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モータージャーナリスト 町山絢香のブログ一覧

2012年10月09日 イイね!

【究極の選択!・第11号】 ドライビングハイな、トヨタFRは?

 トヨタ 86 2.0 G 6速AT FR (248.0) 6.15(1230kg/200馬力)


 他の魅力的なクルマ達と出会う度に、86への印象が薄れていくのが何とも寂しかったから・・・ということもあったのですが、久々に86に試乗しました!

 すると、改めてドライビングが面白いクルマであり、エンジンフィーリングをハイな気分で堪能出来るのは、非常に魅力的であることを認識しました。

 確かに、ドリフトに興味ない人にとっては、安っぽい内装には我慢ならないところでしょうが、ドリフトを楽しむためのFRスポーツとしての土台を作り上げた意義は、非常に大きかったと思います。

 ただ、これをビギナーの練習用にどうか?と思うと甚だ疑問なところなのです。

 というのが、走りの魅力を表現する上で、まだまだ絶対スピードの高さを軸としているクルマであり、エンジンフィールを公道で堪能しようとすると、速度超過になりやすいという危険な要素をも含んだクルマであるから、というのが当方の思いです。

 その意味では、表現は過激ですが、200馬力で物足りないというのは、余程の神か阿呆ではないか?と思うわけです。


’02 トヨタ ハイエース スーパーロングボディ 3.0DT グランドキャビンG-p 4速AT FR (149.0) 15.92(2070kg/130馬力)


 上記の86の続きで、ドライビングが上手くなりたいと思うならば、いきなり速い挙動の86よりかは、絶対スピードは遅くて挙動はゆっくりしているけれども、クルマと対話するならば、むしろハイエースの方が適している、といった内容の記事を、車いす仕様を紹介したときに掲載させていただきました。

 そして、ハイエースの偉大さは、今回紹介する100系グランドキャビンでも証明され、滅多にない2000年代の極上物件であることも然ることながら、全幅1,7mに全長5m強のバランスがいいとは言いがたいボディ形態ながら、10人乗っても安心できるだけの安定性・信頼感に富んだ乗り味に、更に驚きでした。

 何せ、ヴィッツの幅にアメ車の長さなので、交差点どころかコーナリングでも、内輪差で巻き込まないように配慮するドライビングが無意識に身につけ、まるで送迎を仕事とする職業ドライバーであるかのような、プロ意識と慎重さと謙虚さを取得する、という意味で、非常に動質のいいクルマの一つではないか?と思ったわけです。

 しかも、100系ハイエースは乗用車ありきで設計されているため、80年代トヨタ車的華やかさを持ったインテリアで、事業用だけで終わらせるには勿体無い、ある意味究極のファミリーカーではないか?と思ったのです。

 かつて、通常のロングボディを紹介して、安心感溢れる走りに魅了されたのですが、見た目の迫力ではスーパーロングのグランドキャビンに勝るものはなく、このステアリングを握ってのドライビングは、正に船長気分です。

 今や、排ガス規制の関係でディーゼルエンジンと乗用ナンバー車との組み合わせがなくなっているだけに、経費削減を優先する事業者にとっては本当に貴重なディーゼル車なのです。

 100系後期の3Lターボディーゼルは定評あるもので、低速トルクの太さは抜群ですが、ディーゼル故にエンジンレスポンスは甘く、ターボが効く前の低回転域ではトルコンのルーズさと相まって、出足が若干劣る面もあります。

 乗用使用として、エンジンレスポンスに拘るなら、あえてガソリン車で…というのは有ですね。^^

 ドライビングが上手くなりたいなら・・・。レーサー気取りで速く走ることよりも、職業ドライバーの正確性を重視したいところですが、いつの時代も若者は前者に憧れて、後者の価値に気づくのが遅いんですけどね。^^;


 トヨタ マークX 2.5 プレミアム 16インチ仕様 HDDナビ 6速AT FR (345.0) 7.49(1520kg/203馬力)


 最後は、MCされたマークXです。コンフォート性重視のFADサスに、タイヤのたわみが大きい標準の16インチ仕様との組み合わせで、コンフォート性面で最も期待できそうな仕様です。

 その意味では、予想通りで裏切ることはなかったのですが、プレミアムにしたところでロイヤルサルーンにはなれなかった・・・というのが大方の結論となりました・・・。

 よって、同じプラットホームでもクラウンとは明らかに車格が違い、差が大きい車両価格にも現れています。

 例によって、2.5L仕様の電スロによる発進加速のもたつきはありましたが・・・。

 G’s仕様で、どの程度チューニングされているか?が俄然きになりますが、ノーマルで乗るならば、やはり最廉価のFパッケージが、最もコストパフォーマンスが高いかな?と思っております。

 さもなければ、クラウンですね。^^




 よって、ドライビングハイなトヨタFRの順位は、大方の予想を裏切り・・・

第1位 ハイエース !

第2位 86

第3位 マークX

 となりました。
Posted at 2012/10/09 22:30:56 | コメント(1) | トラックバック(0) | トヨタ RWD | クルマ
2012年10月09日 イイね!

【究極の選択!・第10号】 ダウンサイジングなドイツ車の選択!

 BMW X1 2.0T Sドライブ20i スポーツ 8速AT FR (424.0) 8.70(1600kg/184馬力)


 この度、フェイスリフトされたX1のトピックは次の通りになります。

① 新型1・3シリーズ同様に、Mスポーツとスタンダード以外の仕様を設定し、スポーツとXラインが加わった。

② 今回新たに、2駆とツインパワー直4・2Lターボとを組み合わせた、Sドライブ20iが追加設定された。

③ そして、これが最大の朗報ですが、2駆のSドライブシリーズが、従来型パワートレインを引き継ぐ18iを含めて電動PSに変更された。

 ことです。

 これまでのX1と言えば、E87・90時代の1・3シリーズの弱点であった、ステアリングが異様に重くて
ゴムを捻ったようなフィーリングで、特に非力なSドラ18iとの組み合わせだと、ステアリングの重さが億劫になる程の仕上がりの粗さが目立ちました。

 なので、今までであれば、初期型直6エンジン搭載のXドラ25iかツインパワーになってからのXドラ20iのハイパワーエンジンとの組み合わせなら、クルマのキャラには似合わないけど、武闘派な走りのデザインとして何とか成り立ってた・・・そんな感じでした。

 それが今回、電動PSになったことで、まるでE87・90最終モデルであるかのように、ステアリング操舵力が軽くなって、これなら腕力の小さな女性の方でも乗りやすいクルマになった、というのが最も変わった部分である、と言えます。

 トータルとして良いクルマであることは確かなのですが、ステアリングが軽くなったことで、8速ATの変速の頻繁さが際立つようになった・・・というのが、あえて新型になって味落ちした部分、と言えるでしょう。

 ただ、新型1・3シリーズに採用されているドライビングパフォーマンスコントロールは未装着で、スポーツモードの選択は不可となり、エコプロモードのみの選択になりますので、ご注意を・・・。


 BMW 116i 1.6T Mスポーツ 8速AT FR (338.0) 10.51(1430kg/136馬力)


 新型1シリーズと8速ATとのマッチングが・・・と一貫して指摘してきたわけですが、今回で初のMスポーツ仕様で試して、ここに再評価する可能性を見つけたのです。

 というのが、Mスポーツ仕様になったことで、よりハードなサスペンションと組み合わされることになり、他の仕様と比較して上下の動きをかなり抑制し、クルマの姿勢変化を軽減させることで、テンポの速いパワートレインに見合った脚がついてきた、そんな印象でした。

 ただ、ステアリング初期応答性がクイックになったことで、先に試乗したX1スポーツと比較して、SATを感じ取りにくくなっているのが弱点となっております。

 それと気になったのが、Mスポーツ専用ステアリングリムに巻かれた革の奥にあるソフトパットが厚みがありすぎるのか、握った感触がグニャグニャで、ステアリングインフォメーションを感じ取る上で減点要素となったのは惜しいところです。これが、試乗車個体の劣化に過ぎないことを祈りたいですが・・・。

 その意味では、新型3シリーズからMスポーツ仕様のステアリング形状が、より軽快なものへと変更されているだけに、次期モデルからの変更に期待したいですね。^^

 ちなみに、1シリーズの1.6Lは、ミニやPSAにも搭載されているもので、エンジンを掛けた瞬間、「あ?ミニだ!」と思ったものでした。^^;



 VW ゴルフ ヴァリアント 1.2T TSI トレンドライン ブルーモーションテクノロジー 7速DSG FF (279.0) 12.86(1350kg/105馬力)


 正に、実用車の定番商品です!

 これまで、厳選試乗車としてハッチバックのトレンドラインを二度に渡り選考し、その揺るぎない信頼性は、ワゴンのヴァリアントに1.2Lターボを搭載しても、決して変わることはないものです。

 それだけに、エンスーにとっては、機械として余りにも優秀過ぎて、ドライバーが介入する領域が狭く、故に物足りなさを感じてしまう・・・というところはありますが、それはVWにとっては確信犯に違いないし、それで一向に構わないところです・・・。

 というのも、同じパワートレインを使ってザビートルという遊び車を生み出すことに成功し、更に超低燃費・低価格を目指して簡素化したことで、結果的にドライバーが介入する領域が増えて、かつ基本は押さえているアップが導入されたのですから・・・。



 今回3台に関して、運転環境については言及しませんでしたが、それは3台ともパーフェクトで注文がないからです!


 こうした定番商品をあえて外した選択に、また大きな収穫があったのです・・・。

 それは、次回以降のお楽しみということで・・・。




 今回の順位は、

第1位 ゴルフ・ヴァリアント

第2位 BMW116i・Mスポーツ

第3位 BMW・X1
Posted at 2012/10/09 22:22:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | 対決! | クルマ
2012年10月09日 イイね!

第15回 となりの五選 ~ 4・6気筒だけじゃない五選 ~

 この度は、第15回わたしの五選にご参加いただいた方々に、改めて感謝御礼申し上げます。

 4・6気筒車以外で…という括りでしたが、予想通りの選考があった一方、当方主催者も予測していなかった選考もあり、非常に楽しませていただきました。

 今回のとなりの五選では、その中でもコンペモデルを中心にした選考で、主催者の予想を大きく覆った選考をされた、さんちゃん?様にご登場願います。
 
 それでは、よろしくお願いします。


 https://minkara.carview.co.jp/userid/1244212/blog/27950534/

4、6気筒だけじゃない私の5選・・・他 例のごとく町山絢香さま共同参画ブログイベントです。

4,6気筒以外となると多い迷う・・・大変です(>_<)
と言う事で僕らしさ?というか勝手に思いついた車達です。

1位:MAZDA787B・・・4ローターNAサウンド、もう最高です。ル・マンでの音最高だ・・・フェラーリよりも良い音と僕は思います。そして世界一になった名車です。「プロジェクトX」を見て涙がでました。



2位:AUDIクワトロ・・・5気筒で初めてWRCに4WDを持ち込んだGr-Bマシン。画期的だった・・・。当時ダートラと初心者ラリーをやり始めてた頃でこの車に影響されてかメンテナナンスガレージの代表が改造ロータリー一辺倒だったのがレオーネをやり始めたのが印象的だった。



3位:ランチャデルタS4・・・出来の悪い4WDとツインチャージにミッドシップ4気筒とパイプフレーム。あまりにもじゃじゃ馬で天才トイボネンが死んでしまってGr-B廃止論にとどめをいれてしまったマシン。



以上のはどれも一度は乗ってみたい~

4位:AUDI-R8EV・・・EVはこうであって欲しい。スーパーカーらしいサウンドを音響エンジニアがチューングしているのをユーチューブでみて感激しました。本気度◎

 アウディHPより
  http://www.audi.com/com/brand/en/models/audi_e-tron.html

5位:ポルシェ918・・・最高のHVですね。これも本気度◎ですね!



 普通の車達も面白いのがいっぱいあるけど自動車を文化的にみたら、と考えたら競技志向、スーパースポーツ志向になってしまいました。

 さて明日は中部地方選手権の今シーズン最終戦。昨日の夜、メンテナンスガレージに入庫し気になっていた右Frハブベアリングの交換とブレーキフルードの全交換を社長と僕とで行い夕方帰宅、それから本番タイヤ、ガレージジャッキ、テント、工具もろもろを積み込んで終わったのが先ほどです。本番ではノックバック現象は大丈夫だと思いますけど来週末左Frハブも念のため交換します。ノックバックは怖いですもんね~。ガレージからの道中でのインプレッションではブレーキタッチにダイレクト感と剛性感が戻りました(^v^)
 明日は良い日でありますように・・・おやすみなさい
                                                  (以上)


 さんちゃん?様、ありがとうございました・・・と言いたいですが、そういえばランチアって4気筒でしたよね?^^;

 という訳で、さんちゃん?様本人から、ランチアの代わりに紹介して欲しいとお願いされたのが、3気筒の伝説のスポーツミニ!フロンテクーペです!




 今回は、当方試乗経験のない車種ばかりでしたので、拾い画で紹介させていただきました。^^;

 アマチュアでも操縦して楽しめるクルマと言えば、やはりフロンテクーペですよね。^^

 これに搭載されている直列3気筒360ccの2サイクルは高回転型エンジンの典型でしたが、後の排気ガス規制の影響で550cc規格に変更されると、今度は低中速トルクが太った550ccの2サイクルエンジンを、フロンテクーペ同様にRRレイアウトに搭載したのが、初代セルボでした・・・。

 当方、このセルボと同じエンジンを積んだジムニーには、SJ10・30共に所有したことがありました。

 2サイクル=バイクのイメージからして、トルク型エンジンを想像しにくいところでしょうが、純粋なジムニーマニアは口を揃えて4サイクルターボよりもトルクフルで、クロカンでは乗りやすいと言われるのも、何となく判る気がしますね。^^

 二度と、あの頃には戻れないけれど、今からを大切にすれば、文化遺産を次世代に受け継ぐことは可能なはず・・・、そんな前向きな姿勢で、クルマを大切にしたいものですね。^^





 次回、第16回わたしの五選のテーマは、まだ決めてません。

 一つ案として、低燃費車というのを考えてたのですが、理詰めになりすぎても面白くないかな?とも思ったりしてます。



 そういえば、11月と言えば、ホンダから「Nワン」が、いよいよ発売開始されますよね?

 それに因んで、レクリエーションカーの五選・・・というのはちょっと難しいので、ホンダ車五選で行こうかな?とも考えてるのですが、いかがでしょうか?
Posted at 2012/10/09 21:39:41 | コメント(3) | トラックバック(0) | わたしの五選 | クルマ
2012年10月09日 イイね!

五選の途中経過

 今日の4ドア五選
      (7)
10・710・810・910・810・8

 今日の4ドア圏外

10・7

 今日の2ドア五選
      (3)
10・810・810・910・810・8
Posted at 2012/10/09 20:55:28 | コメント(0) | トラックバック(0) | 選抜 | クルマ

プロフィール

「メルセデスやBMWと比較するのはやめましょう──レクサス新型ESを考える
https://carview.yahoo.co.jp/news/market/20190123-10378107-carview/

これね、次期GSが計画されてない、というのが謎の答えだと思うんだけど。」
何シテル?   01/23 21:07
モータージャーナリスト 町山絢香です。よろしくお願いします。
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2015/12/09 06:32:24
【 ムフロンの五選 ・ 厳選6号車 ・ 2合目 】積んで積んで走って走れ!  
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2015/06/21 21:45:37
五選の途中経過 ~ ドライビングプレジャーを求めて、MTロードスターvsAGSアルト♪ ~ 
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