【東北ドライブ】秋田県象潟町 九十九島_2017/11/7

この日は庄内米で栄えた山形県酒田市の米蔵や武家屋敷を見る予定でしたが、翌日の天気はお昼頃から雨予報。

天気予報とスケジュールをにらめっこして酒田市内観光は諦めて翌日予定していた秋田方面に行くことにした。






山形と秋田県境には標高2,236mの活火山、出羽富士と呼ばれる鳥海山があります。

登りたかったけど山頂は雲がかかって天気悪そうなので行けませんでした。




酒田市から走ること約40分。

秋田県に入った。

日本海を見るのは34年ぶり。

晴れて気温もそこそこ暖かいものの風は強くて日本海らしく白波を立てていました。










東北地方日本海側で１，２番に来たかったのはこの地、象潟町。

「象潟」＝「きさかた」と読みます。てか、読めねーし(^^;;

かつては潟湖で、それを象「潟」と呼ぶらしい。






↑写真中央のぽつぽつと見える古墳のような小山がいくつも点在してるのがわかりまか？

この地形は国の天然記念物に指定され「九十九島」と呼ばれてます。



紀元前466年に鳥海山が噴火し、発生した大規模な山体崩壊による流れ山が日本海に流れ込み、浅い海と多くの小さな島々ができあがった。
やがて堆積作用の結果、浅海は砂丘によって仕切られて潟湖ができた。
そして小さな島々には松が生い茂り、風光明媚な象潟の地形ができあがった。
東西の長さは20町（約2200m）、南北の長さは30町（約3300m）をそれぞれ超える程度であった。

江戸時代までは、九十九島・八十八潟が景勝地となり、「東の松島 西の象潟」と呼ばれ、松尾芭蕉の『奥の細道』（1689年）でも

　　象潟や雨に西施がねぶの花

と詠まれた。

by wiki







しかし文化元年（1804年）の象潟地震で海底が隆起して陸地化した。
その後、本荘藩の干拓事業による水田開発に飲まれ、歴史的な景勝地は消されようとしていたが、
当時の蚶満寺の住職・二十四世全栄覚林の命懸けの呼びかけによって保存運動が高まり、今日に見られる景勝地の姿となった。


上空から見た象潟（1976年）　＜外部リンク＞





つまりは、もともと海だったところに火山噴火によっていくつもの小島が出来たあと、

地震による海底隆起によって水田が作られ現在の姿となったというわけだ。







自然の力は偉大ですね。

いくつもの奇跡が重なり火山と地震の多い日本ならではの景勝地と言えるだろう。

この地形は見るものを歴史とロマンの世界に導く。

地形好きにはたまらない地だ。

サーキットやツーリングよりこの地形の方が100倍楽しい。

一日中見ていても飽きない。



と言ってもスケジュールは押せ押せなので象潟を後にして日本海沿いをさらに北上する。

つづく。



【東北ドライブ】

・MR-S東北＆東関東オフ ＠栃木県なかがわ水遊園_2017/11/5　⇒こちら

・蔵王～月山 日本海へ_2017/11/6　⇒こちら

・山形県松ヶ岡開墾場_2017/11/6　⇒こちら

・秋田県象潟町 九十九島_2017/11/7　⇒こちら

・秋田県男鹿半島 入道崎・八望台_2017/11/7　⇒こちら

・秋田県男鹿半島 寒風山・八郎潟_2017/11/7　⇒こちら

・秋田県 角館_2017/11/8　⇒こちら

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