
こんにちは/こんばんは。
とまるん です。
この年始に宮城県大崎市のある場所に行って来ました。
ツイッターのFFの方のツイートによく出てくる交差点。
https://twitter.com/doremi_shinchan/status/1438679888974647296?s=20
https://twitter.com/doremi_shinchan/status/1471613005490421762?s=20
7年ほど前の交通事故で祖母を亡くされたとのこと。
度々この交差点の映像があがっており、自分の昔からの友人がこの近くに住んでいることもあって他人事とは思えませんでした。
というわけで、
年始に宮城県仙台市からちょっと足をのばして、
車で北へおよそ1時間、大崎市方面へ行って来ました。
その交差点は、片側1車線の東西に走る道路にあります。
田んぼや民家などが周りにあります。
その道路の東端は川沿いに走る道路との丁字路、西側は田んぼの中を走るバイパスとの交差点です。
交通事故の加害車両は東から来て、北から南へ横断していた歩行者があと3歩くらいで渡りきるところに衝突したとのことです。
この道の制限速度は40km/h。
しかし、加害車両の速度は80~90km/hほど出ていたと推定されています。
その道を走ってみました。
東の丁字路から西へ。
動画の35秒あたりで細い道路と交差します。
その交差点が交通事故があった場所です。
写真です。
まず、道路東端の丁字路。道路は奥(西)に向かいます。
道路の入口に看板があります。
看板『死亡事故発生路線注意』 制限速度は40km/h。
途中にある信号のない横断歩道を越えて進んでいくと、この場所です。
この先に交差点があります。
路面のペイント『交差点あり注意』
交差点があるのが見えるでしょうか?(少し分かりにくいかもしれません)
交差点の奥から振り返るとこう見えます。
1車線ほどの小道との交差点。
車は奥から手前に来ました。
歩行者はこの写真の左から右へ横断してあと3歩ほどで渡り切るところでした。
運転者から見れば、右から左へ横断していた歩行者。前をよく見ていれば渡っているのが見えたはずです。
交差点、脇道側から見たところ。
歩行者は手前から奥へ横断していました。加害車両は左から。
道路を横断する前の位置から右(バイパス側)の様子。
道路を横断する前の位置から左(丁字路側)の様子。
加害車両はこちらから来ました。
夕方、加害車両は無灯火だったと見られているようです。
この交差点、歩行者が安全に渡れるようにするにはどうすればいいのでしょう?
住む人にとっては生活空間の一部。
安全に安心して渡れるように、と願うのは当然のこと。
住宅街の生活道路だったら、最近の交通施策で普及が始まろうとしている凸部(ハンプ)を設けるという方法もあると思います。
https://www.mlit.go.jp/road/road/traffic/sesaku/pdf/all.pdf
https://www.mlit.go.jp/road/road/traffic/sesaku/torikumi.html#2-2
しかし、ここは大きなダンプカーも通る道路で、ハンプ施策で想定されているような住宅街とはちょっと異なるようです。
もし設置できればそれに越したことはないでしょうが、ハンプの設置は難しいかもしれません。
とはいっても、交差点を歩行者が安全に渡れるようにするには、
「交差点あり注意」の路面ペイントだけでは心もとない気もします。
夕暮れの中を無灯火で走ってくる車に交差点や横断歩行者の存在を知らせる方法……。
例えば、交差点に照明をつけるのはどうでしょう?
幸い近くに電柱があります。
左右の電柱に照明があり、交差点を明るく照らしていれば、
単調な道路の中、スポット的に光るエリアは他と違う場所として目立ち、
横断している歩行者も車から見えやすくなるのではないでしょうか。
LED防犯灯、電柱取り付けタイプをイメージしました。
自治会などで町内に設置する例もあるようです。
https://www.irisohyama.co.jp/led/houjin/products/facilities_store/led-securitylight.html
交差点脇の敷地に佇むダミーパトカー。事故の1年後、設置されたそうです。
……置き土産……(・_・)。
『信号のない横断歩道 とちまるくんステッカー』
どりーさんはお仕事の日でしたので、置き土産をして帰りました。
尚、ご存知の方はご存知かと思いますが、
道路交通法第38条の2 にて、
「横断歩道のない交差点における歩行者の優先」が定められています。
”第三十八条の二 車両等は、交差点又はその直近で横断歩道の設けられていない場所において歩行者が道路を横断しているときは、その歩行者の通行を妨げてはならない。”
横断歩道がなくても、交差点で歩行者が横断していれば、その歩行者の通行を妨げてはいけない。これも交通ルールです。
車を運転する際は、心に留めておきたいものです。
もちろん、速度超過は危険です。
車の停止距離がのびるだけでなく、視野が狭まり周囲の危険察知がしにくくなります。周囲の歩行者にとっても、車がより急に現れる形になり、危険を増大させます。
夕暮れ時の無灯火も危険です。
自分が見るだけでなく、相手から見られるための早期点灯。
相手から気づかれるようにするためにもヘッドライト点灯は大切です。
暗くなる前の「日没30分前」を目安に、早期点灯を心がけましょう。
交通安全はみんなの願い。
一人ひとりが考えて、できることをしていくことが大切だと思います。
皆様、ご安全に。
Posted at 2022/01/05 15:39:01 | |
トラックバック(0) |
交通安全(横断歩道以外) | 日記