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モータージャーナリスト 町山絢香のブログ一覧

2011年12月25日 イイね!

私のカービュー・イヤー・カー2011

カービュー・イヤー・カーに投票しました。
私が選んだ車はこちらです。
国産車部門:スバル / インプレッサ(G4/スポーツ)
選んだ理由:
 トヨタ傘下に入りコストダウンへの要求が厳しくなる中、スバルらしい走りを維持しながらも燃費と動力性能を両方向上させることに成功した新型インプレッサに、相変わらず強かな現場開発陣の意地を感じさせました。

 年次変更で1.6i-Sが追加されれば、脚もかなりしっかりしてコストパフォーマンスに優れた仕様になるので、今後に期待です。

輸入車部門:ルノー  / ウインド
選んだ理由:
 これは正に、風という名の柔らかなオープンスポーツで、日本車に例えればサイノスみたいな安直なスペシャルティークーペの類ですが、ここでもルノーの遊び上手な部分が発揮され、全高の低いクーペスタイルでありながら厚めのシート座面で、より高価な高級車顔負けのコンフォート性を持っています。

 そして、設計基準である左ハンドルMTのみで日本に導入したルノージャパンの粋な計らいに天晴れです!

エコ賞部門:フィアット / フィアット500ツインエア
選んだ理由:
 古くて新しいクルマ、という表現が最も相応しいです。

 従来のいいクルマ基準では音振で大きく見劣りするのですが、まるで360時代の軽自動車を21世紀の技術を投入して作ったかのような、そんな妙な仕上がりを感じさせるものです。

 そうなれば、右ハンドルによるペダルの歪さもシングルクラッチMTの癖も、清濁併せ呑んで愛情を注ぐことで、愛車と恋愛にも繋がるのです。^^

Posted at 2011/12/25 20:37:13 | コメント(0) | トラックバック(0) | ブログ企画用
2011年12月25日 イイね!

【竹の五選・第5号】 ベルちゃん、赤いきつねと・・・。

 トヨタ ベルタ 1.3G FF CVT (161)


 トヨタ最小、プチトヨタのセダンです^^

 初代ヴィッツをベースに、トランクだけ取ってつけたような「環境プラッツ」は、不恰好ながらコンパクトで実用的なセダンで、それはそれで頑固一徹な魅力に満ちていましたが、2代目ヴィッツをベースに作ったセダンであるベルタは、全長を伸ばして全高を抑えた中庸なセダンへと変貌し、プラッツよりかは日本人に馴染みやすかったものの、今やセダンが売れない時代で、高齢者ユーザーか法人が主な顧客という現状です。

 では、ベルタはいいクルマとしてお薦めできるかといえば微妙なところで、先代ヴィッツにあった車両感覚の掴みにくさ・ABCペダルが左寄りになっていること・センターメーターで視認性が良くないことなどが引き継がれており、皮肉にも運転が上手い人には選ばれず、失礼ながら運転が下手そうな人に選ばれるケースが多い、という結果になってます。

 来年2012年でベルタは生産終了の見込みで、それ言うのも次期カローラがデビューすることになっており、国内ユーザーに配慮して5ナンバーサイズを堅持するためにも、基本コンポーネンツを現行ヴィッツと共用することとなっており、カローラがダウンサイジングされることで、現行ベルタとバッティングする可能性が非常に高いためです。

 確かにセダンの良さもあり、ボディ剛性の面でハッチバックよりも有利で、重心でもミニバンよりかは遥かに低く、大人4人が乗れる居住空間があることから、そのポテンシャルの高さはあるのですが、ベルタの場合、上記の弱点に加えCVTの変速制御の粗さも目に付き、その部分ではスズキ勢には大きく見劣るするところです。

 電動PSの感触にざらつきはあるものの、操舵力はそれなりにあるもので可もなく不可もなくでしたが、ハンドリング面以外で見どころは、最高額グレードのGだったが故に、運転席のみながらシートヒーターが装着されることで、クルマでスポーツするよりも安楽さを優先するご高齢の方には重宝するアイテムで、これだけのために最高額グレードを選ぶ価値はあると思いました。

 若手だったら、シートヒーターは必要ないかと思いますので、シンプルな魅力を求めてXのビジネスパッケージで低グレードフェチを極めてみるのもありか、と思います。

 その際、普通に遅い1.3Lか笑っちゃうほど遅い1Lかになりますが、どのみちCVTの味とかエンジンフィールとかは期待できそうにないので、1LでせめてCVTのBモード駆使で楽しむのもありかな、とも…。


 本当のことを言えば、このサイズでメーターが運転席に戻ったカローラこそが、本来の姿であると思うのですけどね。^^
Posted at 2011/12/25 19:14:35 | コメント(2) | トラックバック(0) | トヨタ | クルマ
2011年12月25日 イイね!

【松の五選・創刊号】 小〇一郎様御用達。

 今日の松の五選

12・2512・24


 トヨタ アルファード 350G FF 7人乗り 6速AT (406)


 日本の某国王がご自宅を出られる際に、お迎えに来ているのが大概アルファードで、テレビのニュースなどで外出される際に時々見かけ、今やストレッチリムジンのセダンからミニバンの時代へ、ここでも移行されてるな、と思わせる状況です。

 今回紹介するアルファードは、前回が2,4Lの直4だったのに対して、今回はV6の3.5Lモデル。

 エコカー減税ブームで、販売の主流から少し外れているけれども、最高出力は280馬力のトヨタミニバンのフラッグシップモデルです。

 その中でも最廉価なGになります。(それでもかなり豪華)

 MC前後で基本的な走りの特性は両車とも大きくは変わらないのですが、2.4Lと3.5L両車の違いとして大きいのは高速時の加速性であって、発進時の加速性には然程大きな差はなく、その意味で、3.5Lはハイウエーでこそ本領を発揮する仕様である、と言えます。

 とかく下品な外観で賛否両論になるアルファードですが、それでもヤング向けなヴェルファイアよりかは上品なデザインで、そこに公用車の如く黒塗りにすると、まるでクラウンがミニバンにでもなったかのような、そんな佇まいになるのだから、ちょっとしたディテールで大きく印象が変わるものだと、改めて思います。

 背高ミニバンであるにも関わらず、乗用車的な低く寝そべった姿勢を前提とした運転環境で人馬一体感とは程遠いのは相変わらずで、下手にアクセルを踏めば、それなりに鋭い加速をするものだから、他のクルマを運転する時以上に謙虚な気持ちでドライビングしたいものです。

 それでもハンドリングそのものに癖があるわけではなく、ハンドリングを理由に引き止めるほどでない、というところでした。ただ脚は船みたいで、タイトコーナーでアクセルを踏む場面だと相当加重変動が大きいことは明白でした。


 トヨタ クラウン 3000 ロイヤルサルーンG 6速AT (520)


 その意味では、普通にセダンしているクラウンは、いかに真っ当なクルマであるか、を実感させてくれました。

 パワートレインに関しては、ルーズなAT制御が目に付くところは真っ当とは言い難いものですが、少なくともアルファードのように重い鎧を被った印象は薄れ、車両感覚ではかなりつかみ易いものです。

 今やアスリートではなくなった3Lですが、少なくとも2.5Lよりかは発進時のもたつきは少なく、スポーツモードを使わなくても満足できるだけの発進加速性能は持ち合わせています。

 脚はやはり柔らかめで、少しでも積極的に走らせるなら言うまでもなくアスリートで、パワーを持て余す3.5Lより、あえて非力でもパワーが使いきりやすい2.5Lを勧めてみようかと、思うこの頃です。
 
 純粋にFRセダンが欲しい場合、果たして86の倍以上になるであろうプライスに見合った価値がどうかと言われると甚だ疑問で、それならば一般には受けが悪くても装備が厳選された(笑)スペシャルパッケージで安く買うのはどうかと…。(それでも86のカスタマイズベースよりかは遥かに豪華^^)
Posted at 2011/12/25 18:47:04 | コメント(1) | トラックバック(0) | トヨタ RWD | クルマ
2011年12月24日 イイね!

【竹の五選・第4号】 理想のタントへ!

 ホンダ Nボックス G・Lパッケージ FF CVT (134)


 前回、Nボックスのカスタムに試乗して、後席環境の不味さとCVTの不味さで大きくがっかりし、酷評になってしまいましたが、今回はノーマル仕様に乗ったことで、その印象はかなり好転してきました。

 確かに、後ろで固定された後席で追突時の安全性に疑問が残るのは変わらないのですが、前回のカスタムG・Lパッケージの14インチからインチダウンされて13インチに、そして装備類の違いで30kgの軽量化で、走りはかなり軽やかなものへとなっておりました。

 また、内装色がベージュで見た目軽い印象だったことも、体感する走りの軽さにも貢献していたようです。

 先日ソリオに乗って、改めて背の高いクルマの着座位置が低いことへのストレスを実感したのですが、Nボックスの乗ると、背の高いクルマで着座位置が高いことがどんなに素晴らしいことか、としみじみ思うわけです。

 今ではエコカー減税対策でカタログ燃費数値を上げる必要があってCVTにしているのでしょうが、本当のところを言えば、ライフやゼストの4速ATの方がまだ加速性に優れているのでは…と思うほどの動力性能ではあるのです。

 それだけに、DレンジとLレンジしか持たないが故に、下り坂などでエンジンブレーキが必要な場面でギクシャクしがちなところが見受けられました。


 でも、せめて後席がスライドして前方に移動できたら、既に理想のタントになっているのでは…と思わせるほどのポテンシャルは秘めているのです。
Posted at 2011/12/24 21:08:28 | コメント(0) | トラックバック(0) | ホンダ | クルマ
2011年12月24日 イイね!

【竹の五選・第3号】 デリカ・スターワゴン乗り換え難民救済策!

 今日の竹の五選
      (2)
12・2312・2412.2412・2212・22

 今日の圏外;;

12・24

 三菱 デリカ D:3 G(7人乗り) 4速AT (197.4)


 デリカバン・トラックの国内自社生産を終了し、同時にフルキャブワゴンのデリカ・スターワゴンの国内販売を終了したのは1999年11月のことで、商用モデルに関してはマツダ・ボンゴのOEM供給で長きに渡り販売されてきました。

 聞くところによると、この時のボンゴに搭載された排ガス規制対応のディーゼルターボが、触媒燃焼装置に関するトラブルが多かったらしく、取り扱っている三菱の販売現場でも極力ディーゼルを売らないように指示があったとか…。

 そんな事情から、相当本家マツダにクレームが殺到したのか、2010年にガソリンエンジンを一新するのを機会にディーゼルは生産終了し、三菱側はマツダとのOEM契約が切れると同時に日産と提携を結び、今年2011年には日産・NV200バネットをOEM供給することとなったのです。

 これまでのマツダ・ボンゴとの違いは、トラックや4駆の設定がない代わりに、5ナンバー登録の乗用車モデルが存在し、4ナンバーは「デリカバン」を名乗るも、5ナンバー乗用モデルは「デリカD:3」を名乗ることになりました。

 思えば今年2011年は、三菱車のOEM車としてデリカを名乗る車種が2つデビューしたことで愕然としたリピーター・ファンも多かったことかと思います。


 こうして5ナンバーデリカが久々に復活したわけで、これまで数々のトラブルを抱えながらもスターワゴンに乗り続け、3ナンバーサイズのオリジナルデリカのD:5が車庫に収まらない・又は車庫まで行き来する道が狭くて…といったリピーターにとっては、ある意味救世主となるD:3のデビューでもあった、という皮肉な事実もあったりします。

 多人数乗用車の場合、1台に乗せる人数が増えることから、ドライバーとしてはより多くの命を預かる責任が生じるものですが、そうした覚悟力に欠けたユーザーに便利そうなイメージで、コンパクト3列ミニバンを販売する今の現状は、安全上決して好ましいことではない、と考えるのです。

 その意味では、フリードやシエンタと大きく違うのは、運転席着座位置を高い位置に設定することで、車両感覚がつかみ易い運転環境に仕上げていること、そして、安易なシートアレンジを排して小柄ながらも人が座ることを優先したシート作りをしていることで、その意味ではシート本体のコシの強さではフリードやシエンタを圧倒するものです。

 エンジンは直4・1.6LのNAで、日産コンパクトカー勢と同類のエンジンに平凡な4速ATとが組み合わされるのですが、走りの資質は極平凡なもので、それは直噴化・低燃費化・CVTで発進時の加速が著しく鈍ったセレナを上回るもので、モノコックボディでかつて程骨太ではなくなったとはいえ、プロ仕様ならではの使い勝手に優れたパワートレインの持ち主です。(ハンドリングも、ティーダやノートを箱型ミニバンにしたようなもの、と思っていいでしょう。)

 と、自動車評論家的に見れば見どころあるD:3ですが、実際の販売現場では見に来られても実際に契約に結びつくことがほとんど少なく、客足がノアやセレナ・ステップワゴンに流れる傾向にあるようで、それも無理はない話だとも思うのです。

 というのも、人気ミニバン3車は徹底的に便利さを追い求めており、それを良しとするユーザーが多く育ってしまったため、スライドドア一つでも自力で確実にドアを閉める習慣がなくなり、電動スライドドアが付いて、半ドアでも自動的にロックするイージークローザーが付いた便利さに共鳴することがほとんどなのです。


 ご予算がたくさんあるならば、スライドドア付きでも出来ればVWシャラン辺りをお薦めしたいのは山々ですが、実際のところそこまでの予算はないけど、お子様が多いとかで多人数乗りが必要な、そんな切実なご家庭だってあるわけじゃないですか。

 今でも新車でスバル・ドミンゴが買えるならば、どんなに低所得家庭が救われるか…と思うことしばしばですが、現状で販売されている新車で選ぶとするならば、このNV200やデリカD:3って候補に挙げてもいいと思うのです。

 スライドドアを諦めて走りを重視されるならば、スバル・エクシーガ勧めたいですが、プレマシーやれフェスタとなると2列目と3列目で広さに差が出るので、お子様同士で喧嘩の種にならないか懸念されるところで…。

 という訳で、人気イマイチではありますが、低所得でも温まる家族愛のお供に、D:3を提案してみたいと思います。
Posted at 2011/12/24 21:03:24 | コメント(2) | トラックバック(0) | 三菱 | クルマ

プロフィール

「メルセデスやBMWと比較するのはやめましょう──レクサス新型ESを考える
https://carview.yahoo.co.jp/news/market/20190123-10378107-carview/

これね、次期GSが計画されてない、というのが謎の答えだと思うんだけど。」
何シテル?   01/23 21:07
モータージャーナリスト 町山絢香です。よろしくお願いします。
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「俺のカー・オブ・ザ・イヤー2015」 はどのクルマ!? 
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2015/12/09 06:32:24
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