阿蘇からやまなみハイウェイ(県道11)を走り由布岳を目指します。
※画像をクリックすると拡大します
山間を走るこの道は走行量が少なくてほぼ貸切り状態でした。
天候は曇り時々晴れ。
天気予報ではこのあと雨が降るのでそれまではオープンでまったり走る(^^♪
阿蘇市と東隣の産山村との境界付近を走るやまなみハイウェイの沿線景色は、大観峰で見たのと同じ丘陵台地が広がる。
駐車スペースの無い狭い道路のため写真は撮れてませんが、車載動画に映ってました。
(以前の1000mgのようにまたハゲハゲ言われるんだろうなぁ、笑)
これは9万年前に始まった阿蘇噴火の火砕流が堆積した面だそうで、標高約800mの平坦な台地面です。
そもそも阿蘇カルデラはどのように形成されたのでしょうか?
阿蘇の噴火は約27万年前から9万年前までに大規模な噴火が4回ありました。
その中でも4回目(9万年前)の噴火は最も規模が大きく火砕流は九州中央部を覆い一部は海を越え山口県秋吉台まで達し、火山灰は日本海海底、北海道まで達したという。
これらの噴火に伴い山体崩壊が繰り返されてカルデラが形成されました。
こどもの頃、大古の阿蘇は標高1万メートル以上あり、それが噴火・山体崩壊して出来たのがカルデラで、残ったのが外輪山と信じ込んでましたがそうではなさそうです。
標高はさほど高くはなく、何万年、何十万年もの間に噴火を繰り返して出来たと言いますが、1万メートルの山が吹っ飛んだ方がロマンを感じますよね。
やまなみハイウェイは台地の間を縫うように走り、本州では見たことの無い景色に目を奪われた。
阿蘇の東と北側には火砕流台地が広がり、現在はその地形を利用して多くの牧場が営まれてます。
一方、南と西側は起伏に富んだ地形のため火砕流台地は少なく牧場はあまりありません。
火砕流台地は台地と言われるように傾斜は緩いです。
これは火砕流の粘性が低く、急斜面に堆積することが出来なくて、低所に集り緩傾斜のところから堆積し始めるからです。
堆積量が多ければ基盤の起伏は埋めたてられ、火砕流台地が形成される。
なるほど(笑)
カルデラには水が溜まりカルデラ湖が出現します。
阿蘇で唯一の谷に堆積した火砕流は決壊して水が一気に流れ出し平野を形成しました。
その谷は南阿蘇村の立野地区。
そして出来たのが熊本平野。
確かに、R57で立野を抜けて熊本方面に走りましたが、両側に山(崖)があり、山越えの峠はありませんでした。
立野には断層があり、ここだけ外輪山が形成されなかったようです。
何も阿蘇中岳の噴火だけが地球が生きてる証拠ではありません。
目に映る景色ひとつひとつに理由があり、大古から繰り返された地球活動そのものなのです。
やまなみハイウェイに話しを戻しますね(^^;;
長者原(ちょうじゃばる)から九重連山(くじゅうれんざん)を望む
長者原には環境省長者原ビジターセンターがあるのでトイレ休憩に利用できます。
どんどん進んで湯布院の街を抜けて次の目的地に着きました。
由布岳
生憎の曇りで山頂は望めません。
交通量は少なく、登りは2車線。なんとも贅沢な県道です(^^)v
中腹にある狭霧台。
狭霧台から見る由布岳。
ここからが本当の目的地。
じゃーーん!
狭霧台を越えて少し進むと細い脇道があります。
ここから由布岳と湯布院を見るのが目的でした!
由布岳とやまなみハイウェイ、左下は狭霧台、左奥は湯布院の街。
どうです?絶景でしょ!
溶岩だらけの崖を登ってMR-Xを写し込む。
超広角10mm使っても全景が撮れない画角(^^;;
狭霧台と湯布院の街
この脇道は基本的に1車線ですが、所々に対向待避場所があります。
奥から切ったばかりの木材を積んだ10トントラックが来た時には焦りましたよ。
ちなみに奥には牧場があるようですが、気軽に入れるようなところではありません。
なので写真撮ったらさっさとUターンしてやまなみハイウェイに戻ることをオススメします。
また見通し悪いのでスピードは控えめに(^^)
オートポリスの旅、次は最終回。
レトロな門司とフェリーです。 つづく
あ、忘れてました!
脇道からのやまなみハイウェイと由布岳の景色は、BS日テレ「峠」で見られます。
と言うか、この放送見たのでこの道に行ったんですけどね(笑)
■TOYOTA 86 テレビ番組『 峠[TOUGE] 』 volume 042 狭霧台
※YouTube URL⇒https://youtu.be/1DiktYIOfQ0
カメラマンは狭霧台からカメラ担いでここまで歩いてきたのかー?
と思ってグーグルアース見たらしっかり道路ありました(笑)
2019夏・北海道旅のまとめ カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2020/05/05 01:20:29 |
MR-X spec RS (トヨタ MR-S) MR-X spec RS(MR-S 改)に乗ってます。 2007年の夏、H14年式中古 ... |
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