第5回 わたしの五選 カーオブザイヤー 投票結果
10点 日産 リーフ
10点 三菱 ミニキャブMiEV
9点 ルノー ウインド
6点 トヨタ カムリ
4点 スズキ スイフト・スポーツ
3点 マツダ デミオ・スカイアクティブ
3点 BMW X1 ツインパワー
2点 トヨタ アベンシス
2点 トヨタ ダイナ
1点 シトロエン DS4
わたしの五選流、カーオブザイヤーの投票結果は上記のようになり、トップが10点で2車の電気自動車が並ぶ結果になりましたが…。
唯一、ご参加いただいた高山の(秋)山さんに感謝申し上げる意味で、
今年2011年のカーオブザイヤーは、
日産 リーフ
に決定です!
そして、
特別賞に同じく電気自動車の
三菱 ミニキャブMiEVに。
インポートカーオブザイヤーに、
ルノー ウインドが受賞することで締めたいと思います。
思えば、日産リーフの試乗記は、今年4月15日に掲載しており、折りしも同じ電気自動車の三菱i-MiEVとの対決となっておりました。
今にして思えば、こうした結果になることを、予め予感していたかのようです。
改めて、下記に当時のインプレを無修正で掲載し、当時を振り返ってみるもいいか、と思っております。
次回第6回わたしの五選のタイトルは既に決めておりまして、今度は多くの方々が参加しやすいテーマとして、新成人に贈る「青春の五選!」でお送りしたいと思います。
今のところ、来年の1月9日の成人式の日で考えており、選ぶクルマの世代は問わないものとします。
では、リーフの試乗記の始まり、始まり。^^
三菱 i-MIEV(398)(勝ち点4) vs 日産 リーフ X(376.4)



今年3月11日に襲った東日本大震災、それに伴って発生し今も収束の目処が立たない福島原発事故をきっかけに、日本のエネルギー政策の変換が求められるようになり、これまでの原子力発電推進から、自然エネルギーを軸とした電力供給へと変貌することで、初めて電気自動車=ゼロエミッション・ヴィークルの図式が成り立つ可能性が出てくる、というものです。
これまでの内燃機関が、いかにコストの高い石油に依存していたことか・・・。
燃料のみに留まらず、エンジンを潤滑させるためのエンジンオイルやら、エンジンを冷やすためのクーラント液やらが必要で、内燃機関を整備する人たちは、泥だらけ油だらけになっていたものです。
これが電気自動車となると油や水の使用料は激減し、単純に排気ガスを出さないだけでない、色々な人間環境の改善に繋がる、大きな可能性に満ちた乗り物として、今から大いに期待しているところです。
そして、三菱に引き続き日産も電気自動車を市販化させ、こちらはガソリン車をラインナップに持たない、電気自動車専用車となっております。
見た目である程度は判断できましたが、シャーシ基本コンポーネンツはティーダのものを流用し、三菱のiーMIEVが軽自動車ベースであるのに対し、リーフはティーダの全幅を広げて3ナンバーボディとなっており、サイズ的にクラスの違いを見せつけているのは確かです。
ただ純粋にパッケージングや運転環境をチェックしてみると、3ナンバーボディのCセグメントカーとしては情けない部分があり、ステアリングにテレスコピック機能が付かなかったり、シートリフターが座面後端のみ調整するタイプで、内容的には100万円台のコンパクトカー並でしかなかったりするのです。
そもそもiは、メルセデスと提携を結んでた頃の名残で、スマート・フォートゥーのRRレイアウトをベースに4ドア4人乗りに発展させたパッケージングでしたが、リーフのベースとなったのはFFのティーダ。
そこに先進的なイメージを打ち出すためのスタイリングがなされたことで緩慢なパッケージングとなり、航続距離でiーMIEVと大差ないとなると、車格の大きさが生かしにくいという弱点が露になってしまっています。
更に運転環境で言うと、未来的なイメージを打ち出したが故に、操作性が犠牲になってしまった変速系の操作類で、賛否両論あるメルセデスのダイレクトセレクトやジャガーのダイヤル式以上に使いにくいものに、わたしとしては感じ取れました。
今回の対決では、三菱のiーMIEVの勝ちで勝ち点6をゲットしましたが、両車共通していたのは発進時のトルクがガソリン車以上に太いことと、アクセルを抜くと回生ブレーキが働いてスピードコントロールしやすいパワートレインに仕上がっていることと、回生ブレーキが働くと同時に充電されるということ。
そして家庭で充電するには、専用の機械を電気工事で自宅に取り付けてもらう必要はあるものの、その工事費用をペイできるだけ電気代がガソリン代に比べて格段に安い、ということです。(電気代はガソリン代の約20分の1だとか・・・。)
近い将来、世界最速のスポーツカーが電気自動車になる可能性は、これから徐々に高まっていくと確信しております。
今回の対決では敗戦したものの、電気自動車の可能性は無限大。
そんな思いで、今年末のカービューオブザイヤー国産車部門への投票候補として、リーフを挙げておきたいと思います。
ひょっとすると、このリーフを破るのは、年内に試乗が間にあえば、ミニキャブMIEVではないか、と思いますが…。
Posted at 2011/12/31 18:49:35 | |
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