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モータージャーナリスト 町山絢香のブログ一覧

2012年12月08日 イイね!

第17回 わたしの五選 ~ 後編 ・ ベストカーオブザイヤー2012 ~ 結果発表!

 第17回わたしの五選に、後編までお付き合い頂き、誠にありがとうございました。

 ようやく無事に、ベストカーを発表する運びとなりました。


【第1位】 20点 トヨタ 86 (高5+A5+さ5+ひ4+町1)
(画像) トヨタ 86 2.0 G 6速AT FR (248.0) 6.15(1230kg/200馬力)


 正直なところ、賛否両論はっきりと分かれました。

 その中でも、2次選考で5点を投じた方が3名いらっしゃることから、待ちに待った日本製新型FRスポーツカーがデビューしたことの喜びが非常に大きかったことを物語っています。

 トヨタ86は、決して絶対スピードを追求したスポーツカーではなく、あくまでもFRの面白さを最優先にして設計されたのですが、それでもスピードを軸としたメディアやユーザーの嗜好に配慮せざるを得なかったところは否めませんでした・・・。

 今後、86をどう育てていくのか?来年こそが正念場だと思います。


【第2位】 17点 BMW 3シリーズ (町5+A4+O3+ひ3+高2)
(画像) BMW 320dブルーパフォーマンス 2.0DT Mスポーツ 8速AT FR (514.0) 8.42(1550kg/184馬力)


 旧型から大型化したことを懸念する声も根強いですが、ようやくBMWジャパンが最新ディーゼルを日本に積極的に導入するようになったことは、非常に大きかったと思います。

 一方で、6気筒エンジン等のマルチシリンダーエンジンがハイブリッド以外でラインナップから消滅したことで、これまでの官能的なエンジンフィールが味わえなくなったことを惜しむ声もありました。

 ダウンサイジングという、新たな時代を迎えたが故の運命なのでしょうが、来年以降で新たな答えが出ることに期待したいです。


【第3位】 14点 マツダ CX-5 (O4+高3+A3+さ3+ひ1)
(画像) マツダ CX-5 20S ディスチャージパッケージ セイフティパッケージ 6速AT FF (235.9) 9.29(1440kg/155馬力)


 5点を投じた方がいらっしゃらない割には、比較的高得点を記録しました。

 故に、熱狂的に好きになるケースは少ないけれど、現実的な選択肢として残る可能性が非常に多いいという意味で、地味にさり気なく愛される実用車のような支持ぶりでした。


【第4位】 13点 スバル BRZ (ひ5+高4+さ4)
(画像) スバル BRZ 2.0 S 6速AT (287.2)


 86に負けない熱狂ぶりでした。

 86とどっち?となった場合、FRやドリフトよりもスバルであることにシンパを感じる方は、圧倒的に86よりもBRZを支持する傾向にあるようです。

 滅多に作らない、スバルの2ドアクーペというのも、ある意味魅力的に映ったのでしょう・・・。




【第5位】 11点 VW アップ (町4+ひ2+A2+さ2+高1)
(画像) VW アップ 1.0 4ドア ハイアップ! 5速ASG FF (183.0) 12.27(920kg/75馬力)

 地味な実用車だけど、地味に支持を拡大していったような、そんな感じでした。

 チープじゃない、ベーシックカーの有り方について、ドイツ車勢から相変わらず見せ付けられているような、そんな印象でした。

 ASGが、おばちゃん筋には受けが悪く、結果アップのイベントでポロが売れるようになったのですけどね。^^


【第6位】  9点 日産 シーマ (ふ5+町3+A1)
(画像) 日産 シーマ 3.5M ハイブリッド 7速AT FR (735) 5.68(1930kg/340馬力)


 今回の2次選考では、シーマしか選考できなかったふもさんには、恐縮する思いでした・・・。

 それでも支持を確実に伸ばして、何とか最下位は免れた形にはなりました。

 シーマというブランドが復活したことが祝福され、また走りの質感・楽しさをも兼ね持ったクルマで、後席御用達にだけに独占するには勿体無いほどであることも確かです。



【第7位】  8点 スバル XV (O5+町2+さ1)
(画像) スバル XV 2.0i-L アイサイト 6速CVT AWD (246.8) 9.27(1390kg/150馬力)


 結果的に最下位にはなりましたが、それでも5点で推される方もいらっしゃる程で、その完成度は決して侮れるものではなかったです。

 乗用車4駆としての、最も長いキャリアを持つスバルだからこそ出来た、平凡なCセグメントカーなんだけど、ドライバーが安心して乗れるように設計されているところは、今も愚直で骨太なメーカーであることの証で、それが雪道ドライバーから多大な信頼を得る結果に繋がったのでは?と思うのです。



 今回のベストカーオブザイヤーは、割れに割れた激戦となりましたが、いかがでしたでしょうか?

 一貫して衝撃的だったのが、ふもふもさくやさんから86・BRZの操縦性にダメだしが出た一方、シーマやGSを支持する表明をされたことから、クルマを愛する者同士と言えど、スポーツカーを好むばかりであるとは限らず、むしろ全長の長い4ドアでゆっくりとした動きにこそ、人馬一体感を感じる。

 そんな価値観で貫かれたふもふもさくやさんに、改めて敬意を表し、後編でも「となりの五選」で紹介したいと思います。
Posted at 2012/12/08 21:09:56 | コメント(0) | トラックバック(0) | わたしの五選 | クルマ
2012年12月08日 イイね!

【FF五選・創刊号】 充足の実用車。

’87 スバル レックス 5ドア 0.55 SG 2速AT FF (39.8) 18.67(560kg/30馬力)


 足るを知る・・・。

 この言葉をクルマの形にしたかのような、そんなシンプルだけどエアコン・オートマは付いてて、最低限の快適装備は付いているという、昭和末期の軽四の典型であるレックスです。

 今回紹介するレックスは3代目で、FFになってからは2世代目になるのですが、前モデルと大きく変わったのは、パッケージングがスペース効率重視で室内の広さが劇的に増したことと、オートクラッチのセミオートマだったのを、スズキ製かどこかのを積んで2速フルオートマチックになったこと、そして5速MT仕様のエンジンが3バルブになって若干だけどパワーアップしたことなどです。

 今の時代からすると、パワステないしパワーウィンドーも集中ドアロックも付いてないシンプルそのものですが、これでも当時は最高額グレードで、新車当時ではラジアルタイヤやフロントディスクブレーキ・シガーライター・トリップメーターが付いた豪華?仕様だったのです。

 しかも、この物件エアコン付きで一通りの修理が施されてバッチリ効くようになっているのです。


 確かに、今の基準からするとボディ剛性は無きに等しく、安全装備も後席は2点式シートベルトに留まり、リアヘッドレストも未装着で貧弱そのものですが、これが乗ってて我慢してる感覚じゃないんです。

 と言うのも、ボディ剛性が無きに等しいと言えども、車重560kgの超軽量ボディで30馬力しかないエンジンなので、タイヤかた伝わる入力が極限に少なく、結果スペックの割には軽快な走りをするのです・・・。

 パワステなしのステアリングも、重さを実感するのは駐車場などでの据え切りの時のみで、一定のスピードが出た領域になると、パワステの必要性を感じないどころか、パワステなしだからこそ伝わるステアリングインフォメーションの高さを実感できるのです。

 と言っても、2速ATとの組み合わせなので、勾配のきつい坂道での失速は免れないでしょうが、当時は軽四で自動変速で横着が出来るだけでも、相当に有り難い時代だったのです。

 万が一、五体満足で走りと低燃費を求めるなら、素直に3ペダルMTにして・・・という状況でした。

 それが今や、MT車探すのに困難で、多数のMT難民を生み出す結果となっているのですが・・・。


 そんな足るを知るレックスですが、唯一にして最大の弱点と言えば、運転環境がストレッチポジションを前提とした設計であることがミエミエで、ステアリングコラムが低くてシートバックが上体を反らせた形状で、必ずしも実用車として理想的だったとは言い難いことです。


 とはいえ、ほんのじ10数年前なら代車として使われて、車検切れて不具合箇所が増えるとスクラップいなることが多かっただけに、こうしてワンオーナーで状態良く現存しているだけでも、相当な価値がある、と思うのですが、その価値に気づくのは、相当にカーライフの経験を積んだ中年以降のエンスーに限られるケースが多く、結果中古車市場に反映しにくいということ、よって旧車としての価値が付きにくい、ということです。

 なので、非エンスーな人からすると、何でこんな古くてダサい軽四に?と思うところでしょうが、これがエンスーだけが知っている、今時のエコカーが失ったプリミティブな実用車の美しさなのです・・・。
Posted at 2012/12/08 17:37:53 | コメント(1) | トラックバック(0) | スバル | クルマ
2012年12月08日 イイね!

第17回 わたしの五選 ~ 後編 ・ ベストカーオブザイヤー ~ 2次選考開始のお知らせ。

 引き続き、第17回わたしの五選~後編・ベストカーオブザイヤー~にお付き合いいただき、ありがとうございます。

 1次選考の結果、参加人数7名×5点=35点の過半数18点を満たした車種がなかったため、2次選考に入ります。

 今回は、上位7台から5台の選出になります。

 2次選考の対象となった7台は、次の通りです。

 尚、参加者の頭文字を取って、投票した点数を表示しています。


【2次選考対象車】

1位  11点 マツダ CX-5 (高4+さ4+O3)

2位  10点 トヨタ 86 (高5+A5+ひ4-4)

3位   9点 BMW 3シリーズ (町5+A4+高2+O1-3)

4位   9点 VW アップ (町3+ひ3+さ3)

5位   5点 スバル BRZ (ひ5+さ5-5)

6位   5点 スバル XV (O5+さ1-1)

7位   5点 日産 シーマ (ふ5)


 以上が対象車です。

 尚、今回の2次選考でノミネートされた車種の中に、ワーストカーとして選出した車種が3つ以上あって、2次選考で5台選びにくい場合は、上位だけ選考して棄権することも可能です。


【その他、ランキング】 (ワーストカーから点数を稼いで上位に繰り上がった車種あり。)

 8位   4点 いすゞ コモ (町4)

 9位   4点 スバル フォレスター (O4)

10位   4点 マツダ アテンザ (O2+ひ2)

11位   4点 三菱 プラウディア/ディグニティ (町2+A2)

12位   3点 クライスラー イプシロン (A3)

13位   3点 アルファロメオ ジュリエッタ (高3)

14位   2点 ダイハツ アルティス (ふ2)

15位   2点 日産 NT450アトラス (ひ1+A1)

16位   1点 レンジローバー イヴォーグ (さ2-1)

17位   1点 マツダ フレアワゴン (町1)

18位   1点 三菱 アウトランダー (高1)

19位   0点 レクサス GS (ふ4-4)

20位  -1点 トヨタ カローラアクシオ/フィールダー (ふ3-4)

21位  -1点 VW CC

22位  -2点 トヨタ ピクシスエポック

23位  -2点 メルセデスベンツ Bクラス

24位  -2点 メルセデスベンツ CLSクラス・シューティングブレーク

25位  -3点 BMW 6シリーズグランクーペ (ふ1-4)

26位  -3点 日産 NV350キャラバン

27位  -4点 日産 ノート

28位  -4点 トヨタ オーリス

29位  -4点 プジョー 208

30位  -5点 ホンダ Nワン

31位  -7点 三菱 ミラージュ

32位  -8点 ホンダ Nボックス

33位 -11点 ジープ コンパス

34位 -12点 日産 ラティオ

35位 -14点 スバル サンバー

 以上です。



 因みに、当方の2次選考は、次の通りに投票します。

1位 BMW 3シリーズ

2位 VW アップ

3位 日産 シーマ

4位 スバル XV

5位 トヨタ 86
 
Posted at 2012/12/08 15:06:20 | コメント(6) | トラックバック(0) | わたしの五選 | クルマ
2012年12月08日 イイね!

【100万人のクルマ選び】MINIとアストンマーティン シグネットを比較 洒落が利いているのはどっちだ!?

金持ちは小型車も持つ。金持ちであることを見破られたくない時もあるからだ。
でも普通の小型車では我慢できない金持ちもいる。
そんな彼らにロールズ(グッドウッドとはロールズ・ロイスの工場を指す)と
アストンが用意する小型車がこの2モデル。洒落の利き具合を見比べた。
ミニ MINI
インスパイアード バイ グッドウッド_RHD(AT_1.6)
10点

アストンマーティン シグネット
シグネット_LHD(CVT_1.3)
1点

 ロールスロイスのクラフトマンシップを持ったグッドウッドが手がけたミニは試乗済み。

 極力仰々しく見せない工夫が随所にあり、ターボなのにパワーバルジを廃止して、パドルシフトも廃止し、非常に肌触りの良い革シートで、正に究極の小型高級車でした。

 実際の乗り味で、高いボディ・サスペンションの剛性で安心感あるもので、信頼に足るどころか、JCWと同様に推奨できるミニとして、一目置いているくらいです。



 対して、シグネット。こちらは現物を確認していないのですが、少なくともiQの印象からすると、CVTの制御は緩慢でシート骨格その他コストダウンした形跡が多く、これをアストンブランドで・・・となると、相当に手直しする必要性があるように思うのですが、いかがでしょう?

 パワートレインはトヨタと共通と聞いているだけに、懸念されるところです・・・。;;

この文章は100万人のクルマ選びについて書かれています
Posted at 2012/12/08 12:26:58 | コメント(1) | トラックバック(0) | 100万人のクルマ選び | クルマ

プロフィール

「メルセデスやBMWと比較するのはやめましょう──レクサス新型ESを考える
https://carview.yahoo.co.jp/news/market/20190123-10378107-carview/

これね、次期GSが計画されてない、というのが謎の答えだと思うんだけど。」
何シテル?   01/23 21:07
モータージャーナリスト 町山絢香です。よろしくお願いします。
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