W113 250SLのブログ一覧

113とミニで2連投です。
来月ミニの車検準備のためデスビキャップとローターの交換をしました。

一応ルーカスの箱入りですがリプロ製品、年々品質が低下していている感じがします。

価格は両方で¥1500程度、安いので車検毎に交換しております。

デスビの場所はここです。

見えねーって。

ハイテンションコードを外すと現れます。

点火順序は右上から反時計回りに1-3-4-2

ロングドライバーでネジを外します。

この長いドライバーじゃないと、ちょっと往生します。

デスキャップを外すとローターが現れます。

ルーカス65Dというフルトラデスビなのでポイントはありません。

ローターを外すと、粉吹いてますがな。

軽くお掃除しておきました。

ローター

これも先端に電蝕の痕

デスキャップ内側、セグメントの電蝕が激しいっす。

こうなるので、定期交換が必要

アップの写真

電蝕部がポロッと剥がれます。

新しいデスキャップ

真ん中の接触部が変に飛び出してるけど、大丈夫か？

新しいローターを差し込みます。

これも外観品質悪いなぁ。

元通り組立てて、ハイテンションコードを差込み終了

普通にエンジン掛かります。
この65Dデスビから、それまで開発された80年代のルーカスのフルトラより格段に信頼性が向上しました。
しかし、その後ルーカスも解体されたようで近年アッセンブリーで出るアフターパーツは社外品のようです。
ウチのは、新車から付いているルーカス純正品なので25年間、約20万キロ故障知らずです。

続けて下周り確認、インナー側の等速ジョイントから油漏れ。

5月に直して貰った場所なので、もう一度見てもらうか。

エキパイからの排気漏れ掃除

ステンレスパイプが綺麗に焼けてるなぁ。

オイルパンの油漏れも、

掃除しておきます。

後は、キャブレターのガスを絞れば取り敢えず車検準備完了、あと少しで夏休みかー。

台風一過の日、午前中迄時折激しい降りでした。

今日は、本来クラブの夏ミーティングの日でしたが、野暮用で参加出来ず欠席しました。

先週迄の熱波ほどではありませんでしたが、暑かったので113の下回りの再確認とローバーミニの軽作業だけに留めておきました。
先ずは後方を上げ、デフ周りを確認します。

デフからのオイル漏れはペラシャフトコンパニオンフランジの

オイルシールからのようで、これを交換すれば止まるのか？

燃ポン周り、ココは前回手を入れてから

特に変わらず問題なし。

続いて前側

水冷式オイルクーラーの水漏れは綺麗に止まっています。

オイルパン周り

ココも水漏れの跡はなし。

昨年の5月はこんな状態でした。

今思えば、この時既にオイルクーラーから水漏れしていたんだな。

A/Tも綺麗

多少の油漏れはありますが。

同じく昨年の状態

オイルクーラーからの水漏れが、ここ迄しぶきになって飛んだ跡

以上、水を足し続けていれば問題無く走れるというとんでもなく醜い見本でありました。
因みにこの時のクーラント消費量は1ℓ/1000kmでした。

写真はM130ユニットのピストンです。

赤い280SLに乗ってらっしゃる、としさんにお願いしてエンジンオーバーホール前のピストンを1個いただいてしまいました。
2.8ℓ直6のピストンはやっぱり大きいなぁ。

ウチの113はM129ユニットですので、ボア径が違いますので勿論使えません。

ピストンヘッドの刻印は86.49、スタンダードピストンのボア径を示しています。
因みにウチのM129 ユニットはボア径82mm、直径で4.5mm小さくなります。

ストロークは78.8mmなので1気筒当たり約463cc、M129はストローク同一で約416ccとなります。

ピストンとピストンピン


カーボンの付着は内側の方が多いです。


4本リング仕様



摺動痕はこの面と反対側に僅かにあるだけ。

20万km以上走行してこれだけなのは驚きました。

反対側

スタンダード径のままならば、充分再使用できるはず。

スプレー式のガスケットリムーバーでカーボンを落としてみました。

としさん、スミマセン、あまり速攻効果ありませんでした。
これを使う場合は気長にやる必要があり、速攻カーボン落としには、メタルクリーンの方が効果あると思います。

ウチはカーボン付きのままの方が味があると思いますのでこのままでディスプレイして家宝にさせていただきます。

先週届いたドリップパン。

113の油漏れ対策に使います。

2枚あるので1枚は油作業時に使用予定

大きさは約63×44cm

この大きさの2倍の物も存在するみたいです。

113の定位置にはこんなにオイル染みが。

デフオイルなんであんまり気にしていないのですが、ちょっと多いか？

テキトーに掃除

ギヤオイルなんでベタベタですがな。

其処にドリップパンを置くだけ。

そうです。油漏れ対策は正確に言うと油漏れ受け対策でした。

位置的にはこんな感じです。

丁度デフ下の位置です。

漏れはインプットフランジのオイルシールか？

これで漏れた分だけ足せばいいか？

こんな暑い日でもちゃんと乗れるクーラー付きヴィンテージカー、なんて贅沢なんだ。

そう言えば先週、前側ペラシャフトのユニバーサルジョイントにグリスアップしましたが、それが良かったのか発進時にカサカサ鳴ってた音が、全く静かになり普通のクルマと同じになりました。？

本日は9時から作業開始、既に超暑いです。

ハードな整備は命に関わりそうなので、今日はハイビームで固定できなくなってしまったローバーミニのインジケータスイッチの交換だけにしました。

先日、英国のミニスペアーズという専門サプライヤーから購入したリプロパーツですが、約¥3600位でメルセデスのパーツと比較すると信じられない位の安さです。

ステアリングコラムカバーを外し、

ハーネスのコネクターを外します。

ステアリングのセンターモチーフを外し、

ナイロンキャップを外すと、

二面幅1インチのロックナットが現れますので、

締付位置に印をしておきます。

愛用しているシグネットの1インチのソケット、インチサイズ工具でも安いです。

これでナットを緩めます。

ナットを外したら、忘れないように、

セレーション位置が分かるようにここにも印をしておきます。

ワイパースイッチの固定ネジを外します。

二面幅1/4インチサイズ、10年位前に交換してますが、純正ルーカスの刻印が見えます。

写真撮り忘れましたが、本体固定ネジを外して新品と交換

何が変わるという訳でもなく、レバーが新しくなっただけ。

元通りに復旧、作業時間約40分

暑さでこれ以上は危険と判断し、勇気ある撤退

外したインジケータースイッチ、

白い樹脂の部品が割れていました。

これでハイビーム時のレバーを固定する構造です。

明日から、ハイビームが活躍してくれそうです？