試作品／クラッチダンパーライン(メガーヌ３用)

下の写真はルノーメガーヌ３の純正クラッチダンパーラインですが、このラインの途中にあるタマタマ部(下部は平ら)からクラッチオイル(ブレーキフルード)が滲み漏れる持病があります。



海外(K-TEC Racing)サイトにもメガーヌ３の持病のひとつと紹介されてます。



私の場合に限れば、2018年12月から2020年4月の間だけで二度も交換してます。

二度目の慣れもあり一気にドバッと漏れる訳ではないので数ヶ月放置。フルード継ぎ足して様子を見てたらタイヤ交換の際に下部にポタポタポタ痕跡を発見。ロワアーム、ドラシャ辺りがオイリーに(危ないネ

フルードが減って坂道やカーブなどでフルードが片寄ると、 ｢Brake system なんちゃら｣ という赤字エラーと共に ｢ピーンピーン｣ と警告音が鳴り人間の心拍数が上がります。

距離が出ている個体、普段乗りでヒール＆トーを多用する人、サーキット走行する人は、手袋をしてバッテリーBOXとエアクリの間のスペースから覗いて見て下さい。タマタマとラインが確認出来たら、タマタマの下側を触り手袋が漏れていたらフルード残量を確認して早め部品交換が宜しいかと。

このタマタマの役目は･･･圧力調整？増幅？

通常はタマタマとラインが別体構造なので、走り系御用達車は早々にタマタマを取っ払っちゃう場合が多し。FDなんて社外クラッチ交換の際には取っ払いはマスト処理とか。

ですが、メガーヌ3の場合はラインとタマタマが一体型構造。こんな純正部品でも確実にお財布を痛める金額はおよそ20,000円なり…( ノД`)





前置きが長くなりましたが、

先月、スティーレさんに ｢これからもメガーヌ３のステアリングを握り続けたいオーナーさんの為にも何とかして欲しい！｣ と唆してみたら、早速タマ無しでクラッチダンパーラインの試作品を作ってくれました。
【唆す(そそのかす)】その気になるように勧める。促す。( *´艸｀)


■試作品のタマ無しラインはこちら


□海外のタマ無しラインはこちら


試作品ばっちりフィット♥️



で、手始めの普段乗りテストは問題無し！

その感想は…ミート位置が少し手前に来る感じがちょうど良く、奥ばった純正ミート位置より遥かにスパッと切れて気持ち良い♪フィーリング変化をダイレクトに実感出来る部品交換っていうのもアリだとなという感じで正に一石二鳥。

あとは普段乗りじゃないテストで問題無ければ(無いけどねw)、ステンラインをチューブで覆って完成です。メガーヌ３オーナーの皆さんの心拍数が上がる前に使って頂けると嬉しゅうございます。

こんな地味な整備部分であっても、メガーヌ３のステアリングを長く握っていられるようにアレコレ足掻いてみたいなーと思ってます。


近日、あらためて完成品のご報告はさせて頂きますので、どうぞ宜しくお願い致しますm(_ _)m

【追記】2020年9月20日時点
町乗り、スポ走、草レースと繰り返しまったく問題なし。フィーリング悪化もなし。スパッと切れるし、どこを走ってもご機嫌です♪