第17回わたしの五選に、後編までお付き合い頂き、誠にありがとうございました。
ようやく無事に、ベストカーを発表する運びとなりました。
【第1位】 20点 トヨタ 86 (高5+A5+さ5+ひ4+町1)
(画像) トヨタ 86 2.0 G 6速AT FR (248.0) 6.15(1230kg/200馬力)



正直なところ、賛否両論はっきりと分かれました。
その中でも、2次選考で5点を投じた方が3名いらっしゃることから、待ちに待った日本製新型FRスポーツカーがデビューしたことの喜びが非常に大きかったことを物語っています。
トヨタ86は、決して絶対スピードを追求したスポーツカーではなく、あくまでもFRの面白さを最優先にして設計されたのですが、それでもスピードを軸としたメディアやユーザーの嗜好に配慮せざるを得なかったところは否めませんでした・・・。
今後、86をどう育てていくのか?来年こそが正念場だと思います。
【第2位】 17点 BMW 3シリーズ (町5+A4+O3+ひ3+高2)
(画像) BMW 320dブルーパフォーマンス 2.0DT Mスポーツ 8速AT FR (514.0) 8.42(1550kg/184馬力)



旧型から大型化したことを懸念する声も根強いですが、ようやくBMWジャパンが最新ディーゼルを日本に積極的に導入するようになったことは、非常に大きかったと思います。
一方で、6気筒エンジン等のマルチシリンダーエンジンがハイブリッド以外でラインナップから消滅したことで、これまでの官能的なエンジンフィールが味わえなくなったことを惜しむ声もありました。
ダウンサイジングという、新たな時代を迎えたが故の運命なのでしょうが、来年以降で新たな答えが出ることに期待したいです。
【第3位】 14点 マツダ CX-5 (O4+高3+A3+さ3+ひ1)
(画像) マツダ CX-5 20S ディスチャージパッケージ セイフティパッケージ 6速AT FF (235.9) 9.29(1440kg/155馬力)



5点を投じた方がいらっしゃらない割には、比較的高得点を記録しました。
故に、熱狂的に好きになるケースは少ないけれど、現実的な選択肢として残る可能性が非常に多いいという意味で、地味にさり気なく愛される実用車のような支持ぶりでした。
【第4位】 13点 スバル BRZ (ひ5+高4+さ4)
(画像) スバル BRZ 2.0 S 6速AT (287.2)



86に負けない熱狂ぶりでした。
86とどっち?となった場合、FRやドリフトよりもスバルであることにシンパを感じる方は、圧倒的に86よりもBRZを支持する傾向にあるようです。
滅多に作らない、スバルの2ドアクーペというのも、ある意味魅力的に映ったのでしょう・・・。
【第5位】 11点 VW アップ (町4+ひ2+A2+さ2+高1)
(画像) VW アップ 1.0 4ドア ハイアップ! 5速ASG FF (183.0) 12.27(920kg/75馬力)



地味な実用車だけど、地味に支持を拡大していったような、そんな感じでした。
チープじゃない、ベーシックカーの有り方について、ドイツ車勢から相変わらず見せ付けられているような、そんな印象でした。
ASGが、おばちゃん筋には受けが悪く、結果アップのイベントでポロが売れるようになったのですけどね。^^
【第6位】 9点 日産 シーマ (ふ5+町3+A1)
(画像) 日産 シーマ 3.5M ハイブリッド 7速AT FR (735) 5.68(1930kg/340馬力)



今回の2次選考では、シーマしか選考できなかったふもさんには、恐縮する思いでした・・・。
それでも支持を確実に伸ばして、何とか最下位は免れた形にはなりました。
シーマというブランドが復活したことが祝福され、また走りの質感・楽しさをも兼ね持ったクルマで、後席御用達にだけに独占するには勿体無いほどであることも確かです。
【第7位】 8点 スバル XV (O5+町2+さ1)
(画像) スバル XV 2.0i-L アイサイト 6速CVT AWD (246.8) 9.27(1390kg/150馬力)



結果的に最下位にはなりましたが、それでも5点で推される方もいらっしゃる程で、その完成度は決して侮れるものではなかったです。
乗用車4駆としての、最も長いキャリアを持つスバルだからこそ出来た、平凡なCセグメントカーなんだけど、ドライバーが安心して乗れるように設計されているところは、今も愚直で骨太なメーカーであることの証で、それが雪道ドライバーから多大な信頼を得る結果に繋がったのでは?と思うのです。
今回のベストカーオブザイヤーは、割れに割れた激戦となりましたが、いかがでしたでしょうか?
一貫して衝撃的だったのが、ふもふもさくやさんから86・BRZの操縦性にダメだしが出た一方、シーマやGSを支持する表明をされたことから、クルマを愛する者同士と言えど、スポーツカーを好むばかりであるとは限らず、むしろ全長の長い4ドアでゆっくりとした動きにこそ、人馬一体感を感じる。
そんな価値観で貫かれたふもふもさくやさんに、改めて敬意を表し、後編でも「となりの五選」で紹介したいと思います。
Posted at 2012/12/08 21:09:56 | |
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