レッドブル・エアレース ワールドチャンピオンシップ2018千葉
遅くなりましたがレッドブルエアレース千葉2018決勝の模様をお伝えしたいと思います。
今回は写真が多めのブログになります。
撮影はレース全般は一眼レフで撮影し、その他はスマホでの撮影をしています。
先日機種変更したばかりのXperia SO-01Kでの撮影が最近のスマホのカメラの性能に驚いたことから、今回はレース以外での撮影を任せてみることにしました。
いちおう一眼レフでも交換レンズとして標準ズームレンズも持って行ったのですが、交換も面倒だったので、結局使うことはありませんでした。
先に予選の模様もアップしています。
併せて読んでいただければ、二日間のレースの様子が分かるかと思います。
RedBull AIR RACE千葉 2018予選 ⇦クリックで予選のブログをご覧いただけます。
パソコンでご覧になっている方は画面を右にスクロールをお願いします。
画像が大きく表示されます。
決勝は昨年と同じ、一般エリアからの観戦としました。
レッドブルエアレース千葉でいちばん観客が入るエリアなのでさすがにゲートも広いです。
泊まり込みで来ているのでこの日も朝早くから一般エリアのゲート前に並び、最前線からの撮影することを楽しみにしていました。
朝早くから並んだ甲斐もあり、無事に最前列を確保。
昨年同様、バーチカルターン近くからの撮影をすることを決めていました。
この時までは。。。
場所も確保出来たので、レースが始まるまでは時間もあるので、飲食エリアで食事を済ませ、各ブースを回り記念撮影をして楽しみました。
ハミルトンブースに行ったら、パイロットのカッコイイパネルが展示されていたので記念撮影
時計見てたら欲しくなるので、じっくりと見るのは止めておきました(笑)
ファルケンブースでは室屋さんのパネルと記念撮影
室屋さんのオフィシャルグッズに身を包みピースサインを真似て♪
筆者がブログにて顔出しするのは今回が初めてです。
お会いした事がないみん友さんもいるので、自分はこんな感じですということを知ってもらえればと思い、載せてみました。
改めましてよろしくお願いします。
でも顔出しするのは今回だけかな。
LEXUSブースでは今年もLC500hの展示がありました。
室屋さんに応援メッセージを描いたステッカーをクルマのボディに貼りみんなの思いを届けるという企画。
予選の時のスタートゴールエリアとは違い、サイドアクトがより楽しめたり、様々なブースが出展されているので、レッドブルエアレースを心置きなく楽しめるエリアとなっています。
私もこの日はレースが始まる前までは記念撮影をしたりして楽しみました。
食事も済ませ、各ブースも一通り見て回ったので、席に戻ることに
しかしここでまさかの事件がありました。
自分の確保した席がない!!
どこをどう見ても見あたらない。。。
(;゚Д゚)ええええ
だってレジャーシートを敷いてその上に風で飛ばされない様に重めの石で四隅を固定しておいたんですよ?
さらに、観戦中は使えませんが、待ち時間の間に使用していた折りたたみの椅子まで無くなっている!?
その上に置いておいた、ドリンクと入場の際に貰ったAVIREXのノベルティグッズまで無い。
完全にやられました。。。
レジャーシートに関しては、大会公式のオフィシャルグッズだったのと、表向きはレジャーシートの使用は大会公式のオフィシャルグッズ以外の使用は認められていないので非常に重宝していたのです。
人が朝早くから並んで、ゲートオープンと同時にダッシュして確保した場所だったのに。。。
それを平然と持ち去る行為にショックでした。
しかし落ち込んでばかりもいられないので、すぐさま別の場所を探し、ひとりで観戦に来ていたこともあり、ちょうど一人分の空きスペースを最前列で確保することが出来ました。
撮影はマニュアルモードで撮影しましたが、カメラのモニターではちょうど良い写り具合かなと思っていても、いざパソコンのモニターで確認すると予想以上に明る過ぎて自分のイメージ通りの写真でないものが多数。
撮った写真をその場でチェックしてはいたのですが、全体的に明る過ぎな写真ばかりになってしまったことから、もう少しISO感度を下げるか、絞りを絞って撮影しておくべきでしたね。
この辺りはまだまだ経験不足なので、次回の撮影に活かせればと思います。
今年はレースが始まる前にパイロットによるパレード飛行が行われました。
昨年の千葉大会で表彰台を獲得した3名のパイロットによるフライトです。
左からコプシュタイン選手、室屋選手、ソンカ選手
こんな編隊飛行が見られるなんて贅沢な演出ですね。
昨年の覇者、室屋さんにとっては凱旋フライトになりました。
3機でのパレード飛行の後は1機ずつのフライトも披露してくれました。
昨年3位のソンカ選手
昨年2位のコプシュタイン選手
そして昨年の千葉大会の優勝者 室屋選手
室屋選手は決勝では垂直尾翼をそれまでのカンヌ戦まで使用していた垂直尾翼に戻しての決勝へ挑むことに
前日の予選の時と垂直尾翼の大きさを比べてもらえればその大きさの違いが分かるかと思います。
予選の時の室屋選手の機体
垂直尾翼の大きさに注目
垂直尾翼を元に戻したことで、操作も安定感が増し、アブダビ戦、カンヌ戦の様なパフォーマンスを発揮してくれることを期待していました。
いよいよ決勝がスタート
決勝は14名のパイロットによる勝ち抜き戦で行われます。
ラウンド・オブ・14
予選のタイムの上位と下位が対決
ラウンド・オブ・8
ラウンド・オブ・14の勝者同士が対決
敗者復活としてラウンド・オブ・14で敗者の中で最速タイムだった選手1名が進出
ファイナル4
勝ち残った4名が順に飛んで、最速のタイムをマークした選手が優勝
とこんな感じでレースは行われます。
一般エリアでは各選手のパネルも展示してあったので、機体と共に紹介していきます。
クリスチャン・ボルトン選手
ラウンド・オブ・14でピート・マクロード選手と対戦
決勝でいちばん最初に飛ぶのでその後に飛ぶ選手の参考タイムとなるのですが、最初からいいタイムをマークしてきたので、決勝はまた違ったレースの流れとなりそうな予感
しかし、対戦相手のピート・マクロード選手がさらにタイムを上回り敗退となってしまいました。
ピート・マクロード選手
二番手で登場したマクロード選手。先に飛んだボルトン選手がノーペナルティで飛んでいたのでミスは許されません。
しかしマクロード選手はミスなくフライトをしてラウンド・オブ・8へ駒を進めました。
ニコラス・イワノフ選手
私が応援している選手のひとり
ラウンド・オブ・8へ進んでほしかったのですが、ドルダラー選手に敗れてしまいました。
マティアス・ドルダラー選手
日本のファンは本物だ
ここでは誰もが特別な扱いを受けられるので自分がロックスターになった様な気分になれる
実際、開催4年目ともなると室屋さん以外にも応援している選手のファンの姿が多くなりましたね。
そんなこともあり、エアレースのパイロット達は千葉で開催されるのを楽しみにしている選手も多いことも頷けます。
フアン・ベラルデ選手
マルティン・ソンカ選手と対戦するも敗れてしまいました。
予選ではあまり調子が良くなかったこともあり、タイムが心配でしたが、しっかりとタイムを出してベラルデ選手に勝利しました。
千葉と相性が良いだけのことはありますね~
マット・ホール選手
ラウンド・オブ・14でいきなり室屋さんと対決!
昨年もこの二人は千葉でラウンド・オブ・8で対戦しており、その時は室屋さんが辛くも勝利を収めました。
その時は先に飛んだ室屋さんが2秒のペナルティを受けてしまい、もはやここまでか~
と思ったら、後から飛んだホール選手もまさかの2秒のペナルティを受けてしまいました。
これにより室屋さんがタイムで上回りファイナル4へ進出したのでした。
ホール選手のペナルティもかなり微妙なジャッジでした。
今回の対戦はホール選手にとって雪辱戦となる訳です。
先に飛んだホール選手がこの日最速のタイムをマーク!
55秒台というとんでもないタイムを出しました。
フライトの様子を見ていても「うわぁ、コレめっちゃ速いぞ・・・」という感じが見ていてもすぐに分かる位、他の選手とは明らかに違う内容でしたね。
後から飛ぶ室屋さんには大きなプレッシャーとなります。
何しろこのこの日最速のラップを越えなければ勝てないのですから。
室屋義秀選手
いよいよ室屋さんが登場。
垂直尾翼も元に戻したし、機体も調子の良かった仕様になっていることから勝利を信じて応援しました。
サムライパイロット室屋義秀
それは操縦桿を両手で握って操縦することからそう呼ばれている。
通常は左手はスロットルに添えて操縦するので、室屋さんのこのスタイルはかなり特殊であると言えます。
レース中は左側のスロットルは全開にしっぱなしでコーナーを駆け抜けて行くのです。
僅か7秒で潰えた夢
母国開催で3連覇という前人未到の記録に期待がかかりましたが、その夢は僅か7秒で散りました。
最初のバーチカルターンで規定重力の12Gをオーバーしてしまい即失格となってしまったのでした。
室屋さんにしてみれば最初から攻めていかなければホール選手のタイムを上回るのは厳しいと分かっていたので最初から思いっきり攻めていったのだと思います。
しかし、ギリギリまで攻めなくても敗者最速ねらいでタイムを出しに行くという選択もあった訳で
しかしそれは室屋選手の選択にはなく、あくまで勝ちに行くというスタイルでした。
ファンである僕自身もその方が室屋さんらしいかなと。
ここ最近のレースではオーバーGの記録はしていなかった室屋選手ですが、この日はやはり、前日の予選から垂直尾翼を元に戻したことにより、僅かながらも感覚にズレが生じ、バーチカルターンで力が入りすぎてしまった事が悔やまれますね。
千葉戦は痛恨のノーポイントで終了しましたが、室屋さん自身は年間を通して何処かで落とすレースは1,2戦は想定しているとのことだったので、それが千葉で起きてしまったと。
レースは残り5戦あるので次戦以降の活躍に期待しています。
ペトル・コプシュタイン選手
対戦相手のブラジョー選手に十分なプレッシャーを与えるだけのタイムを出しましたが、ブラジョー選手がそのタイムを上回り、ラウンド・オブ・14で敗退。
序盤から昨年表彰台を獲得した二人の選手が消えてしまいました。
ミカエル・ブラジョー選手
昨年千葉で2位のコプシュタイン選手を見事に下し、ラウンド・オブ・8へ駒を進めたブラジョー選手
フライトもレースを重ねる度に安定しているイメージがあるので、ラウンド・オブ・8でも期待が高まります。
フランソワ・ルボット選手
先攻のルボット選手は自己ベストタイムを記録
カービー・チャンブリス選手
後攻のチャンブリス選手はペナルティを受けてしまい、ルボット選手に敗北。
ペナルティがなければラウンド・オブ・8へ進んでいただけに残念でした。
ミスひとつが勝敗に大きく影響するのがレッドブルエアレースなのです。
ベン・マーフィー選手
先攻のマーフィー選手はルーキーながらもミスなくクリーンなフライト
千葉戦からはウイングレットをそれまでの下向きから上向きに変更してレースに挑みました。
マイケル・グーリアン選手
ラウンド・オブ・14最後に登場したのは、絶好調のグーリアン選手
ミスなくフライトをして、ラウンド・オブ・8へ進出
ファイナル4
ラウンド・オブ・8を勝ち抜き、ファイナル4へ駒を進めた選手は以下の4名
マイケル・グーリアン選手
マルティン・ソンカ選手
ピート・マクロード選手
マット・ホール選手
この4名のなかで最速タイムを出した選手が優勝となります。
最初に登場したのはグーリアン選手
ミスのないクリーンなフライトで後続の選手にプレッシャーを与えるだけのタイムを残して他の選手の結果を待ちます。
2番手に登場したのはションカ選手
3年連続で千葉戦ではファイナル4へ進出しているションカ選手はホントに千葉戦に強いなというイメージです。
しかし、ペナルティを受けてしまい、グーリアン選手のタイムには及ばず
3番手に登場したのはマクロード選手
一時的にグーリアン選手よりも早いタイムをマークしていたのですが、ゲート7でインコレクトレベルで2秒のペナルティ
テレビ中継を見ていた人なら分かると思いますが、マクロード選手は他の選手よりもコース全体が見えすぎてしまって、結果、自身の反応速度と実際の機体の速度にずれが生じ、機体の操作が早すぎるが故のペナルティというなんとももったいないミスでした。
他の選手がこのゲート7でペナルティを受けているのは、ゲートを通過後であり、マクロード選手はゲート通過前だったのです。
なんだかマグネットコーティングされる前のガンダムに乗っているアムロに見えました。
最後に登場したのはホール選手
ラウンド・オブ・14でこの日最速のタイムをマークしているだけにそのフライトには注目が集まりました。
この日のホール選手は絶好調だったといえよう。
ミスなくフライトをして最後にグーリアン選手のタイムを上回り、千葉戦での優勝を決めました。
ホール選手はカンヌ戦に続いて2連勝となりました。
ファイナル4のハイライトシーン
ホール選手おめでとう!
これでポイントランキングも1位に躍り出ました。
室屋さんはノーポイントでフィニッシュしたものの、ポイントランキングは3位のまま変わらず。
ションカ選手と同率の3位になっています。
レース終了後はサイドアクトでFMXによるイベントがあったのでちょっとのぞき見を♪
FMXはフリースタイルモトクロスの略で、設置されたジャンプ台を勢いよく駆け上がり、空中でのトリックを競う、スノーボードのバイク版みたいな競技です。
ちょっとだけ立ち見のつもりが、目の前で繰り広げられる圧倒的なパフォーマンスにくぎ付けになってしまい、いちどはカメラリュックにしまったカメラですが、再び取りだして撮影を開始
既に多くの見物人がいる中での撮影だったので、やや離れた場所から撮影しています。
これがなかなか難しくて、ジャンプ台が見えないので、バイクが飛び出してくるタイミングがつかめず、音で判断して、飛び出すタイミングを狙っての撮影となりました。
ファインダー越しでフレームに収めるに苦労しました。
ライダー達の凄すぎるパフォーマンスをご覧ください。
2016年の時もFMXをレッドブルエアレース千葉のサイドアクトで見ているのですが、やはりこの圧倒的なパフォーマンスは凄いですね。
ちょっとだけのつもりが、最後まで夢中になって見てしまいました。
500mmレンズで撮影をしたことにより、迫力ある撮影が出来たことが前回の撮影時とは大きな違いですね。
躍動感あふれる写真が撮れる様になったのもこのレンズのおかげ
2台同時にジャンプして空中でトリックを決めるシーンは迫力ありましたが、上手く撮影することができず、まともに撮れたのはこの一枚だけでした。