2度の故障を経て私の中華ナビ、JOYING FYT-based PX5が帰って来ました。2度目の故障ではさすがのJOYINGも保証対応を渋りましたが、とにかく送り付けて追跡番号を提示したら修理されて戻ってきました。まあ修理というか、Wi-Fiのマックアドレスが変わっていたのでほとんど交換していると思いますが・・・。
たとえ商品に不具合があっても、
怒ったり、高圧的な態度に出るのは絶対に得しません。客観的に見てバイヤーが正しいと思える言葉遣いで事実だけを的確に、かつ手短に伝えましょう。私からのアドバイスです。まあ中国人に限らず、どんな場合でもそうですけどね。
2018年度ベストバイ中華ナビの魅力をバンバン伝えていこうと思っていたのに、不運な故障が続いて全く記事を書くことが出来ませんでしたが、今回はとりあえずQDに対するFYTの利点を紹介したいと思います。
1:画面分割が自由
QDは画面分割を使用するときに固定アプリを左側にしか設定できませんが、FYTは左右どちらにも固定できます。また、分割状態から1画面に戻るときも右アプリ、左アプリどちらからもスワイプして戻すことが出来ます。
2:分割比を変更できる
QDでは常に5:5でしたが、FYTではどちらかを大きめに設定することが出来ます。実際ナビなんて目的地に近づくまではほとんど見ずに走れるわけですから、動画アプリを大きめに表示出来るのは実用的です。ただしQDでもカスタムROMなら同じことが出来ますけどね・・・。
3:北斗(BeiDou)に対応
以前も紹介しましたが、FYTは北斗(BeiDou)に対応。ソフトウェアのバグによりGLONASSを拾えないQDに比べ、常に倍以上の衛星を捕捉出来ます。衛星が10個を切るのはトンネルに入った時ぐらいでしょう。
4:バックモニターが全画面で表示される
初めてQDのオレオを手にしたときはバックモニターの分割表示が珍しくて「これは良い!」と思ったのですが、安全確認のためのモニターなのだから全画面で大きく表示された方がいいに決まっています。さらにバックモニター表示中でもAbemaTVの音声が止まらないし、バックモニター表示が終わるとちゃんと元の分割表示に戻るのも素晴らしい。
※ここから下はhvdwolf氏のアプリ「XFytTweaker」を使用した機能です。
5:スリープ後にエラーが出ない
QDのオレオで分割表示をする場合、左側のアプリはGoogle謹製にしておかないとスリープ復帰後100%ランチャーがクラッシュします。FYT機ならXFytTweakerを導入すればクラッシュしないのはもちろん、分割表示もそのまま維持されます。(うまくいけば)視聴途中だったAbemaTVやYouTubeが自動的にリジューム再生されます。
6:ステアリングリモコンに好きな機能を登録できる
QDはあらかじめ用意された動作をスイッチに割り当てるだけですが、XFytTweakerではステアリングリモコンに構文を登録できます。使いこなすには知識が必要ですが、XDAで紹介されている例文を登録するだけでも相当感動的です。
以下はFYT機の残念な部分
とにかく熱過ぎ。私は今まで合計4つのQDのPX5を買いましたが、115℃とかQD機では見たこと無いですよ。しかもこれ、SOCに追加ヒートシンク貼って、わずかながらも本体背面ヒートシンクにエアコンの風をあてている状態です。そりゃあ壊れるって。
QDとFYTの大きな違いのひとつに、BlueToothがSOMに組み込まれているという構造的な違いがあります。そのせいか、BlueToothを使用しているとWi-Fiの接続に時間がかかります。まあWi-Fiはとてもデリケートなものなので、通信環境が違えばこの問題は全く起きない可能性もあります。ただしPumpkinで購入したQD機では一切この症状はありませんでした。
標準のステアリングリモコン機能がショボ杉。ROOT化して改造しないとステアリングリモコンからホームを表示することすら出来ないなんて・・・。とてもユーザー目線で開発してるとは思えない不便さです。実はこの部分に関してはQD機の圧勝です。あっちは標準でAmazonビデオの再生停止までコントロールできますからね。
そんなわけでJOYING FYTbased-PX5は今後も可能性が広がる魅力的な最新型中華ナビですが、それでも全く改造する気が無い方はQDを買った方が幸せになれると思います。私のFYTに対する評価はあくまでROOT化、JET(Joying Extra Tools)、XFytTweaker導入込みですので悪しからず。
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中華ナビ | 日記
Posted at
2018/09/06 12:26:49