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モータージャーナリスト 町山絢香のブログ一覧

2012年06月30日 イイね!

【100万人のクルマ選び】本当に実用的なのはどちら小型車ソリオか軽自動車パレットか?

ソリオに男性的な顔つきの新グレード、バンディットが追加された。
しかし顔つきがどうであれ、ソリオは経済的、実用的なマジメグルマだ。
同じスズキの売れ筋軽自動車パレットSWと比べてみた。
スズキ ソリオ
バンディット アイドリングストップ(CVT_1.2)
9点

スズキ パレットSW
XS アイドリングストップ(CVT_0.66)
2点

 いずれも仕様変更前での試乗経験ありです。

 街乗り限定で高速では使用せず、走行距離も短く、アクセルワークは燃費計測モードに限りなく近い方法でドライビングすれば、諸経費の安い軽自動車登録であるパレットに分があるでしょう。

 反対に、あくまでも人馬一体となって気持ちよく走ることを優先するならば、全幅・トレッド・エンジン排気量・トルク・パワーに余裕のあるソリオの圧勝です。

 最近低燃費をお求めの方が多いですが、クルマに乗る楽しさがあってのことでは?という疑問を持ち続けているところであり、あえてソリオを応援する形のレビューとなりました・・・。

この文章は100万人のクルマ選びについて書かれています
Posted at 2012/06/30 08:04:18 | コメント(2) | トラックバック(0) | 100万人のクルマ選び | クルマ
2012年06月29日 イイね!

【プレイバック試乗記・第46号】 【新車五選・第53号】 新旧MPV考。

 今日の五選

6・296・266・26


’95 マツダ アンフィニMPV 3.0 タイプR FR 4速AT


① 成り立ち

 80年代に、世界に先駆けてミニバンのジャンルを築き上げて、今や定番商品となった、クライスラー・ボイジャーを、日本のマツダ流に解釈し、正に正統派ミニバンと呼べる1台が、初代MPVです。

 1990年に発売開始され、当時のマツダの5チャンネル化に翻弄され、一時アンフィニブランドになるものの、再びマツダブランドに戻る経緯を経て、1999年に2代目に引き継がれるまで君臨していました。

 今回乗った車両は、アンフィニブランド時代のものでエンジンはV6の3L・OHC。

 グレードは、セカンドセパレートシートが初採用されて、ルーフレールやルーフスポイラーが装着されたタイプRの他、同じくセパレートシートながらスポイラーやアルミホイールが省略されたタイプBツーリング、そして前モデルから継続のセカンドシートが右寄りベンチシート(これだと端の席にしか3点式シートベルトが装着されない・・・)のタイプBの3グレード構成でした。

 1995年当時は、ホンダのオデッセイのヒットを受けて、直4・2.5Lエンジン搭載のタイプCシリーズも別に用意されていました。

 そして、この年1995年の秋には、4駆・ディーゼルもラインアップされ、外観を大きく変更するビックMCが行われたのですが、確かに4駆の魅力などはあるものの、従来モデルに比べて所帯じみた佇まいになってしまったな、という印象があります。

 その意味で、今回乗った仕様は、最もMPVらしくて安全装備がある程度揃ったもの、と言えます。


② 運転環境

 正に、ミニバンの王道を行く、脚を直角に曲げて、上体を起こした姿勢で座ることを前提に設計された運転環境です。

 その意味では、初代エスティマも初代オデッセイも素晴らしいけど、このMPVを前にすると、まだまだセダンの感覚が残ってるな、と思うほどです。

 そこに、本場アメ車のように、柔らかくてコシのある、ゆったりしたシートの出来で、シートの調節機能はスライドとリクライニングのみのシンプルな構造で、十分に満足できる環境にあると言えます。

 ただ、大方のユーザーはそう考えず、セダン感覚で違和感ありと評価してしまい、後のモデルのようなメーター・ステアリングコラムが低くて、寝そべった姿勢が前提な設計へと変わってしまったのですが…。


③ パッケージング

 初代MVP発売当初は、セカンドシートが右寄りベンチシートで、左側の席が2点式シートベルトになってましたが、この仕様になって2列目セパレートになって、左右どちらも3点式シートベルトが装着されるようになり、前席に見劣りしない居住環境に仕上がっている部分が、非常に評価できる部分です。

 ただ、さすがに3列目はゆったりとはいかないものの、今時の日本製ミニバンで、果たしてこれを上回るクルマが果たしてあるか否か、と思うと、いかに日本のミニバンの安全性への配慮が行き渡りきれてないか、が垣間見える現状です。


④ パワートレイン

 昨今のエコカーブームで大排気量車が嫌われる傾向にあるのですが、多人数乗用車にこそ、余裕のトルクが必要で、ある程度の排気量が必要なのです。

 その意味では、V6・3L・OHCは下からトルクが太く、多人数乗車時での燃費面やドライバーの疲労軽減の意味で、無駄ではなくて必要な大排気量と言えるのです。(それでも、高級サルーンのことを思うとカツカツな動力性能なのですが…。)

 さらに、このMPVの素晴らしいところは、一人で乗っててもドライビングが楽しくて、乗りがい味わいがいがあるのです。

 具体的に、パワートレイン面で言えば、カタログ数値の馬力に惑わされず、低速トルク重視のエンジン特性にしたことで、オートマの変速制御が気にならずに、落ち着いて乗れる乗り味に仕上がっている、ということなのです。


⑤ ハンドリング

 ミニバンに、いわゆるスポーツカーの価値観を持ち込めば、ロールが大きくて単に鈍臭いクルマにしか映らないでしょう。

 そんな大方のユーザーによって、今のミニバンが形成されているのですから…。

 それとは反対に、ミニバン本来のハンドリングのあり方に注目すれば、このMPVの特性の方が安心して長距離ドライブに対応でき、結果的に充実したドライビングになるのです。

 今回乗った仕様には、ツーリングサスペンションが標準装備され、初期型の本皮仕様に比べると、本場北米臭が薄いかもしれないですが、日本の高速道路や峠道を考慮すれば、この脚の方が合ってるかも…と思いますね。


⑥ 判定
 
 :文化遺産

 今のMPVも、例えばの話トヨタ製に比べたら、相当真っ当なミニバンですよ。

 確かに、快適便利で見た目華やかだけど、NAのMC前後に乗った印象からすると、無味無臭で華がない乗り味に感じてしまうのですね。

 その点、この初代だと本場北米のカントリーライフが見えてくるのです。

 そして、味のみに留まらず、ミニバン本来のあり方そのものでもあったのです。

 その部分を理解しようとせず、中途半端にスポーティーにしたことで、結果的に所帯じみたつまらないミニバンにしてしまったことを、できるだけ多くの人たちに気付いてもらいたい、そんな思いでこのクルマと接した気がします。

 そして、当方としては、運転環境面で社外シートに頼る必要がないことからして、同じマツダ車でもRX-7やロードスターよりも、スポーツカーである、と断言いたします。

                                        2010年01月13日 加筆訂正あり

 マツダ MPV 23S ユーティリティパッケージ FF 5速AT (282.6)


 初代の和製アメリカン味からすると、ありきたりで面白みが欠けた現行3代目MPVですが、国内市場専用でデコレーション過多になったアルファード・エルグランドからすると、ミニバンらしい背もたれを起こした姿勢をとりやすい運転環境で、価格も150万円程安く、非常にお買い得感に満ちたLサイズミニバンとして、今も健在です。

 CX-5の電動PSにフィールが・・・とか、内外装のコストダウンが…とかが気になって、スカイアクティブの技術の高さは理解できるけど…という方には、むしろ2000年代の旧世代マツダ車は一押しです。

 CX-5のディーゼルの低速からトルクフルな余裕の走りからすると、2.3Lガソリンエンジンを搭載するMPVではパワー・トルク共に不足気味で、上り坂ではMTモードを駆使する必要があるのですが、基本的なパワートレインの仕上がりぶりはさすがで、スピードコントロール性に優れたものです。

 モデル末期で新車購入するには勇気がいるところでしょうが、アルファード・エスティマの中古車探してて、予算と程度と年式が合わない非エンスーな方々には、是非とも候補に入れて欲しいMPVに思いました・・・。
Posted at 2012/06/29 17:47:50 | コメント(4) | トラックバック(0) | マツダ | クルマ
2012年06月29日 イイね!

【100万人のクルマ選び】トヨタ 86に夢中の貴方に「ちょっと待て」と言いたい3ドアハッチ!

今「300万円以内で楽しいクルマ」という条件でクルマを選ぶなら、トヨタ86は大本命に違いない。
けれど、輸入車も視野に入れると同価格帯には魅力的な3ドアハッチが目白押しなのも、これまたまぎれもない事実だ。
シトロエン DS3
シック ユニーク2_RHD(AT_1.6)
5点

ミニ MINI
クーパー_RHD(AT_1.6)
7点

アウディ A1
1.4 TFSI_RHD(AT_1.4)
4点

アルファロメオ MiTo
MiTo 1.4T スプリント_RHD(AT_1.4)
6点

 当方86に夢中なのは、身体感覚に最も近いFRレイアウトを持ち、ドリフトすることを前提とした走りのデザインにあるから・・・。

 よって、同価格帯で輸入車FF3ドアHBに手を出すとなると、86とは全く異なる趣旨となるので、「余計なお世話だよ~ん。^^」と言いたい!

 その中でリセールバリューなどブランド力が圧倒的なミニを最高点とし、5ドアスポーツバッグでイメージダウンしたA1を最下点としました。

 DS3は、水戸のご老公様(爆)程エキサイトするキャラじゃなくて、インパクト弱めなので・・・。^^;

この文章は100万人のクルマ選びについて書かれています
Posted at 2012/06/29 00:25:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | 100万人のクルマ選び | クルマ
2012年06月28日 イイね!

第12回 わたしの五選 正式告知です。^^

第12回 わたしの五選 正式告知です。^^









 2012年上半期カーオブザイヤーという形で、第12回わたしの五選を7月7日(土)午前0時から午後23時59分までの間に開催します。

 参加表明された皆様各自のブログに、選考車種とその理由を記載するだけの企画です。^^

 2011年12月から2012年6月までの間に出た新型車と生産終了車が対象になり、1台のみの選考で残り4台を棄権することが可能です。

 万が一、7月7日当日都合が合わない場合、期日前での投票も可能ですので、事前告知の程よろしくお願いします。

 上半期カーオブザイヤーとして、1位から5位まで順に5・4・3・2・1点とし、合計点が最も多い車種に決定したいと思います。

 万が一、同一点だった場合は、

 ① 最高得点が最も高いこと。

 ② 最高得点を与えた選考委員が最も多いこと。

 ③ 最廉価グレードの車両価格が安いこと。

 ④ それでも決まらない場合は、主催者を除いて①~③の優先順位を適用すること。

 といったルールで検討しております。


 そこで、肝心のノミネート車種ですが、

【新型車】
 
 トヨタ          アクア
  
              86

              カローラ・アクシオ/フィールダー

              ピクシス・エポック

 レクサス        GS

 日産          シーマ

              NV350キャラバン

 マツダ         CX-5

              フレアワゴン

 ホンダ         Nボックス

 スバル         サンバー

              BRZ

 ダイハツ        アルティス

 VW          ザ・ビートル

 BMW         3シリーズ

              6シリーズ・グランクーペ

 メルセデスベンツ   Bクラス

              SLクラス

 ポルシェ        911

              ボクスター

 アウディ        Q3

              A1スポーツバッグ

 アルファロメオ    ジュリエッタ

 ジープ         コンパス

 レンジローバー    イヴォーグ

 シボレー        ソニック

【生産終了車】

 トヨタ         パッソセッテ

             ブレイド

 日産         キックス

 マツダ        RX-8

             CX-7

 ホンダ        レジェンド

 三菱         パジェロミニ

 ダイハツ       コペン

             テリオスキッド

             ブーンルミナス

 アウディ       Q7?

 
 ~ ☆ 参加表明リスト ☆ ~

 モータージャーナリスト 町山絢香

(以下、敬称略)

 高山の(秋)山さん

 O.i.r.a.123。

 ABCCC ?

 さっさん。

 さんちゃん?
Posted at 2012/06/28 17:45:06 | コメント(3) | トラックバック(1) | イベント | クルマ
2012年06月28日 イイね!

【新車五選・第52号】 カローラ対抗馬として・・・。

 日産 ティーダラティオ 15M CVT FF (170.6)


 かつて20世紀では、トヨタのカローラ対抗馬・最有力候補は、日産のサニーでした・・・。

 昭和の末期から平成にかけて、ホンダの可変バルブタイミング技術の導入などで、次第にカローラvsシビックの構図がメインとなり、94年デビューのB14型で若返りを図るも、後期以降はリピーターユーザーの確保で精一杯で、メインユーザーの高齢化が進み、21世紀初頭にはサニーのブランドそのものが廃止される運命となりました。

 そのサニーの後継として、ミニバン志向が強くなった日本のマーケットに合わせて、思い切って全高を高くしたセダンとして、ティーダラティオが投入されました。

 発売当初は、コンパクト・プレミアムとして売り出すも、次第に低価格を求めるユーザーに合わせて内装面でコストダウンが進行し、ドアトリムも初期型はシート生地が張られてたのも、最終モデルでは通常の部分ビニールへと簡略化されました・・・。


 実用性面では明らかにサニーよりも進化したラティオですが、昭和時代に水平基調富士山型キャビンに慣れ親しんだ保守派には、ズングリしたスタイリングが受けず、国内市場においては、小型セダンはカローラの独占市場となり、更にはその小型セダンのマーケットですら大幅に縮小されました・・・。


 そんな中、今年5月にFMCされたカローラは、5ナンバーサイズへの要望が根強い国内ユーザーに配慮し、一クラス小さなヴィッツシャーシをベースにするも、国際基準のカローラとは全く別物設計としてデビューし、正に日本国内の保守派ユーザーにとっては、待ちに待った新型車に移ったことでしょう・・・。


 昭和時代なら、トヨタがやるなら日産も…というのが通常でしたが、今やトヨタ以外で日本国内専用車種を開発する余力はなく、グローバル化と称して海外市場に目を向けながら、国内市場にも販売していく方針となり、この結果国内に需要が大幅に減った小型セダンのラインナップが激減し、発展途上国で生産した車種を日本に導入することで、小型セダンへの需要に応えるしか手立てがない、という国内自動車メーカーの悲しい事情があったりもするのです・・・。

 そんな中で、FMC目前に控えているラティオですが、さすがに全高1.5m超なだけに、運転席着座位置を高くしてドライビングポジションを決めることが出来、見晴らしのいい視界を確保できている、という部分で非常に運転しやすい環境である、ことは確かです。

 ただ、後席着座姿勢にもう一工夫すれば、新型カローラを圧倒する居住性を確保できるのに…と思うところで、現状ではシートバック寝過ぎで、着座位置をもっと高くしたいところであり、現状ならばシートバック角度が調整できるハッチバックのティーダの方に分がある、といったところです。

 それでも、シート座面が経たり易いシルフィよりかはマシですが・・・。


 脚も、かつて20年ほど前に901運動でハンドリングを鍛え上げてた時代があったとは思えないもので、街乗りでの当りの柔らかさはあるけど、タイヤの接地性・サスペンション剛性感に欠けたもので、全面的にクルマを信頼することも出来なければ、一瞬でもエキサイトできる部類でもなく、往年の日産ファンにすると、寂しい限りです・・・。;;


 まあ、どうしても低価格・低燃費が優先される時代なので、P10プリメーラやR32スカイラインのようなハンドリングは望まないにしても、次期ラティオは5ナンバーサイズのセダンを堅持するために、タイ生産でK13マーチをベースにトランク付きとするらしく、それはそれで潔いかな?とも思うところです・・・。

 国際市場にて対抗するには、Cセグメントカーとして中国で発表された3ナンバーシルフィで、せめてシャーシだけはコストを掛けて…と思うのでしょうが、今や日産はルノーの傘下で、C・Dセグメントセダンが独自に投入できない事情でもあるのでしょうね・・・・。;;


 今一度、5ナンバーサイズにこだわる意義について、再考するときではないかな?とも思っております。

 縦横比で見れば、どう考えても5ナンバーフルサイズよりも、VWゴルフの方が遥かにバランスが良くて、激しい走りをしなくとも、そのバランスの良さは十分に実感できるのですから…。
Posted at 2012/06/28 17:35:43 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日産 | クルマ

プロフィール

「メルセデスやBMWと比較するのはやめましょう──レクサス新型ESを考える
https://carview.yahoo.co.jp/news/market/20190123-10378107-carview/

これね、次期GSが計画されてない、というのが謎の答えだと思うんだけど。」
何シテル?   01/23 21:07
モータージャーナリスト 町山絢香です。よろしくお願いします。
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「俺のカー・オブ・ザ・イヤー2015」 はどのクルマ!? 
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