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ポルシェとスバルのミニバンで、一見関連がなさそうに見えますが、実はこの2車、いずれも水平対抗エンジンを搭載しているのです。^^
よって、4発と6発の違いことあれ、無謀にも2車を対決させようという企画です。^^;
ポルシェ ボクスターS 3.4 ルクソールベージュ内装 ウィンドディフレクター 電動ミラー PASM スポーツクロノP 20インチカレラSアルミ カラークレストホイールセンターキャップ タイヤ圧モニタリングシステム シートヒーター シートベンチレーション オートAC フロアマット 電動スポーツシート スポーツデザインステアリング 7速PDK MR (990.5) 4.41(1390kg/315馬力)



コードナンバーが987から981になってFMCされた3代目ボクスターですが、911とはモジュール設計で911がRRレイアウトでリアサスがマルチリンクであるのに対し、ボクスター・ケイマンは前後ストラットという簡略さで、エンジンも排気量が落とされて意図的にスケールダウンされているのは相変わらずで・・・と思ってた矢先に、特選外車情報誌にて「Tスー研」最終回にて新型ボクスターを扱ってた際に、何とドアパネルが初めて専用設計されて、ようやくミッドシップカーらしいスタイリングになった、とのことで、今度のボクスターは違うぞ?という期待が・・・。
Tスー研のボクスターはSの6速MTだったけど、今回はSの7速PDK。
正直、ポルシェの走りを堪能したいだけなのに、何でこんなにオプションがテンコ盛りで価格高騰するの?と思ったのですが、いざ走り出せばさすがポルシェ。
Z34とは比較にならないくらいにエンジンレスポンスが鋭くて高回転までスムーズに、そして加速の伸びがあって、スポーツカーのエンジンとしては雲泥の差でした。
そして、ドライビングスキルがそこそこならば、911のパワーで持て余すくらいなら、ボクスターのパワーで・・・と思うのだけれども、これでもかなりのハイパワーでモンスター級。
911よりかは等身大の・・・とは言えるけれども、それでもクルマがまだ大きくて重く感じてしまうんですね。というのが、86・BRZのパワー・サイズでも、そうそう完全に操れるドライバーはそう多くないと思うから。
それにポルシェのエンジン、スポーツカーエンジン共通の宿命なのでしょうが、高回転型を求めれば低速域でのトルクは細くなり、今回のボクスターSでは、基本骨格が911と共用しながら排気量が小さくなっていることから、尚更エンジンは回るけど、ボディを引っ張る力は弱いという傾向でした・・・。
効率重視で言えば、もはや高回転型6発を搭載するくらいなら、直噴低圧ターボの2L4発などの方がより適しているのかもしれないでしょうが、あくまでもスポーツカーのエンジンを堪能するならば・・・ということでしょうね。^^
今回のボクスターは右Hでペダルレイアウトが左寄りで不自然ながら、基本的な動質の良さでペダル位置の違和感が然程気にならなかったのはさすがで、人とクルマとが会話するスポーツカーとしての資質が非常に高いだけに、セレブ向け商売でツルシ状態で買いにくい新車販売現状はどうにかならないものか?
そろそろ、ボクスターよりも小型軽量なスポーツカーを、真剣に作ってみないか?
トヨタが立ち上げたエリア86のような企画を、ポルシェが本気出したら凄いことになると思うのですが、いかがでしょうか?
スバル エクシーガ 2.5i スペックB アイサイト STiフロントアンダースポイラー サイドアンダースポイラー リアバンパースカート アルパインHDDナビ 6速CVT AWD (320.9) 9.25(1600kg/173馬力)



そして、名門ポルシェに対抗するのは、スバルが誇る走りのミニバン、エクシーガ!
この度、先代レガシィのコンポーネンツを使ったようなスペックB名乗る仕様が追加され、装着されたホイールもレガシィスペックB譲りなものです。(笑)
車高が若干下がって、黒塗りのインチアップホイールを穿いた出で立ちを見て、一見どこかの改造車に見えなくもないですが、これがまた、見かけに寄らず家族思いな1台だったりするのです。^^;
というのが、ビルシュタイン製ショックが入って、ノーマルモデル比コーナリングスピードが確実に上がっているにも関わらず、街乗り領域で荒れた路面を通過してもしなやかに動く足で、これなら同乗した家族からクレームが来ることはまずない、と確信できるものです。
組み合わされるエンジンも、今年から導入されたFB25型で低速域から太いトルクを発生し、高回転域での伸びは割り切った特性ではあるのですが、リニアトロニックと呼ばれるCVTがまた賢い変速制御で、街乗りで流す分にはパドルシフトを使わなくても成り立つ動質で、ここ一番で加速・減速したい時には即反応する変速制御もまた絶妙です。
それで、今回無謀にもボクスターと比較しているのだけれども、絶対的なスピードではエクシーガに勝ち目はないものの、街乗りを中心により爽快に走って、走りが楽しいのはどっち?と言われたら、迷わず今回はエクシーガ!と言えるのです。
いえいえ、何も貧乏人の僻みで言ってるんじゃないです!
このエクシーガと比べると、ボクスターはトルク感薄くてボディの大きさ・重さが気になって、重厚長大なんです。
排気量も3.4Lと2.5Lとの差はあれど、シリンダー数が減って1気筒当り排気量が大きくなった分の、低速域でのパンチ力があって、それは3列ミニバンのボディ形状であっても、エクシーガに優位になった、という結果なのです。
そう思うと、エクシーガ。凄くないですか?
ただ、唯一残念だったのが、インチアップの弊害と思われますが、ステアリングを切った後の戻りが悪くなって、手で戻す傾向が若干あったこと。
ここだけ、ノーマルからバランスが崩れた部分かな?と思いました。
よって、今回は思い切り胸を張って、
エクシーガ支持です!
Posted at 2012/10/20 15:49:20 | |
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対決! | クルマ