さ方向に長い。

 と、それだけで軽快なフットワーク、というものが期待しにくいというもの。

 だから、フットワークが軽快じゃない3シリーズって、何なの?と思われても仕方ないかもしれない・・・。

 実際の販売現場では、3シリーズユーザーのリピーターというよりかは、新規ユーザー獲得の意味合いの方が強いみたい・・・。

 という成り立ちなものだから、3シリーズGTでなければ・・・という説得力に今一つ欠ける・・・。


 それでも、実際に乗ってみたら、そこはさすが3シリーズの派生モデル。

 セダン・ツーリングとのバッティングを避ける意味もあってか、クリーンディーゼルの設定がないのだけれども、ボディの剛性感・ステアリングインフォメーションの高さ・変速制御の巧みさは、BMWそのものであり、3シリーズそのもの。

 スポーツATがオプションで付いていたことも、功を奏していた・・・。

 なので、当方もあえてベストカーには挙げなかったけれど、作り込みの良さからワーストカーに挙げる気持ちにもなれなかったのでした・・・。


 
【第14位】 スズキ スペーシア           -1点

【第16位】 スバル XVハイブリッド         -2点

【第16位】 ホンダ アコード             -2点

【第18位】 トヨタ ハリアー              -3点

【第19位】 メルセデスベンツ Sクラス       -5点

【第20位】 日産 スカイライン            -6点

【第21位】 日産 シルフィ              -8点

【第22位】 日産 エクストレイル          -11点
ブログ一覧 | わたしの五選 | クルマ
Posted at 2013/12/31 18:38:24

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この記事へのコメント

2014年1月2日 9:19
あけましておめでとうございます。

本年も宜しくお願い致します。


毎年、新年になると、あっちこっちのみん友のブログを廻るのに忙しくって、肝心のベストカーの結果がなかなか見られませんでした(…汗)。



1位はやっぱゴルフでしたね~ 私はゴルフに入れなかったのは、代を重ねる毎に巨大化&豪華化しているからです。

確かにエンジンはゴルフⅢやⅣあたりの2.0リッターが最大で(VR6やR32などのスペシャルモデルを除く)、そこからダウンサイジングが始まり、現在では1.2リッターなんてのもあるワケなんですが、そろそろエンジンだけでなく、ボディもダウンサイジングして欲しい所です。

「年々安全基準が厳しくなるから…」というエクスキューズはあっちこっちでも聞きますが、それは聞き飽きましたね。ゴルフの本場のヨーロッパでも、日本の路地みたいに狭い場所はそれなりに多いハズなので、そういった道路事情を考慮すべきです。

また、重くなる車重に関しても(これはゴルフだけの問題ではありませんが)、重くなればなる程エンジンなどのメカにも負担をかけるだろうし、道路にも負担をかけるでしょう。

そういえば日本ではOPによっては重くなった方が減税されるとか、ヘンな制度があったりしますが、あれもどうかなと…


…という事で、ゴルフは他社も「右へ倣え」でマネする様な「ベンチマーク」と言われる存在だからこそ、厳しく評価しました。

次期モデルからはどうなっていくのか分かりませんが、個人的にはⅠ~Ⅲあたりのシンプルさ、というか「ブレッド&バターカー」的なベーシックさがあっても良いのかなと思います。
コメントへの返答
2014年1月2日 22:48
 本文編集が年越しになってしまいましたが(元日から夜まで出稼ぎで初仕事でしたもので・・・。^^;)、改めて、新年あけましておめでとうございます。

 こちらこそ、本年もよろしくお願いします。



 高山さんの選考に、アンチゴルフⅦへの思いが伝わっていて、それがアクセラの選考に繋がったのかな、と思ってました。

 おそらく、ゴルフもⅠ~Ⅲのサイズ・コンセプトでは、ゴルフというブランドとは別に、ポロ若しくはアップ!で賄っていくのでは・・・と思っております。

 と言うのも、今のゴルフ。パサートに迫る車格・高級感がスタンダードになっているので・・・。


 当方も、ベストカー部門でアクセラに投じる事も検討しましたが、本文で編集する試乗対決と同時に乗ったXVが、思いのほかサスペンションストロークが長く、ゴルフⅦとの隔たりを感じずには居られなかった、というのが選考を見送った理由になります・・・。


 ちょっと手厳しいかもしれないですが、この後編集します。
2014年1月3日 18:19
明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いします。

やっぱりゴルフですか。
COTYも獲りましたし、今やCセグメントに止まらず車のベンチマーク的な扱いになってきている感があります。乗り心地、走安性、エンジン性能、トランスミッション、ダウンサイジングターボ、インテリアの質感等々まさに優等生だなと思います。
確かに大きくなり過ぎた感はあり、ベーシックなコンパクトカーかと言われれば違う様に思いますが、その役割はおっしゃる通りポロが担っているので、VW的には問題無しなのではないでしょうか。
個人的な趣味を極力無くせば、私もゴルフに1票です。
後はマツダ車特にアクセラの評価が例のSKY ACTIV以降エクステリアデザインも含めて非常に高い様に思います。少々大きい様に思いますが、これも世界で販売するには致し方無いと思います。ただこの程度のサイズには慣れてきている自分がいます。でもこれが自分にとっての限度と思っています。自分がチビのせいもあるのかな。
スバルファンである私個人的には、レヴォーグに期待していますが、どうしてもジャストサイズと思っているBP・BLレガシーがいいと思っているだけにがっかりするかもしれませんが、1.6lターボには興味津々です。
独自の評価・切り口をお持ちの町山さんがどの様に評価するのか楽しみにしています。
今年も更なる御活躍お祈りいたしております。
コメントへの返答
2014年1月3日 20:18
 スバル親父様

 新年あけまして、おめでとうございます。

 こちらこそ、今年もよろしくお願いします。



 そうですよね。

 今や、Cセグメントカーのスタンダードが全幅1.8m級になってて、ボディ縦横比からすると、全長に対するバランスという意味では、むしろ適切なサイズ、とすら思えますね。^^


 私も、スバルファンなら注目するに違いないレヴォーグに、非常に期待しているところです。

 BP系レガシィファンからすると言いたいことは多々おありでしょうが、全長4.7m級に対して全幅が1.7m以内というサイズでは、どうしても縦長なプロポーションになって、コーナリング時の姿勢の良さとコンフォート性とをバランスさせる上で、大きな足枷になること間違いないので、むしろレヴォーグの縦横比もまた、国際的なCセグメント級に合った適切なものではないか、と思うところです。

 やはり、当方も注目は1.6Lターボの方で、航続距離1000kmのスポーツカーという成り立ちは、今後出来るだけ長くクルマを楽しむというスタンスで、非常に将来性を感じさせるもので、期待しています。

 レヴォーグの4ドアセダン版が次期WRXで、航続距離から考慮すると、ある意味R35GT-Rよりも速いクルマを、ローパワー・低燃費で実現するのでは?と、ワクワクしております。^^v

プロフィール

「メルセデスやBMWと比較するのはやめましょう──レクサス新型ESを考える
https://carview.yahoo.co.jp/news/market/20190123-10378107-carview/

これね、次期GSが計画されてない、というのが謎の答えだと思うんだけど。」
何シテル?   01/23 21:07
モータージャーナリスト 町山絢香です。よろしくお願いします。
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