VS
今日の
2ドア五選
(5)
7・16

7・16

7・15

7・15

7・22
今日の
2ドア圏外;;
7・29
今日の
4ドア五選
7・29

7・29

7・29

7・29
スバル WRX 4ドア 2.0T STi 6速MT AWD (373.8) 4.84(1490kg/308馬力)



メルセデスベンツ セダン 1.8T C200ブルーエフィシェンシー アヴァンギャルド 7速AT FR (499) 8.37(1540kg/184馬力)



一口に「プレミアムスポーツセダン」と言えど、方やフラッグシップスポーツカーの成り立ちであるWRXに、方やメルセデスブランドの中軸Dセグメントセダンのスポーティー仕様にと、スペックからして全くと言って良いほど異なる2台です。
それをあえて比較してしまおうというのが、本対決企画の面白いところであり、意外にも実際に身銭を切って購入する際には迷うところでもあるかな・・・と期待しているのです。(笑)
この2台を対決するに当たって、いずれも衝撃的な結果になっているのが、ハイパフォーマンス故に2ドアクラスになったWRXが、同社でOEM供給を受けてる素の軽ボンバンに敗退して圏外になってること。
そして、世界の名門である?メルセデスC200も、4ドア五選にて26年落ちクラウンの下にランクされてることで、実のところ両車とも本命ではなく、おそらく本日の試乗にボルボS・V60のT-4・Rデザイン辺りが絡むと、間違いなくボルボが本命になってたかも…という状況でもあったのでした・・・。
ここから、両車について、掻い摘んで解説していくとします。
まず、スバルのフラッグシップであるWRX。
今回は、MC後に追加された4ドアモデルで、硬派?な6速MT仕様。
Aラインと呼ばれるAT仕様が2.5Lターボであるのに対し、MT仕様は2Lながら最高出力ではAT仕様の2.5Lを上回るパワーを誇っているのが特徴で、実際に試乗してみても低中速域ではトルクが薄めで、ターボが効く回転域に達すると本領を発揮するという、20世紀の国産スポーツカーの集大成と言えるものです。
今年に入ってから、スバル初のFRスポーツで初の2ドアクーペ専用モデルであるBRZが加わったのですが、元祖WRXはスバルお得意のAWDで徹底的にスタビリティ重視の作りで、クラッチの繋がり一つでも重厚で骨太な設計であることが、改めて実感できるところです・・・。
ステアリングギア比そのものはクイックでも、操舵力をBRZ比相当重く設定されているので、正確にステアリング操作をしやすい特性の持ち主です。
と褒める要素が数多いにも関わらず、今回評価が芳しくなかったのは、低中速域でのトルク感が薄く、本領を発揮する速度域が一般道での法定速度よりも上で、ある程度スピードを出さないと楽しみきれない特性で、日本の交通法規を守りながらドライビングプレジャーを求めるのが難しい部分があったから、なのです。
運転環境で言えば、シート着座位置が相対的に高過ぎる傾向で、ポテンシャルの高さを引き出すサーキット走行などでは、社外フルバケットシートへの交換を検討して、徹底的に着座位置を落としたシートレールを使うことを考えてもいいようです・・・。
対して、メルセデスベンツC200のアヴァンギャルド。
後期モデルになって外観がヴィヴィッドになった他、初期型でコンプレッサーだったのは直噴ターボへと代わり、パワステも油圧式から電動に変更されました。
とにかく、アヴァンギャルドの外観は標準車がくすむほどカッコ良くて、余分なコストを支払ってでも装着してしまう小金持ちさんが容易に想像できるところです・・・。
実際に乗ってみて、かつてのメルセデスのような操作系一つ一つが重くて正確な操作を要求されてた部分はかなり影を潜め、電動PS化されて前期で気になってたステアリングの戻りの悪さは解消された一方、SATは残されつつもインフォメーションも同時に希薄になった印象が無きにしも非ず。
同じ1.8Lだか2LのターボでもWRXとは大きく異なり、C200のそれは低中速トルクの確保を最優先した特性で、普段乗りで安心して長距離疲れにくいものへとなっております。
その分、高回転域での盛り上がりが欠けるため、高揚するようなドライビングには至りにくいのですが・・・。その意味では、4発エンジンのフィーリングが、地道な仕事はするけれども、それ以上はないような・・・そんな感じでした・・・。
そこの部分を求めると、V6のC350か、いっそのことAMGになるのでしょう・・・。
運転環境ですが、やはりシート着座位置が低いクーペの方が相性良い感じで、V35・36スカイラインのセダンみたいに、相対的に着座位置が高い感じはしました・・・。
では、この2車で、どっちを支持するか?ですが、一瞬の快楽に掛けるのも一つの生き方ですが、普段の街乗りで法定速度内でドライビングを楽しむヴィークルとしての完成度の高さを取って、今回は
メルセデスベンツC200支持とします!
Posted at 2012/07/29 22:25:23 | |
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