• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

モータージャーナリスト 町山絢香のブログ一覧

2012年09月10日 イイね!

【4ドア五選・第13号】 改めて旧型ワゴンR(現行AZワゴン)を観る・・・。

マツダ AZワゴン 0.66 XG 4速AT FF (108.7) 15.00(810kg/54馬力)


 ひょっとして、AZワゴンもFMCしたの?と思われそうですが、これはれっきとした現行型で、ワゴンRだと旧型に該当するものです。

 4速ATで最もベーシックなモデルで、新旧ワゴンRを比較したかったのが、これで実現したわけです。^^;


 もしかして、こっちの旧型の方が・・・と一瞬思ったのは、流体クラッチが繋がって発進する時の加速感が、新型CVT以上に感じたことで、この部分ではCVTでないトルコンATに分があるような・・・そんな思いがしました・・・。

 と思ったのもつかの間で、やはりミニバンボディでNA・ATだと荷が重く、1速固定が出来ないこともあって、瞬発力を必要とする場面だとギアセレクトしてシフトダウンさせようにも、トルコンの駆動伝達の鈍さが際立ち、非力さが目立つ結果となりました・・・。

 また、Dレンジのままで少しでも加速しようとすると、スロットルオンしてから一瞬遅れてシフトダウンされ、その時のショックが小さくない(CVTは圧倒的に滑らか)ことから、昔からある軽ATの不満点をそのまま引き継いだような印象でした・・・。



 また、前回の新型ワゴンRで運転環境が向上した旨のコメントを致しましたが、この旧型でも同様に良好であったことから、訂正したいと思います。

 よって、旧型も割かし運転環境はいい方ではあるのですが、ベンチシートのホールド性はイマイチでした・・・。


 しかも車重が810kgとのことで、CVT化と蓄電キャパシタ分で重くなってるはずの新型が、同グレード(FX)で780kgと、事実上30kg以上の軽量化を果たしていることから、MTでない限り、あえて旧型にこだわるほどではなかった、というのが結論です。

 よって、新旧ワゴンR対決は、素直に新型支持です!
Posted at 2012/09/10 23:24:57 | コメント(1) | トラックバック(0) | マツダ | クルマ
2012年08月30日 イイね!

【プレイバック試乗記・第51号】 今こそ、ピュアスポーツという人生。

’92 アンフィニ RX-7 13BT タイプR 5速MT FR


1991年にバブルの真っ只中デビューし、2001年に排ガス規制の影響で、多くのファンに惜しまれながら生産終了した伝説のロータリー・ピュアスポーツカー、RX-7通称FDに、生涯初乗り体験することが出来ました。

 今回乗ったのは、平成4年式の最初期の1型タイプR。

 柿本のマフラー以外は基本的にノーマルな、9.5万km走行の5速MTです。

 運転環境としては、ポルシェ911のようなアップライトなポジションではなく、基本的にはストレッチポジションが前提になっているのでは…という面が…。

 チルトステアリングは付かず、シートリフターも付かず。ステアリングコラム・メーター位置は相当低く寝かせ気味…。

 今回乗った個体は、脚がヘタっているとのことで、決して理想的なコンディションではなかったものの、そこは、腐っても鯛じゃないけど、さすがピュアスポーツカー。

 荒れた路面への追従は然程でもなかったけど、引き締まったステアフィールや脚の動きは、所詮乗用車ベースのスペシャルティクーペに過ぎないシルビアとの、最大の違いといっても過言ではないです。

 搭載される13BTは、完全に高回転志向で2000rpmでクラッチミートして初めてまともに加速するくらいで、レシプロの大排気量のような低速からのトルク感・パンチ力ではなく、回転数とターボの効きでパワーを稼ぐ、そんなエンジン特性です。

 今回の個体は、17年落ちであることもあり、決して綺麗な内外装とは言えず、年式相応のヤレが目立つことは確かでしたが、新車当時の価格の約10分の1の価格で、敷居の低いところでピュアスポーツカーとの人生を送る、というのは大いにありだな、と確信しましたね。

 しかも、以前試乗したFCはクラッチが滑っててマトモに走れなかったことを思うと、今回はトラブルなく楽しく走れたのでよし。

 外装の補修よりも走る機能の整備を、優先して欲しいなぁと、つくづく思います。

 ミニバンやコンパクトカーのスポーティー版では決して味わえない、本物のスポーツカーと付き合ってみるのも、この時期いいとわたしは思うのですが、クルマ離れした若い人たちは、どう思うんだろうか

 判定::誰にでもはお勧め出来ないけど、エキサイティングなクルマです。

 本当は、候補に挙げて欲しいくらいなんですが、あまり突っ走りすぎるもの難だと思って…。

 ただ漠然とワゴンが欲しいなぁ~とか考えてる人たちに、あえてピュアスポーツカーの世界があることを、教えたくなるのは確かです。



 追記。今の次期RX-7構想。

 コミュニティで、車重1t以内・新型16XのNA2ローターで300馬力・FDに近いサイズ、という枠組みでまとまった形になってますが…。

 運転姿勢は、もっとアップライトな方向性にして欲しいなぁと。

 ポルシェ911でそれが可能になったのも、思い切った低床化が出来たからこそ、なんですね。

 今のミニバン・SUVに慣れたユーザーに、スポーツカーの魅力を訴える上でも、窮屈さを感じさせない方が、より伝わりやすいと、そう思ったりもしているのです。

 後は、ボディ剛性のことを考えたら、ハッチバックは止めてトランク方式にしたいところ、ですね。

                                               2009年02月18日 執筆


 確かに、生産終了して10年が経過したFDなだけに、ディーラー系中古で扱えるのは、高値相場な最終型スピリット系に限定されることが殆どで、本文やわたしの五選での選考で、安値でもFDのピュアスポーツであることのパッケージングに意義がある趣旨を訴えたところで、程度の悪くない初期型はが激減しているのは事実です。

 むしろ、RX-8初期型の方が、遥かに買いやすいかもしれません。

 その点留意した上で、上記インプレッションをお楽しみいただければと思います。^^;
Posted at 2012/08/30 21:51:58 | コメント(4) | トラックバック(0) | マツダ | クルマ
2012年08月07日 イイね!

【4ドア五選・第6号】 実用本位だった、さり気なく贅沢なミニバン^^

 今日の4ドア五選
      (8)
7・298・78・58・58・5

 今日の圏外;;

7・29

’96 アンフィニ MPV 2.5DT タイプGツーリング・Sパッケージ 4速AT FR (18.9) 13.92(1740kg/125馬力)


 今時のミニバンが、いかに素人受けを狙った下らない商品で蔓延っているかを思い知らされた、初代MPVを取り上げます。

 先日、プレイバックでV6・3Lガソリンモデルを取り上げましたが、商用車派生のワンボックスではない、高級な乗用車としての3列ミニバンとしてデビューした初代MPVのコンセプトに最も合った組み合わせではあるものの、燃料代が大きなネックとなり、下取りで入庫しても店舗で販売されるケースが激減している事情があります。

 そんな中、モデル途中でアンフィニブランドになるも、ボンゴフレンディと共通の2.5Lターボディーゼルを搭載した仕様が追加され、今では燃料代の安さと燃費の良さで見直されるケースが増えてきました。

 そんな初代MPVのディーゼルはどうよ?というのが、今回取り上げたきっかけになったのですが、さすがは高級乗用車として設計されただけのことはあり、基本的な脚の剛性感やハンドリングの質感は高く、いかにボンゴフレンディがクルマから伝わる情報量が希薄であるか、を思い知らされます。

 運転環境も完璧に近いもので、3ナンバー専用ボディでも大きさが苦になることはなく、あたかも自分の愛車であるかのように車両感覚が掴み易い機能的なパッケージングである、と言えます。

 歴代MPVにおいて唯一スライドドアが付かないのですが、これの恩恵として3列目シート周りで室内幅を十分に確保することが出来、むしろ2代目以降のそれよりも広さで勝っているくらい、なのです。

 確かに燃費面では助かるディーゼルですが、クルマとの対話性という部分では、ターボが効くまでに加速のもたつきが目立ち、ターボラグを意識させるところがあり、それと組み合わされるATも変速が煩雑でルーズなのも目立つため、燃費を克服できるならV6をお勧めしたい(ガソリン直4・2.5Lは未試乗)のが正直なところです・・・。

 といった弱点がパワートレインにはありますが、一旦ターボが効いた領域に入ると、ボディ・脚の仕上がりがいいことから、長距離や高速走行での疲労がかなり少ない部類ではないか?と思うのです。

 これがウン百万の高額車なら当たり前でしょうが、車両価格で20万円にも満たない中古車で…となると、隠れ名車の1つと言っても過言ではないのでは…と思うのです。


 それだけに、今時のミニバンが走りの基本性能を向上させるよりも、素人受けするアクセサリーや便利(横着?)アイテムを満載することに集中しすぎてないか?と思えてならないのです・・・。

 なので、もし当方が初代MPVオーナーだったら、新車のMPVもビアンテも欲しくなくなるところでしょう・・・。


 3ナンバー=大き過ぎというイメージを持たれている方も多いかと思いますが、現在4ドア五選ランキング1位の120系クラウンとは、ほぼ同格の全長ながら約13cm程幅広いボディで、タイヤを鳴らすほどの激しい走りをしなくても、幅が広がったことによるトレッド拡大で、飛躍的にコーナリング時の踏ん張りが向上しているのは、2車を比較すると明らかなところなのです。

 セダンとミニバンを直接比較するのもあれでしょうが、巨大化への歯止めは必要ですが、その歯止めの手段として、果たして全長4.7m×全幅1.7mが果たして相応しいのか?は、今一度再検討の余地はある、と当方は思うのですが、いかがでしょうか?
Posted at 2012/08/07 20:30:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | マツダ | クルマ
2012年06月29日 イイね!

【プレイバック試乗記・第46号】 【新車五選・第53号】 新旧MPV考。

 今日の五選

6・296・266・26


’95 マツダ アンフィニMPV 3.0 タイプR FR 4速AT


① 成り立ち

 80年代に、世界に先駆けてミニバンのジャンルを築き上げて、今や定番商品となった、クライスラー・ボイジャーを、日本のマツダ流に解釈し、正に正統派ミニバンと呼べる1台が、初代MPVです。

 1990年に発売開始され、当時のマツダの5チャンネル化に翻弄され、一時アンフィニブランドになるものの、再びマツダブランドに戻る経緯を経て、1999年に2代目に引き継がれるまで君臨していました。

 今回乗った車両は、アンフィニブランド時代のものでエンジンはV6の3L・OHC。

 グレードは、セカンドセパレートシートが初採用されて、ルーフレールやルーフスポイラーが装着されたタイプRの他、同じくセパレートシートながらスポイラーやアルミホイールが省略されたタイプBツーリング、そして前モデルから継続のセカンドシートが右寄りベンチシート(これだと端の席にしか3点式シートベルトが装着されない・・・)のタイプBの3グレード構成でした。

 1995年当時は、ホンダのオデッセイのヒットを受けて、直4・2.5Lエンジン搭載のタイプCシリーズも別に用意されていました。

 そして、この年1995年の秋には、4駆・ディーゼルもラインアップされ、外観を大きく変更するビックMCが行われたのですが、確かに4駆の魅力などはあるものの、従来モデルに比べて所帯じみた佇まいになってしまったな、という印象があります。

 その意味で、今回乗った仕様は、最もMPVらしくて安全装備がある程度揃ったもの、と言えます。


② 運転環境

 正に、ミニバンの王道を行く、脚を直角に曲げて、上体を起こした姿勢で座ることを前提に設計された運転環境です。

 その意味では、初代エスティマも初代オデッセイも素晴らしいけど、このMPVを前にすると、まだまだセダンの感覚が残ってるな、と思うほどです。

 そこに、本場アメ車のように、柔らかくてコシのある、ゆったりしたシートの出来で、シートの調節機能はスライドとリクライニングのみのシンプルな構造で、十分に満足できる環境にあると言えます。

 ただ、大方のユーザーはそう考えず、セダン感覚で違和感ありと評価してしまい、後のモデルのようなメーター・ステアリングコラムが低くて、寝そべった姿勢が前提な設計へと変わってしまったのですが…。


③ パッケージング

 初代MVP発売当初は、セカンドシートが右寄りベンチシートで、左側の席が2点式シートベルトになってましたが、この仕様になって2列目セパレートになって、左右どちらも3点式シートベルトが装着されるようになり、前席に見劣りしない居住環境に仕上がっている部分が、非常に評価できる部分です。

 ただ、さすがに3列目はゆったりとはいかないものの、今時の日本製ミニバンで、果たしてこれを上回るクルマが果たしてあるか否か、と思うと、いかに日本のミニバンの安全性への配慮が行き渡りきれてないか、が垣間見える現状です。


④ パワートレイン

 昨今のエコカーブームで大排気量車が嫌われる傾向にあるのですが、多人数乗用車にこそ、余裕のトルクが必要で、ある程度の排気量が必要なのです。

 その意味では、V6・3L・OHCは下からトルクが太く、多人数乗車時での燃費面やドライバーの疲労軽減の意味で、無駄ではなくて必要な大排気量と言えるのです。(それでも、高級サルーンのことを思うとカツカツな動力性能なのですが…。)

 さらに、このMPVの素晴らしいところは、一人で乗っててもドライビングが楽しくて、乗りがい味わいがいがあるのです。

 具体的に、パワートレイン面で言えば、カタログ数値の馬力に惑わされず、低速トルク重視のエンジン特性にしたことで、オートマの変速制御が気にならずに、落ち着いて乗れる乗り味に仕上がっている、ということなのです。


⑤ ハンドリング

 ミニバンに、いわゆるスポーツカーの価値観を持ち込めば、ロールが大きくて単に鈍臭いクルマにしか映らないでしょう。

 そんな大方のユーザーによって、今のミニバンが形成されているのですから…。

 それとは反対に、ミニバン本来のハンドリングのあり方に注目すれば、このMPVの特性の方が安心して長距離ドライブに対応でき、結果的に充実したドライビングになるのです。

 今回乗った仕様には、ツーリングサスペンションが標準装備され、初期型の本皮仕様に比べると、本場北米臭が薄いかもしれないですが、日本の高速道路や峠道を考慮すれば、この脚の方が合ってるかも…と思いますね。


⑥ 判定
 
 :文化遺産

 今のMPVも、例えばの話トヨタ製に比べたら、相当真っ当なミニバンですよ。

 確かに、快適便利で見た目華やかだけど、NAのMC前後に乗った印象からすると、無味無臭で華がない乗り味に感じてしまうのですね。

 その点、この初代だと本場北米のカントリーライフが見えてくるのです。

 そして、味のみに留まらず、ミニバン本来のあり方そのものでもあったのです。

 その部分を理解しようとせず、中途半端にスポーティーにしたことで、結果的に所帯じみたつまらないミニバンにしてしまったことを、できるだけ多くの人たちに気付いてもらいたい、そんな思いでこのクルマと接した気がします。

 そして、当方としては、運転環境面で社外シートに頼る必要がないことからして、同じマツダ車でもRX-7やロードスターよりも、スポーツカーである、と断言いたします。

                                        2010年01月13日 加筆訂正あり

 マツダ MPV 23S ユーティリティパッケージ FF 5速AT (282.6)


 初代の和製アメリカン味からすると、ありきたりで面白みが欠けた現行3代目MPVですが、国内市場専用でデコレーション過多になったアルファード・エルグランドからすると、ミニバンらしい背もたれを起こした姿勢をとりやすい運転環境で、価格も150万円程安く、非常にお買い得感に満ちたLサイズミニバンとして、今も健在です。

 CX-5の電動PSにフィールが・・・とか、内外装のコストダウンが…とかが気になって、スカイアクティブの技術の高さは理解できるけど…という方には、むしろ2000年代の旧世代マツダ車は一押しです。

 CX-5のディーゼルの低速からトルクフルな余裕の走りからすると、2.3Lガソリンエンジンを搭載するMPVではパワー・トルク共に不足気味で、上り坂ではMTモードを駆使する必要があるのですが、基本的なパワートレインの仕上がりぶりはさすがで、スピードコントロール性に優れたものです。

 モデル末期で新車購入するには勇気がいるところでしょうが、アルファード・エスティマの中古車探してて、予算と程度と年式が合わない非エンスーな方々には、是非とも候補に入れて欲しいMPVに思いました・・・。
Posted at 2012/06/29 17:47:50 | コメント(4) | トラックバック(0) | マツダ | クルマ
2012年06月25日 イイね!

【新車五選・第45号】 エイトさんの有終の美!

 マツダ RX-8 13B スピリットR FR 6速AT (312) 6.37(1370kg/215馬力)

 
 RX-8の生産終了まで、あと1週間程に迫る中、前回で最後に思われたRX-8の新車試乗を、新たにATのスピリットRで締めくくることが出来たのでした・・・。

 前回MTモデルで19インチタイヤ・ビルシュタインショック・レカロシート標準装備でしたが、脚の設定が高速サーキット仕様で街乗りでは路面の凹凸を拾いやすく、ショルダー周りの張り出しがきつすぎてステアリング操作の干渉になってたレカロシートのマッチングにも疑問ありで、同日に乗った前期ベースグレード5速の中古の方が、余程好印象だったという皮肉な結果に終わったのでした・・・。

 今回のAT仕様では、中間トルク重視の215馬力エンジンに18インチタイヤ・スポーツサス・純正本革シートの組み合わせになり、MTのスピリットRと比較してより街乗りで楽しめる味付けになっていたのが一番の魅力です。^^

 街乗りでのしなやかさという部分では、スタンダードサスに17インチタイヤのタイプGがより適しているでしょうが、最終モデルの象徴であるスピリットR独特の雰囲気に惹かれるものがあるだけに、新車最後の選択として最も相応しい1台であることを、今回確信いたしました。

 ここでRX-8を総括すると、ご先祖のFD3S型RX-7を基準にすると、サスペンション・ボディ剛性の素性では進化したものの、13B・2ローターのままターボからNAになったことによるパワー・トルクダウンは決定的で、より幅広いユーザーにロータリーエンジンを堪能していただくことには大きく貢献するも、歴代7を支持してきた真性走り屋からすると、エイトの非力さは受け入れがたいものがあったことは、想像に難しくないところでした・・・。

 それで、ロータリーエンジンって定期的にエンジンを回してあげないと、返ってエンジン不調に繋がるところがあり、その意味ではエンジンフィールを味わいながらエンジンを労わっていく、というエンスーなクルマとの関係性を築きやすいクルマである、という部分でも魅力的なエイトであった、と思うのです。

 今年は、新世代小型FRスポーツとして86・BRZがデビューしたのですが、純粋にスポーツカーとしてのハンドリング・走りの質感で評価すると、車両価格が少し高いこともあってか、RX-8に軍配が上がった、というのが今の当方の評価です。

 具体的には、電動油圧式PSでステアリングフィールが俄然自然であること、脚が86よりもしなやかでBRZよりもステアリングレスポンスが適正であること(クイックであることではない、ことに注目!)、スポーツカーでありながら家族持ちにも配慮した、観音開き4ドアフル4シーターパッケージングが、今も斬新であること、などです。


 いや、純粋にスポーツカーとしての価値で評価して、当方がどんなにクルマにお金が使える身分であったとしても、911よりもM5よりも、等身大でドライビングの楽しさを堪能できるRX-8を選択する程なのです・・・。



 今回の生産終了は、現代の排ガス・燃費規制に適応しにくくなったことが全ての理由であり、マツダが決して見切りを付けたからでは決してない、と確信しております。

 2010年代を生き抜く技術として、スカイアクティブ技術が次々と導入されておりますが、まずはレシプロエンジンで小型FRスポーツの王者・ロードスターで本格的なダウンサイジングで原点回帰を狙って欲しいところで、ロータリースポーツを今度はどんな形で復活させるのか?今後注目するところです・・・。


 まずは、ATのスピリットRで有終の美を飾ることが出来たことを、ここに報告させていただきます。(MTでもオプションで18インチタイヤ・スポーツサス仕様は選択可能でした・・・。)
Posted at 2012/06/25 17:34:26 | コメント(1) | トラックバック(0) | マツダ | クルマ

プロフィール

「メルセデスやBMWと比較するのはやめましょう──レクサス新型ESを考える
https://carview.yahoo.co.jp/news/market/20190123-10378107-carview/

これね、次期GSが計画されてない、というのが謎の答えだと思うんだけど。」
何シテル?   01/23 21:07
モータージャーナリスト 町山絢香です。よろしくお願いします。
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

リンク・クリップ

「俺のカー・オブ・ザ・イヤー2015」 はどのクルマ!? 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/12/09 06:32:24
【 ムフロンの五選 ・ 厳選6号車 ・ 2合目 】積んで積んで走って走れ!  
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/06/21 21:45:37
五選の途中経過 ~ ドライビングプレジャーを求めて、MTロードスターvsAGSアルト♪ ~ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/06/12 00:28:36

愛車一覧

ダイハツ ミラ 和製JCW仕様(笑) (ダイハツ ミラ)
絶品のサスペンションで、下手な普通車よりもスタビリティーの高い脚に定評のL900ミラ。 ...
ダイハツ ミラ 和製JCW仕様(笑) (ダイハツ ミラ)
絶品のサスペンションで、下手な普通車よりもスタビリティーの高い脚に定評のL900ミラ。 ...
三菱 ミニキャブトラック 土屋軽市@41T (三菱 ミニキャブトラック)
 2017年6月末の、クラコンシリーズ生産終了に伴い、小型FR絶滅の危機が迫る。  そ ...
ダイハツ ムーヴ 神ってる!史上最高のムーヴ♪ (ダイハツ ムーヴ)
 WA32セフィーロワゴンに代わる、長距離用の伴侶を探してる間に、遂に出会った名車の予感 ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation