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モータージャーナリスト 町山絢香のブログ一覧

2012年10月07日 イイね!

【究極の選択!・第9号】 愛はクルマを救うかも・・・。

 今日の4ドア五選

10・710・710・510・7


 日産 ラティオ 1.2 X CVT FF (147.0) 13.04(1030kg/79馬力)


 日産発、カローラ対抗馬として期待された5ナンバーセダン、ラティオが先日発表されました。

 え?確か、ラティオの前にティーダの名があったのでは?と思ったあなたは鋭い!

 今度のラティオは、ベースがK13マーチで中国にて販売されているティーダとは関連がないもの。

 よって、ティーダの名称が消えたのです・・・。

 ティーダラティオのような、ミニバン風でズングリしたスタイリングを卒業し、昭和世代の日本人好みに合わせるかのように、出来るだけ長く伸びやかに見える形へと変更し、全高は1.5m以下に抑え、ACピラー形状を工夫させることで、それなりにセダンに見える外観になっております。

 当初、カローラアクシオと対決させようと計画しておりましたが、結論から言えば、そこまでしなくてもカローラ優勢だったため取りやめました。

 というのも、運転環境がK13譲りの違和感があって、シート座面が平板で落ち着かないものでした。

 クラスを超えた後席の広さが売りなラティオですが、その居住空間設計は昭和時代の日本車が抱えていた弱点を、そのまま引き継いだものに過ぎなかったため、物理的な広さが即快適性には繋がらなかったのです。

 即ち、カタログ数値で室内長を稼ぐために後席背もたれを寝かせ気味にし、後席に着座した時の頭上の空間の広さで居住性を図っていた時代の設計そのものであったのです。

 しかも、K13マーチと基本的に共通のパワートレインも、短距離試乗で非力さを感じさせないために、アクセルを踏んだときの初期応答だけレスポンスを上げたスロットル特性で、アクセルを踏み増した時にはレスポンスが悪化しているために、結果的に非力さを実感してしまう・・・というところまで昭和的価値観だったのは、何とも残念なところでした・・・。

 日本人だけの為に作ったカローラとは、ラティオは根本的に異なるクルマであることが、改めて露になったのでした・・・。



 日産 ジューク 1.5 15RX プレミアムホワイトパッケージ CVT FF (210.0) 10.26(1170kg/114馬力)


 先のラティオのことを思えば、ジュークは立派な高級車です。(笑)

 先日、通常の15RXに試乗して、ファッションSUVなりにフェアレディZのパロディなりに、日産らしい走りをハンドリングを見せたのは、思った以上でした。

 今回、17インチアルミが付いた特別仕様車だったのですが、17インチならではの不具合・違和感は特に感じられず、極端にヨーゲインが発生するようなこともなく、これならば17インチ敬遠しなくても・・・と思ったほどでした。

 しかも、プレミアムホワイトパッケージだと、内装が高級感漂うブラックレザーシートが装着され、この着座感も良く、ドライビングポジションの違和感を緩和させてくれるだけの座り心地でした。

 走りも、前回の15RX同様ソツのない乗り味で、これならばSUVの形をした4ドアスペシャルティクーペとしても魅力的に思いました。

 つい最近、ブラック仕様も追加されたようで、かなりお洒落なジュークで贅沢な悩みの種が出来ましたね。^^

 という意味で、思った以上のヒット商品に思ったジュークでした。



 トヨタ ハイエース ウェルキャブ ロングボディ 2.0 車いす仕様車Bタイプ ルーフサイドウィンドゥ有 寒冷地仕様 車いす用手すり(右側) ストレッチャー固定装置 車いす固定ベルト 脱着式フロアマット 専用車いす(自操式22インチ)×2脚 胸部固定ベルト 4速AT FR (399.7) 16.02(2130kg/133馬力)


 改めて思うに、働くクルマって尊いものだと、車いす仕様のハイエースに乗って思いましたね。^^

 2.1t超えの車重を、たったの2Lガソリンエンジンで引っ張るのですが、商用車に搭載されたエンジンが、いかに実用トルクを重視したエンジン特性であるか、を物語る結果となりました。

 というのが、電スロのような発進加速時のもたつきが感じられず、また平凡どころか今や貧相ですらある4速ATも、トルコンの滑りを減らしたプロ向けなもので、スピード管理が非常にやりやすく、脚の剛性感もしっかりあるので、かなり高い重心であるにも関わらず、タイトコーナーが怖くないのです。

 今回の車いす仕様のハイエースは、小型車枠内でありながら乗員8名と車いす2名(又はストレッチャー1名)を飲み込むことが可能で、小さなスペースに詰め込んでいるだけに1名当りで余裕の広さとは言い難いですが、フル乗車しても脚が極端に音を上げることはないだろう・・・と思えるだけの信頼感がありました。

 ただ、さすがに上り坂での非力さは隠せなかったのですが、ATのみの設定ながら各ギアセレクトを選択することで、マニュアル操作で対処可能なため、あえて問題にはしていないのです。


 かつて、平凡なハイエースバンに試乗した時にも、走りの資質の高さを味わっていたのですが、それは86がデビューする前の話でした。

 そして、86がデビューしてしばらくした後の今日に、今度は車いす仕様で改めて試乗したわけですが、動質としては依然ハイエースを支持し、ビギナーにも86よりもハイエースをお勧めしたい、と思うわけです。

 そう言えば、後退時に後ろが長いので運転しにくいというご指摘をいただくのですが、それは承知の上での話です。


 話が脱線しますが、幌付きのトラックに至っては、ルームミラーも役に立たないくらい後方視界が悪いのですが、当方が運送業をしていた当時、左右のミラーを頻繁に目視して、後退時に旋回するときに真後ろの状況を把握しながらバックする技術を身につけたものです。


 そのことを思うと、慣れの問題だけでは解決したくはないですが、自動車学校時代で学んだことの基本に立ち返り、謙虚なメンタリティでドライビングに挑む、という部分で、ドライビングを学ぶにも非常にいい教材である、と言えるのです。


 アクセルを踏む、エンジン回転が上がる、加速する、スピードをコントロールする、ブレーキングする、旋回する、止まる、等と言った一連の挙動が、一つ一つゆっくりとドライバーに情報として伝わるので、クルマとの対話が非常にやりやすく、現代のクルマしか知らない世代で、少しでもプリミティブなクルマとの付き合っていく道ではないか?と思うわけです。


 おそらく、介護関係の職で送迎ドライバーとして就かれた職員の方々も、無意識に技術と精神を磨いて颯爽と乗りこなしている・・・、そんな気がしてならないのです・・・。




 よって、今回の究極の選択は・・・

第1位 ハイエース

第2位 ジューク



第3位 ラティオ

の順でした・・・。
Posted at 2012/10/07 20:55:00 | コメント(2) | トラックバック(0) | トヨタ RWD | クルマ
2012年10月06日 イイね!

第15回 わたしの五選 ~ 4・6気筒だけじゃない五選 ~

 毎度、手前味噌な「わたしの五選」にご参加いただき、ありがとうございます。

 先月は、初の二部構成で4気筒と6気筒の五選をお送りしましたが、今月はそれ以外の何でもありな、「4・6気筒だけじゃない五選」です!

 当方として選考に辺り、大排気量軍団に対しては単純に迫力があって速いという評価や、静かでスムーズというった評価だけに留まらず、それ以上の魅力を備わっているかどうか?に注目しました。

 小排気量に関しても、水冷直列3気筒4サイクルなら、今やどこのメーカーだって作ってるわけで、どうしてもエンジンフィーリングとして平凡になりがちなところです。

 ハイブリッドや電気系に関しては、エンジンの音が少ない又は無いことにより静かさといった魅力のみならず、あくまでも動力しての魅力に富んでいるか?を基準にしました。


 となると、3気筒はかなり厳しい状況で、今回選出には至りませんでした・・・。

 よって、360時代の軽四へのノスタルジーが基本になって、2気筒車を3台選出することとなりました・・・。


 電気に関しては、動力としての魅力という部分では、トヨタのコムスはあまりにも非力過ぎで、日産ノートは激戦区のCセグメントカーとしては、走りの機能性面で厳しい評価となるために割愛しました。

 9気筒以上は乗ったことなしで、8気筒も5気筒も試乗したサンプルが少な過ぎるのと、4・6気筒にはない魅力という面で説得力に欠けました。


 という点を踏まえての投稿となりました。


 と言ってる矢先に、選考する予定だったロータリーエンジン車が先を越される形となったため、急遽2気筒3台のラインナップとなりました。



【第1位】 2気筒

 フィアット 500 0.9T ツインエアー ラウンジ 電動ガラスサンルーフ付き 5速AMT FF (251) 12.35(1050kg/85馬力)


 懐かしい昭和の軽自動車の雰囲気を、現代の最新技術を駆使して見事にリバイバルさせたのが、正にツインエアーエンジンを搭載するフィアット500です!

 昨年のデビュー直後から試乗していたわけですが、卸したての個体でエンジン慣らし中だったため、高回転を満喫することが出来なかったのが非常にフラストレーションが溜まっておりましたが、先日のスローコンパクトの究極の選択で紹介したように、ようやく2気筒エンジンを満喫することに成功したのです。

 AMTの癖だとか右Hのペダル配置の癖だとかは、むしろドライバーがクルマに合わせる形で構わないと思うくらい、とても懐かしくて、かつとても新しいフィーリングを味わうことが出来るのが、非常に魅力的です。

 しかも、与えられたデザインがチンクエチェントと呼ばれる60年代小型車のリバイバルで、このクラシカルな外装と、振動は多めだけどパンチ力ある2気筒エンジンとが、絶妙のマッチングを生み出しているのです。


【第2位】 2気筒

’72 スバル R-2 0.36 スーパーデラックス 4速MT RR (80) 16.48(430kg/26.1馬力)


 小型エンジンの魅力を語る上で、どうしても外せないのは2サイクルエンジンの独特のエンジン音と、オイルの香りです。^^

 しかも、スバル360譲りのエンジンは空冷式で、水によるエンジン冷却を行わないため、ラジエーターが存在しません。

 理屈不要の2サイクル特有のポンポン鳴るエンジンがとても魅力的で、純正マフラーを基本として、きっちりとレストアされた物件ならば、実はアイドリング音は静かなのも、実車と出会って知ったことです。

 今や、排ガスと騒音で二度と出ることがないに等しい今こそ、大事にしたい文化遺産です。

 かつて平成になる直前に、初代エスティマ用にD-2と呼ばれる直噴2サイクルエンジンをトヨタが開発していましたが失敗し、幻となったことを知っただけに、尚更そう思うのです・・・。


【第3位】 2気筒

’75 三菱 ミニカF4 0.36 スーパーデラックス 4速MT FR  19.54(510kg/26.1馬力)


 ロータリー代表としてRX-8選出の予定でしたが、他の参加者と被ることがわかったので、急遽ピンチヒッターとして出たのが、このミニカF4です。

 実は、昨年写真の物件とは別に、当方の手元にあったのですが、コンディションが悪くて予算が立たなかったので、苦渋の選択で実働L200ミラと交換してしまった経緯があります。

 上記の物件は、今まで見たF4では最も程度が良かったのですが、4サイクルになってパンチ力ダウンして魅力が薄いのでは?という懸念を見事に払拭させる、上記のスバルR-2よりかは重いけど、軽い車重を生かし、FRならではのバランスのいい軽快な走りを見せてくれたのには驚きでした。


【第4位】 電気

 三菱 ミニキャブMiEV モーター ハイルーフ 4シーター CD 16.0kWh 急速充電機能付 無段変速 FR (302.4) 27.32(1120kg/41馬力)


 日産リーフと共に、三菱の電気自動車に乗って最も驚きだったのは、電気自動車はむしろ速いということです。

 カタログスペックだと大したことないのですが、それは最高出力のことであって、最大トルクは車格を遥かに越えた大きさで、しかも低速域からフラットに発生させるのが、そのからくりです。

 現状では、巡航距離が短いのが一番の問題ですが、日産がCセグメント乗用車でスタートして、結果激戦区で厳しい状況なのに対し、三菱は長距離使用が少ない軽自動車でスタートしたのが大きく、床下に重い電池を設置して脚の追従性が大きくは変わらない商用車をベースにしたミニキャブMiEVこそが、現状では最も電気自動車の恩恵を受けやすいと思うのです。

 外観が、99年デビューのミニキャブバンそのものなのは、電気自動車の先進性を表現し切ってないという問題はありますが・・・。


【第5位】 ハイブリッド

 日産 シーマ 3.5+モーター ハイブリッド 7速AT FR (735) 5.68(1930kg/340馬力)


 最後の1台は、大排気量車代表として、ハイブリッドのシーマを推します!

 トヨタのハイブリッドがエンジンの存在感を打ち消しているのが特徴であるのに対し、フーガHVもそうですが、日産のV6・3.5Lエンジンと組み合わされるハイブリッドは、あくまでもエンジンの存在感をアピールしたものです。

 もし、リーマンショックが起こらなかったら、4ドアGT-Rも世に出ていたかもしれない・・・、そう思うと、このハイブリッドシステムにこそ、4ドアGT-Rの亡霊を感じさせてしまうのです。

 一時は、F50型で終了するつもりだったシーマの歴史も、現場の販売店との付き合いが深い法人ユーザーやリピーターなどからの要請を受けて、フーガのストレッチという成り立ちには過ぎなかったけど、迫力のボディにパワートレインで見事復活したのです。

 そんなシーマの中から、ベーシックな内装でカジュアルに付き合える標準仕様を推奨。

 ひょっとすると、フォード社もマスタングに載せたくて仕方ないパワートレインでは?と、秘かに妄想するのでした・・・。



 高回転までエンジンを回してホンダミュージックを奏でる、フィットHVのMTも魅力的でしたが、エンジンの魅力という部分では迫力でシーマに完敗です。^p^
Posted at 2012/10/06 00:20:03 | コメント(3) | トラックバック(1) | わたしの五選 | クルマ
2012年10月05日 イイね!

【復刻!ざ対決・第35号】 日産 vs スバル クロスオーバーSUV対決!

VS

 今日の4ドア五選

10・5


 スバル XV 2.0i-L アイサイト 6速CVT AWD (246.8) 9.27(1390kg/150馬力)


 これって、ベストインプレッサかも?と思った。^-^

 少なくともA型インプレッサとの比較になるけれど、SUV仕立てでタイヤの外径が大きくなってバネ下重量が増してはいるけれど、それが脚の動きを悪くしたり・・・と言った挙動はなし。

 その意味では、アウトバックがレガシィよりもいい脚だと思ったことがなかっただけに、結構画期的なことに思えたのです。

 詳細はまだ把握してないですが、少なくともインプレッサの名称を省いただけのことはあって、インプレッサスポーツと呼ばれる5ドアHBに、そのまま大きなタイヤを装着しただけの仕様では決してなかったのです。

 フロア剛性感の低下が感じられなかったことから、XV用にフロア周りの補強が施されたのでは?と推測できるくらい。

 往年のスバリストさんに言わせると、MT未設定でCVTのみというのが微妙なところでしょうが、少なくともスバルのリニアトロニックと呼ばれるものは、他社のようにエコカー減税対象を受けるために、エンジンの高回転域を極力使わせないCVT制御をするような姑息な手段は執らず、あくまでもドライバーの感性重視であることが何ともスバルらしいではないですかぁ。^^

 リニアトロニックに変速モード付いてますが、あえて使わなくてもドライビングが成り立つ変速制御なのは、本当に素晴らしい。

 で、しかも装備面も充実しており、インプレッサだとオプションで欲しくなるレザーインテリアとセットで付いてくるパワーシート(2.0i-Sは標準装備)が付いているので、シート座面角度を適正に調整出来て何とも嬉しいもの。

 ハンドリングの良さが、ベストインプレッサ?と言わしめた最大の要因ですが、ステアリング操舵力が必要なだけあって、初期応答も穏やかでインフォメーション豊かなのです。

 BRZに搭載の高回転型FA20と違い、低中速トルク重視型のFB20で、街乗り領域で高回転域を除いた体感パワーでは車重の重さのハンディを背負いながらもXVに軍配があがるくらい・・・。

 余程走り屋気分で高回転域を求めない限り、BRZよりも遥かにスポーツ性高いと思ったくらいでした。ハンドリングもBRZほどクイック過ぎることもなく・・・。

 ただのファッションSUVだと思って期待してなかったけど、XVいいぞ!

 ポロがクロスポロになっていい感じになった時と同じだ!


 日産 ジューク 1.5 15RX タイプV CVT FF (182.2) 10.26(1170kg/114馬力)


 今回、スバルXVに対する相手は、日産のジューク。

 こちらは、メイングレードの1.5Lには4駆の設定がないことから、完全に街乗りスタイリング重視のSUVキャラであることは明白です。

 走る癒しルームと化した現行キューブをベースに、フェアレディZのデザインを随所に取り入れることで、ミニバンSUVに親しみなれた現世代ユーザーにスポーツカーの楽しさを表現した、そんな新たなスペシャルティーカーと言えるジュークです!

 今回、2012年の仕様変更で法規対応で後席中央ヘッドレスト+3点式シートベルトが装着されて以来の試乗となったのですが、成り立ちからして軟弱なイメージに思われがちなのとは裏腹に、日産らしい?骨太な走りを再現した乗り味であることを、改めて確認しました。

 電動PSのフィーリングは悪くないし、CVTもスバルほどではないけど、そこそこ変速制御いい感じだし・・・。

 でも、運転環境はイマイチで背の高いSUVに見合った、背もたれを起こした姿勢を取りにくいドライビングポジションでした・・・。

 15RX系だから、例のインテリジェントコントロールディスプレイと呼ばれる、CVT変速タイミングを変えるアイテムですが、これ別になくても良かった。^^

 というか、スポーツモードにしたところで巡航回転が上がるだけで気持ち良さに繋がってなかったから・・・。Sモードのボタン操作だけで十分で相変わらず。^^



 この対決の結果は・・・。

 どう考えても乗用4駆のパイオニアとしての意地を発揮した、スバルXV支持です!
Posted at 2012/10/05 18:47:35 | コメント(2) | トラックバック(0) | 対決! | クルマ
2012年10月05日 イイね!

【100万人のクルマ選び】クラスは違うが価格は近い日独3気筒エンジン搭載車対決VW up! vs. 日産 NOTE

高い安全性能が売りのアップと高い燃費性能が売りのノート。どう違って、どっちがどういい? アップ!は3回目の比較となるが、今年一番話題の輸入車なのでお許しください!
フォルクスワーゲン アップ!
ムーブアップ! 4ドア_RHD(ASG_1.0)
10点

日産 ノート
X DIG-S(CVT_1.2)
1点

 国民の生活が第一をモットーに、あくまでもクルマとして走る機能を最優先し、大人4人を室内に座らせて、出来るだけ長時間のドライビングに耐えうる居住空間を設計する。

 こうした機能主義に徹して仕上げたのが、VWアップです!

 そのために、お客様には割り切って頂くところもあり、最小サイズで最小排気量で走らせるため、駆動伝達効率面とコスト面で最も有利なMTをベースとし、2ペダル化はあくまでもMTベースで仕上げる。

 軽量化とコストダウンのために、4ドアでも後席ガラス開閉は割り切り、チルアップのみとする。

 トルコンAT慣れした日本人には不評な2ペダルAMTですが、あくまでもアクセルワークは駆動力がダイレクトに繋がるMTのイメージで行うものとし、自動変速モードで走らせる場合、シフトアップ時のシフトショックをある程度見越してアクセルオフするものとする。

 坂道発進では、ブレーキを離してから10秒以内にアクセルを踏めばずり落ちることがかなり回避され、それでも不安な場合は、自動車学校時代の基本に立ち返り、パーキングブレーキを掛けて、アクセルを踏みながらパーキングブレーキを解除するものとする。


 こうしたちょっとした労力を惜しまないことで、クルマに対して謙虚な気持ちで対話する能力をドライバーから引き出すのです。

 こうした労力を使って得られる価値は、低価格車でも手を抜かない走りの質感であり、それは3気筒であることを言い訳にしないステアリングコラム周りの剛性感の高さで、ステアリングに伝わる振動が少ないことであり、シート骨格を決して安作りにはしないで、長距離ドライブに対応したものになっていること、なのです。



 その意味では、ノートだったらドライバー側で特に学びの意識を持つことなく接することが出来て、その意味では至り尽くせりでしょうが、クルマを乗りこなした時の達成感だとか、愛車と共に暮らすひと時の充実だとかは、到底期待できないものです・・・。


 どちらを選択するか?は、あなた次第でしょうが・・・。

この文章は100万人のクルマ選びについて書かれています
Posted at 2012/10/05 18:43:05 | コメント(2) | トラックバック(0) | 100万人のクルマ選び | クルマ
2012年10月05日 イイね!

第15回 わたしの五選 最終告知!

第15回 わたしの五選 最終告知!












 第15回 わたしの五選の最終告知を致します。

 テーマは、、「4・6発だけじゃない五選」です。

 先月、4・6気筒で特集を組みましたが、今回はそれ以外全ての形態となります。

 即ち、2・3・5気筒・7気筒以上・ロータリー・電気自動車が加わり、前回ルール上はOKでも選考実績がなかったハイブリッド車を対象とします。

 尚、ハイブリッド車であれば、エンジンが4・6気筒であっても対象とします。

 ハイブリッド車として、簡素な例としてセレナのSハイブリッドは対象内ですが、エネルギーチャージのみでモーターを持たない新型ワゴンRは対象外とします。(実際は、ワゴンRは3気筒エンジンなので対象内です。^^;)

 開催日は、明日10月6日(土)午前0時~午後11時59分までです。^^

 引き続き、参加希望者募集中です。^^

~ ☆ 参加表明リスト ☆ ~

 モータージャーナリスト 町山 絢香

(以下、敬称略)

 O.i.r.a.123

 高山の(秋)山さん

 さんちゃん?
Posted at 2012/10/05 18:29:23 | コメント(1) | トラックバック(1) | イベント | クルマ

プロフィール

「メルセデスやBMWと比較するのはやめましょう──レクサス新型ESを考える
https://carview.yahoo.co.jp/news/market/20190123-10378107-carview/

これね、次期GSが計画されてない、というのが謎の答えだと思うんだけど。」
何シテル?   01/23 21:07
モータージャーナリスト 町山絢香です。よろしくお願いします。
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「俺のカー・オブ・ザ・イヤー2015」 はどのクルマ!? 
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2015/12/09 06:32:24
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