先月の能登半島ドライブブログに書いたようにSMTトラブルがありました。
停止中ギアニュートラ状態でSMTランプが点滅してギアチェンジ出来ないという症状です。
そこでこのトラブル症状と原因・修理についてまとめました。
作業はトヨタGRガレージに依頼して、シフトレバーポジションセンサーを交換してます。
【トラブル症状】
■経緯
① 症状1回目
・能登半島ドライブ中に観光地に駐車して、再びエンジンを掛けると
SMTランプが点滅して歯車マークが点灯
⇒ギアチェンジ出来ません
・エンジンOFFして再びONするも、同じ症状発生
・
OFF/ON(OFFしてから30秒程待ってON)を4回程繰り返すとSMTランプは正常に戻りギアチェンジ出来るようになった
② 症状2回目
・数キロ移動して別の観光地で駐車して、再びエンジンを掛けるとSMTランプが点滅して歯車マークが点灯
⇒ギアチェンジ出来ません
・エンジン掛けなくてもACC(アクセサリー)でも点滅するので、OFF/ON(ACC)を4回程繰り返すとSMTランプは正常に戻りギアチェンジ出来るようになった
③ 症状3回目
・ホテル宿泊の翌朝、
エンジン冷え切った状態でエンジンONにすると前日と同じ症状でSMTランプが点滅して歯車マークが点灯
⇒ギアチェンジ出来ません
・OFF/ONを4回程繰り返すとSMTランプは正常に戻りギアチェンジ出来るようになった
■症状まとめ
前兆はなくていきなり症状発生。
走行中のギアチェンジ時にSMTランプが点滅することはなかった。
停止中のエンジンOFF状態でONにすると、SMTランプが点滅して歯車マークが点灯してギアチェンジ出来ない。
同じ症状は3回(移動中や朝一発目)発生したものの、その後は発生せず無事帰宅できた。
【原因調査】
・
トヨタGRガレージにてダイアグを調査
・
エラーコード P0820:シフトレバーSW異常 を検知
・0.5秒以上何かしら異常があるとダイアグは記録され、同じ症状の場合は一番重度のものが残り、その他は上書きされる
・
レポートによると、 冷却水温=25℃ エンジン回転数=992rpm 車速=0km/h ギアポジション=N
・これは、上記症状③、宿泊先から出発する朝一発目の状態と思われる。
(移動中の記録なら水温はもっと高くなるため)
■結論
エラーコードとその状況からSMTのセンサーのうち、シフトレバーポジションセンサーの異常と結論付けた
停止中のためギアはニュートラだが、センサーがバックや1速などと検知して、そのためギアチャンジが出来なかったと思われる
【修理】
・シフトレバーポジションセンサーは在庫あり。パーツ代は10,560円、交換工賃は14,014円
画像はシフトレバーポジションセンサー(思ったより小さい、サイズ比較のためキー置いてみた)
・念のためシーケンシャルポンプフルードも交換
・トヨタ手順書には項目が無かったため、ミッションコンピューターは初期化してません
以上です。
SMTランプが点滅してギアチェンジが出来ない症状はあちらこちらでよく見聞きします。
その際、推測でミッションコンピューターを初期化したら失敗したなどあらぬトラブルも発生してるようです。
先ずはDラーでしっかりダイアグレポートを出して原因を明確にすることが重要です。
またその原因の修理は整備書記載手順通り行う。
手順の一部をすっ飛ばすと他のトラブルも併発(誘発)することがある。
ダイアグ出せない、または出してもその意味が分からないようなら出来るDラーを探しましょう。
私の場合は、MR-S購入当初から出入りしてるGRガレージ・マスターワン東名川崎(関連URL参照)でいつも調べてもらってます。
昨年はSMTトラブルのうちクラッチセンサーを交換し、今年はシフトレバーポジションセンサー交換。
来年はまた何かあるかもしれませんね(笑)
ただ思うに、ポンプそのものは壊れないのではないかと楽観視してます。
徐行・低速時や坂道発進の時にガタガタするようならSMTクラッチセンサーを、
停止時にSMTランプが点滅するならシフトレバーポジションセンサーを疑ってみてはいかがでしょうか。
ちなみに、能登半島ドライブ中にリモコンによるキーロックが出来ない症状も発生しました。
これはGRガレージの推測になりますが、
SMTギアポジションの異常値がキー制御側のコンピュータに誤って記録されてロックされなかったのではないかと。
例えばATでギアがPでないとキーロックできませんよね。
それに似た症状が年式によっては発生するそうです。
あくまで推測なので原因はまだ解明されてません。
今回のセンサー交換後は快適です。
あとはロングドライブやサーキット行って様子見たい。
Posted at 2020/10/27 20:35:59 | |
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