• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

モータージャーナリスト 町山絢香のブログ一覧

2012年10月04日 イイね!

【復刻!ざ対決・第34号】 トヨタ vs 日産  電気自動車対決!

VS

 車格が大きく異なる、トヨタvs日産の電気自動車対決です!

 リーフは、昨年のCOTY・RJC共にカーオブザイヤーをダブル受賞し、電気自動車が本格的に市販されたことを、大きく祝福する2011年でした・・・。

 当方のブログでも、昨年のカーオブザイヤーに輝いたのも、決して偶然ではなく、電気自動車の新たな可能性の始まりとして必然だったのでは・・・と、手前味噌ながら思うのです。

 そんな中、トヨタから第1種原動機付き自転車(4輪)としてEVの販売を、各ディーラーで今年から販売開始されたのが、今回リーフの対決相手となるコムスです。


 日産 リーフ モーター G FF (406.0) 13.94(1520kg/109馬力)


 実は、昨年のデビュー直後に乗って以来の久々のリーフ試乗となりました。

 カタログスペックとしては1.5tオーバーの車重に109馬力と大人しめながら、最大トルクがアクセルを踏んだ瞬間に発生させ、その数値も3L級以上のもので、電気自動車=遅いのイメージを見事に払拭されたのが画期的であり、改めてその優れた仕上がりぶりを確認することが出来ました。

 と、パワートレインに囚われがちですが、純粋にCセグメントハッチバックとして冷静に評価すると、必ずしも絶賛モードまっしぐらとは行かないところもあるのです・・・。

 運転環境がパーフェクトにまでは至っておらず、実用車としてはステアリングコラムは若干低めで、インパネ上部に設置されたデジタルスピードメーターとの干渉を回避した状態。

 更に、この部分は割かし深刻なところですが、脚の接地性面でベースとなった先代ティーダ?の脚の剛性感の薄さが現れたかのような、そんな特性があったのです。

 即ち、荒れた路面での凹凸の吸収が今一つで、欧州車勢特にVWゴルフとガチンコで比較すると、脚の剛性感で大差を付けられているような、そんな印象が強いのです。

 今は、まだEVの出始めだからアドバンテージが大きいけれど、もしゴルフが本格的にEVになったら、若しくはBMW・iシリーズが本格的に市販化されて日本に上陸したら・・・と思うと、相当厳しいのでは?と思うところなのです。

 また、操作性に富んでいるとは言い難い前進・後退を切り替える変速系も、問題にしたいところです・・・。


 トヨタ コムス モーター Bコム デッキ S規格タイヤ+アルミ アクセサリーソケット ライトパープル色 MR (81.1) 61.19(410kg/6.7馬力)


 超小型EVとしてデビューしたコムスですが、厳密には自動車ではなく原動機付き自転車であり、ナンバープレートの交付は陸運局ではなくて市役所になり、自動車に付き物の車検・重量税・取得税が不要です。

 よって、普段取り扱っているクルマと比較するには酷なところもあり、画像を見ての通りドアがなくて衝突安全性は皆無に等しく、乗車定員も1名でヘッドライトも小ぶりで非常に暗く、夜間のドライビングだと明るさの面で懸念するところです。

 更に、モーター出力が大幅に低く、上記で紹介したリーフと比較するまでもなく加速性はかなり落ちます。(鈍いATやCVTのように発進時だけもたつくとかではなく、スピードが乗るのも時間が掛かることから、絶対パワーとして相当非力なのです。)

 とはいえ、脚も強馬力に対応したものには到底思えないものだったため、むしろ鋭い加速性能を持たせると危険ですね。^^;


 
 と、クルマとしての機能面では大きく劣る部分が多いですが、純粋にプリミティブな乗り物として、非常に楽しめる1台ではないか?とも思ったのです。

 電気自動車の現在の最大の課題は、巡航距離が短いこと。

 それを対処するには、長い年月を掛けて技術革新する必要がありますが、現状の電池性能で電気自動車を普及させるには、いっそのこと軽便な乗り物から浸透させた方が・・・という思惑もトヨタ側にはあったでしょう・・・。


 運転環境?ドラポジは下手な乗用車よりも良好です。

 パワートレインは?非力なのを除けば、アクセルを抜けば回生ブレーキが働いて、スピードコントロール性が高いです。

 ハンドリングは?ゴーカートのようなダイレクトさで、操蛇はゴーカートよりも遥かに軽く、クルマの動きが非常にわかりやすいものです。


 前進と後退の基本操作は、左側のコラムに設置されたレバーで、下に操作すればDレンジで前進、手前に引いてから上に操作すればRレンジで後退、真ん中でNレンジという、内燃機関のことを思うと遥かに簡素化されたものです。




 今回の対決で、どっちを選択するか?ですが、純粋に乗用車として使うなら圧倒的にリーフです。

 ただ問題は、乗用車としてリーフを使うには、まだまだ巡航距離が不足していることも然る事ながら、純粋にVWゴルフに対抗するCセグメントカーとしては、仕上がりに不満が残るところです。

 対して、使い方として割り切りは必要ですが、新たに軽便な乗り物として提案し、現状のEVの弱点を払拭しやすい短距離ヴィーグルの道を歩んでいるコムスに、より将来性を感じたのでした・・・。

 よって、この対決コムス支持です!
Posted at 2012/10/04 19:35:28 | コメント(0) | トラックバック(0) | 対決! | クルマ
2012年10月04日 イイね!

【 2ドア五選 ・ 厳選4号車 】

【 2ドア五選 ・ 厳選4号車 】 【☆祝☆】 2ドア五選・厳選4号車

’98 日産 スカイライン 2ドア 2.0 GT R33タイプM純正16インチアルミ 5速MT FR (75.8) 8.58(1330kg/155馬力) 9・23








 【次点補欠】

9・309・2310・49・30

 今日の圏外;;

9・23
Posted at 2012/10/04 18:56:04 | コメント(0) | トラックバック(0) | 選抜 | クルマ
2012年10月04日 イイね!

【 4ドア五選 ・ 厳選5号車 】

【 4ドア五選 ・ 厳選5号車 】 【☆祝☆】 4ドア五選・厳選5号車

 VW アップ 1.0 ハイアップ! 16インチ・ウプシロンアルミ 5速ASG FF (194.9) 12.27(920kg/75馬力) 9・30








 【次点補欠】

9・3010・29・2310・4

 今日の圏外;;

9・3010・4
Posted at 2012/10/04 18:46:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | 選抜 | クルマ
2012年10月03日 イイね!

【復刻!ざ対決・第33号】 MTエントリーカー対決!

VS

 日に日に減っていく3ペダルMT車・・・。

 運転が上手くなりたい・・・、そんな健気なフレッシュドライバーにとって、駆動伝達がルーズなトルコンATかCVTしか選択肢がないというのは、相当屈辱的なことです。

 よって、アクセルレスポンスが甘いからスイッチのようなアクセルワークをしても、極端にクルマの挙動が乱れることがないため、自己診察が非常に困難な状況となり、故に欧州の2ペダルAMTを受け付けない体質になってしまってるドライバーがいかに多いか・・・という状況です。

 そんな中、少しでもドライビングスキルを磨いていく道として、維持費の安さにも考慮した上で検討していくと、俄然軽商用車の存在が浮上するわけです。


’10 ホンダ アクティ トラック 0.66 SDX 5速MT AWD (75) 18.00(810kg/45馬力)


 現行型のアクティトラックに試乗するのも久しぶりですが、正直言えば今回の個体は、決して状態がいいとは言い難いものでした・・・。

 実は、たった2年落ちながら修復歴有りで、工事現場で電柱が落下して助手席側が大破して修理した経歴があること。

 そして、その影響か電動PSのアシストかステアリングギアボックスか、蛇角を切った時の感触が不自然であったこと。ステアリングホイール部に経たりがあったこと。走行が4,7万kmに達していたこと、といった不具合を抱えておりました。

 それでも、普段の脚として、フレッシュドライバーの練習用として、十分に機能している軽トラだと思ったのです。

 軽トラのシートなので、平板でホールド性ゼロで、コーナリングを攻めるには相当厳しいものがあるでしょう・・・。

 とはいえ、旧型のセミキャブ方式での運転席の地獄の狭さからすると、清々している作業員も少なくないことでしょう・・・。

 昭和時代と違って、エンジン特性が高速志向になって、2速発進が困難になっている点はありますが、MTとしてのシフトフィールやクラッチの繋ぎやすさは十分クリアしております。

 カタログスペックでは、他車と比較すると相当控えめな45馬力ではあるのですが、後に紹介するダイハツ製と比較しても、体感パワーや音振では上手な程でした・・・。


 ダイハツ ハイゼット カーゴ 0.66 デラックス 5速MT FR (100) 17.60(880kg/50馬力)


 ハイゼットカーゴは、トヨタのピクシスバンやスバルのサンバーバンを含めると、結構頻繁に乗ってるんですね。^^;

 その中で改めて思うのは、3ペダルMTならではの駆動伝達効率の高さであり、ギアを任意に選択できることによる運転のしやすさであり、機構がシンプルで故障リスクが少ない安心感であるのです。

 装備簡略の箱バンにおいて、最も厄介なのが荷室周りから伝わるノイズが大きいことで、これだけはトラックの方がより軽量で、キャビンと後ろ周りとが完全に分離されていることから、より静かなのです・・・。

 バンのMTは、インパネシフトでシフトフィール面でダイレクト感に・・・という懸念もあろうかと思いますが、その点は心配なし。しっかりと縦置きFRらしいダイレクトさは、十分に備わっておりました。

 先のアクティトラックより(ハイゼット同士でも・・・)運転席シートのホールド性は高く、こちらのシートならば、コーナリングを多少攻めても対応できそうな感じでした。(それでも高G領域は厳しいでしょうが・・・。)

 

 これら2車に共通していたのは、装備類が少ないことが逆に新鮮で、過剰装備でないことによる、プリミティブなクルマの愉しみや、故障リスクの少なさによる安心感に満ちてました・・・。



 今回の対決ですが、今回は単純に個体の程度の差でハイゼットカーゴ支持です。

 アクティトラックの名誉の為に申し上げると、真っ当な個体であるならば、カタログスペックとは裏腹なポテンシャルの高さを発揮していた可能性は大で、対決結果が変わることだって十分有りえるでしょう・・・。


 一番惜しいのは、このクラスにスバルオリジナルのサンバーが、今や新車で選ぶことが出来ない・・・ということでしょう・・・。
Posted at 2012/10/03 20:40:42 | コメント(1) | トラックバック(0) | 対決! | クルマ
2012年10月03日 イイね!

第15回 わたしの五選 中間告知!

第15回 わたしの五選 中間告知!











 第15回 わたしの五選について、中間告知を致します。

 テーマは、、「4・6発だけじゃない五選」です。

 今月、4・6気筒で特集を組みましたが、今回はそれ以外全ての形態となります。

 即ち、2・3・5気筒・8気筒以上・ロータリー・電気自動車が加わり、前回ルール上はOKでも選考実績がなかったハイブリッド車を対象とします。

 尚、ハイブリッド車であれば、エンジンが4・6気筒であっても対象とします。

 ハイブリッド車として、簡素な例としてセレナのSハイブリッドは対象内ですが、エネルギーチャージのみでモーターを持たない新型ワゴンRは対象外とします。(実際は、ワゴンRは3気筒エンジンなので対象内です。^^;)

 開催日は、10月6日(土)午前0時~午後11時59分までです。^^

 引き続き、参加希望者募集中です。^^

~ ☆ 参加表明リスト ☆ ~

 モータージャーナリスト 町山 絢香

(以下、敬称略)

 O.i.r.a.123

 高山の(秋)山さん

 さんちゃん?
Posted at 2012/10/03 18:03:10 | コメント(2) | トラックバック(0) | イベント | クルマ

プロフィール

「メルセデスやBMWと比較するのはやめましょう──レクサス新型ESを考える
https://carview.yahoo.co.jp/news/market/20190123-10378107-carview/

これね、次期GSが計画されてない、というのが謎の答えだと思うんだけど。」
何シテル?   01/23 21:07
モータージャーナリスト 町山絢香です。よろしくお願いします。
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

リンク・クリップ

「俺のカー・オブ・ザ・イヤー2015」 はどのクルマ!? 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/12/09 06:32:24
【 ムフロンの五選 ・ 厳選6号車 ・ 2合目 】積んで積んで走って走れ!  
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/06/21 21:45:37
五選の途中経過 ~ ドライビングプレジャーを求めて、MTロードスターvsAGSアルト♪ ~ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/06/12 00:28:36

愛車一覧

ダイハツ ミラ 和製JCW仕様(笑) (ダイハツ ミラ)
絶品のサスペンションで、下手な普通車よりもスタビリティーの高い脚に定評のL900ミラ。 ...
ダイハツ ミラ 和製JCW仕様(笑) (ダイハツ ミラ)
絶品のサスペンションで、下手な普通車よりもスタビリティーの高い脚に定評のL900ミラ。 ...
三菱 ミニキャブトラック 土屋軽市@41T (三菱 ミニキャブトラック)
 2017年6月末の、クラコンシリーズ生産終了に伴い、小型FR絶滅の危機が迫る。  そ ...
ダイハツ ムーヴ 神ってる!史上最高のムーヴ♪ (ダイハツ ムーヴ)
 WA32セフィーロワゴンに代わる、長距離用の伴侶を探してる間に、遂に出会った名車の予感 ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation