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モータージャーナリスト 町山絢香のブログ一覧

2012年10月19日 イイね!

【復刻!ざ対決・第39号】 日仏・個性派コンパクト対決!

VS


 日産 ジューク 1.6T 16GT FOUR タイプV 6速CVT AWD (248.3) 7.26(1380kg/190馬力)


 小型SUVにスポーツカーのエッセンスを導入した個性派コンパクトカーのジュークに、日産のアテーサ技術を導入したかのような4駆ターボ仕様です。

 予ねてから、数々のファンからブルーバードSSSのようなスポーツセダンの復帰を望まれ、その際に搭載されれば・・・と期待されているのが、今回のジュークに搭載された直噴ターボの1.6Lエンジンなのです。

 その意味では、FFのみの設定である1.5L・NAとは雲泥の差の動力性能を誇っているのですが、当方が乗った限り、それが必ずしも歓迎できるものではなかったのです・・・。

 というのが、ターボの効き出しが強烈で結果的にターボラグが大きく感じ、それと組み合わされるのがダイレクトとは言い難いCVTで、スピードコントロールに神経を使う部類でした・・・。

 そこに持ってきて、ターボパワーに合わせて固められた脚で、荒れた路面でピッチングが大きめだったため、アクセルを踏み込むのを躊躇してしまう、そんな脚の特性でした・・・。

 今回4駆でリアサスが独立式であるという違いはあったにせよ、少なくともジュークでターボは推奨したくはない・・・というのが結論です。;;

 せめて4駆でスタビリティ面で有利だから、脚が少しはしなやかでは…という期待には及びませんでした・・・。

 よって、ジュークなら1.5Lお勧め。^^


 プジョー 208 5ドア 1.6 プレミアム 4速AT FF (216.0) 9.67(1160kg/120馬力)


 今回の208で語らずにはいられないのは、運転環境の設定がこれまでの常識を覆すデザイン設計である、ということです。

 通常でしたら、外径の大きなステアリングの中にメーターが見えるようにして、ステアリングやシート位置を合わせるのですが、今回の208ではステアリング外径が大幅に小径化して、ステアリングの真上にメーターが来る・・・、そんな形で設計されているのです。

 なので、当然ステアリング形状は真円ではなく、楕円でしかも小径です!

 ドライビングポジション合わせで、正直戸惑いはあったのですが、果たしてその乗り味は?



 が気になるところですが、それが意外にも真っ当で、電動PSのフィーリングが改善されて、先代207比で劇的に上質なステアリングフィールになっているのには驚きでした。

 この超小径ステアリングに合わせて、電動PSのチューニングを施してきたことが窺えるものでした。

 ただ、少なくとも先代から引き継がれた1.6L+トルコン4速ATは推奨はしたくないです。

 というのが、小型ボディに対して1.6Lは持て余し気味で、発進時にグワっと出る傾向があったので・・・。

 それと、ネコ脚と呼ぶにはまだまだで、その部分では兄貴分の308に軍配が上がるのは相変わらずでした・・・。


 正直なところ、あの運転環境の良し悪しは判断しかねるところではあるのですが、少なくとも208は実用性一点張りの機能主義的デザインではなく、車両感覚が掴みにくいF周りであることは確かです。


 3ドアには先行設定されている直3・1.2Lエンジンとの組み合わせでこそ本領を発揮する様子で、今回乗った1.6Lモデルが、現行初期のポロ1.4Lと同じ運命を辿って、デビューして僅か1年前後で新型パワートレインに移行して、同年式でもリセールバリューで大差が付く・・・なんてことのないことを祈りたいところです・・・。

 ちなみに、1.2Lエンジンに完全移行する際には、RMTと呼ばれる2ペダルMTになるようですが、かつてのセンソニックのように日本人に嫌われなければいいのですけどね。^^;


 今回の対決、それでもスピードコントロール性では勝ったパワートレインで、コンパクトカーながら大人の鑑賞に堪えうる質感を備えたプジョー208支持です!
Posted at 2012/10/19 18:28:40 | コメント(0) | トラックバック(0) | 対決! | クルマ
2012年10月18日 イイね!

五選の途中経過

 今日の4ドア五選

10・1810・1810・1310・1810・18

 今日の4ドア圏外;;

10・1710・17


 今日の2ドア五選
      
10・1810・810・1810・810・9

  今日の2ドア圏外;;

10・1310・1010・1810・18
Posted at 2012/10/18 23:55:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | 選抜 | クルマ
2012年10月17日 イイね!

【復刻!ざ対決・第38号】 福祉車両・師弟対決?

VS

 久々の試乗記で、またしても介護車両特集です。^^;

 トヨタ パッソ 1.0 X 助手席リフトアップ車Aタイプ CVT FF (129.8) 14.06(970kg/69馬力)


 今年の法規対応に伴う一部改良が施されたパッソです。

 主に変更されたのは、ヘッドレストが大型化されて後席中央にヘッドレストと3点式シートベルトが装着されたことです。

 公式には、その他アイドリングストップがオプション設定されたのみの変更ということになってたのですが、それが実際に乗ってみたら以前程の発進加速の鈍さだとかエンジンの音振の大きさとかが気にならなかったのです。

 更に、荒れた路面での脚の動きもしなやかになって、これならマーチ・ノート・ラティオ・ミラージュよりも、走りの質感高いじゃん!と思ったほどで、車両が新しかったのか、秘かに改良がされたのかは謎ですが、思いの他好印象でした。

 助手席リフトアップに関しては、左側の開口部が大きな車両をベースにした方が、より使い勝手に優れているという部分では、前回のラクティス同様になります。

 運転環境も、チルトステアリングはあるけれど、シートリフターはなし。でも、そんなに悪くはなくて、多少着座位置が高い、というかステアリングコラム位置が低いとは思ったものの、ラティオのことを思ったら、余程座面が落ち着くシートでした。

 という意味で、初期型に乗ったときのネガな印象が払拭された感がした、パッソでした。^^


 ダイハツ タント 0.66 スローパー リアシート付仕様 CVT FF (163.9) 18.46(960kg/52馬力)


 全高1.7m超の軽乗用車って、どう考えても歪でしょう?と、初代の頃からタントに対しては思ってて、決して良くは思ってなかったです。

 が、車いすのまま後席に乗れるスローパーとなると、このパッケージングの正当性が飛躍的に増していくのです。(その場合、ムーヴの全高でも低すぎるくらいなので・・・。)

 残念ながら、ハイエースやアルファードのそれのように、テール部のスロープの出し入れが手動にはなってしまうのですが、軽自動車ゆえに小型化されており、女性の方でも使いやすいものになっているのが救いです。

 今回のスローパーは5ナンバー登録のリアシート付きになりますが、両脇に手すりのスペースでシート幅が狭くなっていることと、シートスライドがなくなり、背もたれ角度も1つに固定されるのが弱点で、しかも固定された背もたれ角度が寝過ぎな傾向だったのが残念なところではありました・・・。

 これだけの背高ボディでスローパーとなると、車重も普通車のパッソとほぼ同格になり、動力性能面での非力さはどうしようもないのですが、超背高パッケージでありながら、タイトコーナーでも不安感を感じさせない程のスタビリティが高く、電動PSのフィールや音振の質感の高さと相まって、かなり安心してドライビングできるクルマに仕上がっていたことには感激です。

 基本、低燃費重視のCVTで高回転維持が困難な特性ではあるのですが、急な上り坂で気持ちよく走らせる上で、禁断の?Bモード駆使をすれば、相当なところまで走れます。^^


 運転環境を言えば、センターメーターでスピードメーターが遠くなるのが減点要素ではあるのですが、それ以外は問題なし。

 と、これ程までに実用的であれば、セダンが売れなくて軽ミニバンが売れるのも当然だな・・・、と思ったのでした・・・。

 また、タントにも助手席リフトアップ車が設定されており、こうした場面で左センターピラーレスボディによる、開口部の大きさが本領を発揮したような、そんな気すらしました・・・。



 よって、介護車両のベースとしてのポテンシャルの高さでタント支持とします!


 今日の4ドア五選

10・1310・1710・17
Posted at 2012/10/17 20:32:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | 対決! | クルマ
2012年10月16日 イイね!

【プレイバック試乗記・第57号】 フレッシュ4サイクル^-^

’75 三菱 ミニカF4 0.36 スーパーデラックス 4速MT FR  19.54(510kg/26.1馬力)


① 成り立ち

 1972年に、厳しくなる排気ガス規制に対応するために、ライバルに先立って2サイクルから4サイクルに移行した3代目ミニカです。

 サブネームのFにはフレッシュとかファミリーの意味があり、4は4サイクルの略とのことです。

 極初期の4サイクルで、瞬発力の面で不利なのでは…と思ったのですが…。


② 運転環境

 若干シートが経たってる程度で、今時のクルマのようなデザインのためにデザインで歪になっていないので、真っ当と言えば真っ当。

 というか、この時代のクルマで変なのあったかな?と思うくらい…。

 もっとも、シートリクライニングとスライドが出来るだけでも有り難い時代ではありましたが…。

 ちなみに、シートベルトは自動巻取りのELR式には至っておらず、安全装備面は当時の基準と割り切ることにしましょう。


③ パッケージング

 360時代の規格そのもののサイズなので、驚異的に小さいこと。

 衝突安全が言われてなかった時代で、クラッシャブルゾーンを設ける必要がなかったこともあるけど、大人4人がさほど窮屈にならずに納まる居住空間を確保していることに関しては、スバル360時代からすれば飛躍的に進化していたのかも…。

 というか、ここでも驚異的な軽量ボディが功を奏して、カタログスペックだけでは見えてこない速さを生み出していたのです。
 

④ パワートレイン

 4サイクル直列2気筒360ccで、通称バルカンエンジンと呼ばれてたものです。

 2サイクル独特のサウンド・香りがたまらないエンスーには物足りないかもしれないですが、超軽量ボディとの相乗効果で、低速域での瞬発力が高く、下道ならば今の交通の流れに乗ることは十分可能と言えるだけの動力性能は持っています。

 ただ、時速60km以上で頭打ちになり、80km以降はレッドゾーン表示になっているため、高速道路は出来るだけ走らないほうがいいかと。

⑤ ハンドリング

 車重が軽いことと、構造がシンプルなことで、35年経ったクルマであるにも関わらず、脚の経たりが気にならないのです。

 もはや、ボディ剛性がハンドリングがといった理屈を超越した楽しさ・魅力が、そこにはあったのです。


⑥ 判定

 :文化遺産

 正直言って、単なるアンティークや懐古趣味で終らせるのは、あまりにももったいないほどの魅力に溢れた1台だなと思いました。

 エアコンなしで、扇風機を取り付けてでも乗りたいと思ったのは、2サイクルのジムニー以来ですね。(ジープや古いLR・ランクルの試乗していない、という事情はありますが…。)

 それに、このミニカ。駆動方式はFRなのです。

 なので、尚更人馬一体感溢れるクルマなのですね。

 84年にFFに移行するまで、普通にあったFRの軽。

 今や、重いエンジンを前に据えて、後輪で蹴り上げる感覚を味わうには、高価なモデルを選ぶ必要になってしまいました。

 これなら、今時のベーシックな新車軽が買える価格でも、買うだけの価値は十分に感じられる、そう確信しました。


                                               2010年03月12日 執筆 
Posted at 2012/10/16 19:12:29 | コメント(1) | トラックバック(0) | 三菱 | クルマ
2012年10月15日 イイね!

第16回 わたしの五選 の構想3・・・

第16回 わたしの五選 の構想3・・・









 第16回わたしの五選について、引き続き構想を続けます。

 いよいよ、来月11月にはホンダからN-ONEが発表されます!

 かつてのホンダ360のデザインをリバイバルさせたとのことで、今の時代背景を考慮して全高1.6m級の5ドアにボディ形態は変わるものの、これまでの土着的な軽自動車のイメージを払拭させる商品になるのでは・・・と期待しております。

 そこで、11月のテーマ・タイトルを、「Nワンも良いけれど・・・」にしようかと思ってましたが、昨日提案したルールが煩雑になったため、急遽選挙方式に変更することを検討することにしました。

 現在、新車で製造されているクルマの中から、クラシックカーの雰囲気を再現していると思われる、又は一旦絶版になったけど現在復帰している車名・グレード名を持った車種をノミネートし、今年上半期カーオブザイヤーと同様に、1位から5位まで選出して、順位ごとに5点~1点を加算していく方式を採りたいと思います。

 尚、2台以上の選考が不可な場合、棄権することも可能です。

 順位として、総合点が同点の場合は、

① 最高点が高いこと。

② 最高点を入れた人数が多いこと。

③ その車種の最低価格が安いこと。

④ 主催者の点数を除いて、上記3点の条件を順に満たすこと。

 といった基準で、順位を決めたいと思います。


 よって、タイトルを「リバイバルカー総選挙!~ホンダN-ONE発売記念~」としたいと思いますが、いかがでしょうか?

 以下、ノミネート車種をリストアップします。


【 ノミネート車 】

トヨタ        86

           アルファード・ハイブリッド

           FJクルーザー

           ランドクルーザー・ZX/GX

日産        NT/NV100クリッパー

           ノート・メダリスト

           ラフェスタ・ハイウェイスターGスプレモ

           フェアレディZ

           スカイラインクーペ

           シーマ

ホンダ       アクティトラック

           ライフ

           Nワン

           バモス/バモスホビオ

           フィット・RS/ハイブリッドRS

           フリードスパイク

           CR-Z

           インサイト・エクスクルージブ

           アコード/アコードツアラー(20TL・タイプS共に、グレード名復活)

           エリシオンプレステージ

三菱        ミニキャブバン・ブラボー

           トッポ

           ミラージュ

           RVR

           ギャランフォルティス(スポーツバッグ含む)

           プラウディア/ディグニティ

マツダ       キャロル

スバル       XV

           レガシィB4/ツーリングワゴン・2.0GT DIT

           エクシーガ 2.5i スペックB アイサイト

スズキ       キャリィトラック・FC

           ラパン

           ジムニーシエラ

ダイハツ      ミラココア

           アルティス

VW         シャラン

           ザビートル

           シロッコ

           パサートヴァリアント

           ゴルフヴァリアント/カブリオレ

BMW       6シリーズ(グランクーペ含む)

シトロエン     DS3

           DS4

           DS5

フィアット      500

アルファロメオ   ジュリエッタ

シボレー      カマロ

           HHR

フォード      マスタング

ジープ       パトリオット

           コンパス



 引き続き、参加表明受付中です。
 


~ ☆ 参加表明リスト ☆ ~

 モータージャーナリスト 町山 絢香

(以下、敬称略)

 O.i.r.a.123

 高山の(秋)山さん

Posted at 2012/10/15 18:36:05 | コメント(1) | トラックバック(0) | イベント | クルマ

プロフィール

「メルセデスやBMWと比較するのはやめましょう──レクサス新型ESを考える
https://carview.yahoo.co.jp/news/market/20190123-10378107-carview/

これね、次期GSが計画されてない、というのが謎の答えだと思うんだけど。」
何シテル?   01/23 21:07
モータージャーナリスト 町山絢香です。よろしくお願いします。
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「俺のカー・オブ・ザ・イヤー2015」 はどのクルマ!? 
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2015/12/09 06:32:24
【 ムフロンの五選 ・ 厳選6号車 ・ 2合目 】積んで積んで走って走れ!  
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2015/06/21 21:45:37
五選の途中経過 ~ ドライビングプレジャーを求めて、MTロードスターvsAGSアルト♪ ~ 
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2015/06/12 00:28:36

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