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モータージャーナリスト 町山絢香のブログ一覧

2015年12月31日 イイね!

2015年の厳選車ベスト10♪ ~ 後編・5位~1位 ~



【第5位】 06年 BMW 745i  10・15




 このE65がデビューした当時は、シフトレバーが消えた操作系が斬新でしたが、新車当時買われたご高齢な方には繁雑で、動かすにも戸惑ったとか。

 似たような操作ロジックで、メルセデス・ベンツのダイレクトセレクトがあるけれど、こちらはうんと操作手順が多く、ステアリングコラムに付いたシフト操作は、引きながらでないと操作出来ない。

 また、マニュアルモードに設定しないと、ステアリングスイッチでのシフト操作が出来ず、ボタン裏押しでシフトアップ、表押しでシフトダウン、というコツを知る必要がある。

 等癖があるけれど、これ慣れちゃえば快適で且つ走りが楽しめる高級サルーンでしたね。

 デザイン的にも、奇抜だった前期の方が、ダサかっこ良さがあってたまらない♪




【第4位】 78年 三菱 ジープ 直4縦2.7D J54 4×2速MT AWD (59.8) 16.16(1125kg/69.6馬力) 2・3




 20世紀前半の米軍兵器の一つだったジープを、日本の三菱自動車がノックダウン生産してた三菱ジープだけど、経年変化しても乗り味が変わらず、強靭な設計で長期使用にも耐えうるもの。

 これが、結果的にダイレクトな操縦性を生んで、絶対速度は遅いけど、走りは究極のスポーツカーだったんですね♪

 ただ、エアコン・パワステ両方無しで、エンジンサウンドも乗り心地もワイルドで、やせ我慢が必要ではあるけれど。





【第3位】 スズキ キャリィ 直3縦0.66 KCエアコンパワステ・セットオプション装着車  5速AGS FR (93.2) 14.00(700kg/50馬力) 8・31




 日本では癖があるとして敬遠されがちなAGSだけど、これ乗り慣れたら2ペダルでMT同等の低燃費と動力性能で、非常に魅力的なんです♪

 初期の自動変速が1速のみだった頃は、発進時のもたつきがあったけれど、2速発進モードが付いて非常に乗りやすくなりましたね♪

 現代のクルマで、これ程エンスーなクルマがあった、というのが驚き♪





【第2位】 00年 トヨタ クラウン 直6縦2.0 ロイヤルエクストラ  18.7万km 4速AT FR (15.2) 9.18(1470kg/160馬力) 12・4



 一般的には安楽セダンとして見られがちなクラウンが、ドライビングプレジャーで2位にランクイン♪

 意外に思うかもしれないけれど、これも2LのNAエンジンを積んだ、縦置きFRレイアウトのセダンなんです♪

 安楽に乗るには、クラウンの車格で2LのNAはきついけれど、4速ATをマニュアルセレクトして、高回転まで回してあげれば、あの80年代のハイソカーブームで一躍ヒーローになった、1Gエンジンを積んだ51~71系マークⅡ3兄弟の末裔である事がわかる、甲高いサウンドを奏でる。

 しかも、R34スカイラインのCMじゃないけど、ボディは力だ!を実感させる、プレスドアでボディの剛性感が飛躍的に向上した17クラウンとの組み合わせは絶妙で、走行18万kmオーバーでサスペンションの経たりは隠せないながら、柔らかめ脚でしなやかに受け止める。

 これぞ、ハイスペックに依存しないFRの魅力を、最大限に引き出した、柔らかなスポーツセダンじゃないか!と確信したのだった。









 いよいよ、栄冠の第1位は、






























 03年 BMW 318Ci   12・17



 これぞ、理想の小型FRスポーツセダン!

 厳密には2ドアクーペだけど、セダンベースで後席居住性を確保したフル4シーターだから、乗り降り以外は充分セダンとして機能してる!

 これが、最新型86やNDロードスターではこうは行かない。

 86じゃ、サスペンションストローク短くて接地感が薄く、ピーキーなエンジン特性にクラッチミートのタイミングがわかりにくいので乗りにくい。

 NDだと、ボディの剛性感が不足してて、ステアリングインフォメーションが希薄。

 対して、この318Ciだと12年過ぎた個体でもボディサスペンションの剛性感に衰えがなく、且つ低速からトルクがあって高回転域までスムーズに力強く回るエンジンは、サウンドこそ平凡だけど等身大FRスポーツセダンとしては、充分に機能している。

 それに、本国仕様と同じ左ハンドルだから、あらゆる操作が設計意図にあったものになっている。

 よって、日本国内の程度の良い物件は、外国人バイヤーに目を付けられて、オークションで高騰した価格で取り引きされる事が多く、たま数が減って貴重な物件になるのだとか。


 2015年の年末に、忘れかけてた理想のクルマ像と出会う事が出来たのは、本当に素晴らしかった。

 当方の軽自動車続きの車歴に、普通車を復活させるのに、是非とも小型FRセダンを、今一度貫いて見るのも有りかと、思った1年の締めくくりでした。
Posted at 2016/01/11 13:08:36 | コメント(2) | トラックバック(0) | 厳選車 | クルマ
2015年12月30日 イイね!

2015年の厳選車ベスト10♪ ~ 前編・6位~10位 ~

 2015年も、後明日のみとなりました。

 今年は、私事ながら先日の23日に衝突事故に遭って、むち打ち症の恐れがあるための病院通いで、昨年までとは一転して、まったりと年末を過ごす事となりました。

 ならばと、今年試乗したクルマ達でベスト10を作っちゃいましょう、といった形で2015年を振り返ります♪



【第10位】 トヨタ ランドクルーザー 11・8




 ビッグMCしたランクル200がランクインですが、ルーズなATと重くて重心が高いパッケージングは弱点だけど、それ以上に本物4駆としての骨太な設計に惹かれましたね♪

 油圧式PSの超ナチュラルでインフォメーションが明確なステアリングは、下手な最新スポーツカーを超えるものでした。



【第9位】 三菱 ミニキャブバン MIEV  4・8




 基本ボディは20年に迫ろうかという旧態化するも、純粋なEVの爽快な走りは健在で、高性能EVのテスラ・モデルSを知った後でも、その魅力が色褪せてないのに驚愕でした。


【第8位】 トヨタ プリウス SーFOUR  12・12




 単なるエコカーではなく、エモーショナルで走りが楽しめるハイブリッドカーに進化したのが、新型プリウスの一番の価値に思いましたね♪

 それだけに、あらゆるグレードに乗って、特に魅力的だったのが4駆モデルで、フロア剛性感が更に増してるのが推し要素。レザー滑りやすかったから、布シートのSにしました。



【第7位】 スズキ エブリイ バン 直3縦0.66 ハイルーフ PA FR 5速AGS(112.9)18.16(890kg/49馬力) 6・5




 今年、最も語り尽くしたAGSのエブリイバン。

 年末に一部改良が施され、AGSの変速制御にテコ入れしたとの事らしいけど、来年試乗してみたい。




【第6位】 VW パサート ウ゛ァリアント 直4横1.4T TSI Rライン FF 7速DCT() (/) 9・13



 エブリイバンに次いで語り尽くしましたが、安心してクルマに委ねられる、という部分では群を抜いてました。
Posted at 2016/01/01 22:45:20 | コメント(1) | トラックバック(0) | 厳選車 | クルマ
2015年12月27日 イイね!

五選の途中経過 ~ 歴史は繰り返されるのか?怖さと隣り合わせのアルトワークス♪ ~

 今日のムフロンの五選
      
12・2712・1712・1712・2612・27


 今日のムフロンの五選の圏外(;_;)

12・1612・16




 今日のアルガリの五選
      (3)
12・1712・2112・2112・17



アルト … ワークス(白)・5速MT・FF。64馬力自主規制突破を想定してたようなパワー感や鋭い吹け上がり感あり。ただ、KYBショックは固めだけど微振動を拾いやすい特性で、アクセル全開が怖い。アルトのシャーシ・ボディでは役不足か。レカロシートはノーマルシートより着座高め。

アルト … ワークス(銀)・5速AGS・FF。MTだとレッドゾーン超えそうな勢いも、AGSだとレブリミッター作動で強制シフトアップ。よって、バランスは良いけど小さくまとまった走りに終始。ターボRSのスポーツチューン仕様としては完成度高い。けど、これじゃ飼い馴らされたアルトワークス。

 いずれも、ステアリングインフォメーションは合格。ターボRSは超えるも、13インチタイヤのFグレードには及ばず。

プリウス … Aプレミアム・EーFOUR。4駆になるとフロア剛性感向上して、落ち着きのある走りになるのを改めて実感。パワーシートで座面角度適正化出来るのは良いけれど、革シートは滑りやすい傾向あり。
Posted at 2015/12/27 23:01:05 | コメント(0) | トラックバック(0) | 選抜 | クルマ
2015年12月22日 イイね!

五選の途中経過 ~ ジキルとハイドeトロン、羊の皮を破った狼GSーF♪ ~

 今日のムフロンの五選
      (3)
12・1712・1712・1612・16




 今日のアルガリの五選
      (1)
12・1712・2112・2112・17



A3 … eトロン。基本コンポーネンツはゴルフGTEと同一も、EVモードでもフィーリング悪化しない電動PSに、アウディブランドの高品質を実感。スポーツモードでは、迫力のサウンドでエキサイティングな走りに。ただ、重い車重でS3への未練は断ち切れず。

GSーF … 専用バケットシートで、良好とは言い難いGSの運転環境が、飛躍的に向上。気持ちステアリングインフォメーションが薄くてギアの変速が遅い、なまくらだけど低価格でトヨタ車同等の信頼性で乗れるM5としては有り。
Posted at 2015/12/25 20:57:26 | コメント(0) | トラックバック(0) | 選抜 | クルマ
2015年12月17日 イイね!

五選の途中経過 ~ 10年前のラテ味に戻らずタント、10年経っても輝く左MT318Ci ~

 今日のムフロンの五選

12・1712・1712・1612・16




 今日のアルガリの五選

12・1712・17



タント … Xホワイトアクセント・SA2・FF。電動PSのフィーリングが、戻りが悪くてすっかり上質感失った模様。CVTの発進時のもたつきは相変わらず。

タント … カスタムRSトップエディションSA2・FF。革巻きステアリングで上質になったステアリングだけど、電動PSアシストの根本は変わらず。ターボパワーも、CVT発進時のもたつきで相殺。

プリウス … Aプレミアム。電動パワーシートで運転環境良好に。他、他グレードと以下同文。

プリウス … Aプレミアム・ツーリングエディション。17インチへのインチアップで、気持ちシャキッとして路面凹凸拾う程度で以下同文。

318Ci … 05年・Mスポーツ・左H5速MT・6.7万km・70.0。小型FRセダンの理想型♪ボディサスペンションの剛性感に衰えなし。Mスポーツ社外サスペンションの割にしなやかで接地感高い。エンジンマウントしっかりでクラッチミートしやすく、乗りやすくてロングドライブでも疲れにくい。唯一、シートショルダーの張りだしが気になった。

318ti … 03年・Mスポーツ・6.4万km・39.8。先のクーペとは別物で、後のE90や87を彷彿とさせるゴムをねじったようなステアリングで、走りの質感は落ちる。
Posted at 2015/12/22 20:35:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | 選抜 | クルマ

プロフィール

「メルセデスやBMWと比較するのはやめましょう──レクサス新型ESを考える
https://carview.yahoo.co.jp/news/market/20190123-10378107-carview/

これね、次期GSが計画されてない、というのが謎の答えだと思うんだけど。」
何シテル?   01/23 21:07
モータージャーナリスト 町山絢香です。よろしくお願いします。
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「俺のカー・オブ・ザ・イヤー2015」 はどのクルマ!? 
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2015/12/09 06:32:24
【 ムフロンの五選 ・ 厳選6号車 ・ 2合目 】積んで積んで走って走れ!  
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/06/21 21:45:37
五選の途中経過 ~ ドライビングプレジャーを求めて、MTロードスターvsAGSアルト♪ ~ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/06/12 00:28:36

愛車一覧

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