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おは秋に行ってきました。

おは秋とは山口県で月一回行われているオールジャンルのオフ会です。







色々なクルマが見れるのはとても楽しいのですが、主催者の方はマナーを守らない人を注意したりしないといけないみたいで大変そうです。

こんな場を作って下さる主催者の方に本当に感謝です。







そんな中にYouTubeで観ていた赤い86二台を見る事が出来ました。







生のブリスターフェンダーの86/BRZを見るのが初めてでしたし、オーラが半端ないですし、人だかりが出来ています。

乗っていらっしゃる方もとても気持ちの良い方達でクルマの事を色々教えて下さりました。







クルマの楽しみ方は人それぞれです。

ノーマルが気に入って素のままクルマを楽しまれる方もいらっしゃいますし、自分なりのカスタムの仕方も多種多様です。







こういう華やかにドレスアップされたクルマって見ていてとても楽しくなるから不思議ですし、クルマって奥が深いと思いました。







ただ気になったのはブリスターフェンダーにする事によって乗り心地やハンドリングにノイズとかにどんな影響が出るんでしょうか？







トレッドが広くなった事や巨大なリアスポイラーにより直進安定性は良くなりコーナリング性能も上がるのでしょうか？







はたまたタイヤが太くなる事でギャップを拾いやすくなってしまうのか？







86/BRZが本来持っている軽快感がしっとりした動きになるのか？







空気を切り裂くような音が車内に入ってきてテンションが上がりまくるのか？

妄想は尽きません。

オーナーさんにちゃんと聞いておけば良かったと今更ながらに後悔しています。

そして自分のBRZをどうしたいのか考えさせられる日でした。

「わぁぁぁぁぁっ！」

BRZの車内で僕はエアロスミスのスティーヴン・タイラーの如き叫び声を上げました。

別に嫌な事があった訳ではなく、発狂した訳でもなく、一人カラオケを熱唱していた訳でもありません。

実験をしていたのです。







86/BRZの天井の内装の上は直に鉄板のルーフになって遮音材が入ってません。

僕のBRZに人が乗る事はそうありませんが、たまに乗ってくれた人と会話していると自分の笑い声や大きな声が反響するのでビックリします。

「静かに喋ればいいじゃないか？」と思われるかもしれませんが、それでは僕の個性が死んでしまいます。







ですから「普通のクルマ」のようにルーフと天井の内張りの間に遮音材を入れてみました。

そして奇声をあげて自分の声が車内反響しないか実験をしていたのです。

側から見たらかなりクレイジーなオヤジに見えた筈ですが、なりふりを構っている場合じゃありません。







ところで「一番好きな映画は何か？」と聞かれたら僕は「ブレードランナー」とか言ってみたり、カッコつけて「タルコフスキーの映画かな？」と何故か半疑問系で言ってみたりしますが、実は「明日に向かって撃て(日本語吹き替え版)」が一番好きだったりします。







特に主題歌の「雨にぬれても」が掛かるシーンは音楽と映像がシンクロする時の快楽を存分に味わえます。







雨なんてものは湿度が高くじっとりしますし、身体に匂いが付きやすくなりますし、外に出たくなくなりますし、クルマに乗ればタイヤのグリップが落ちて運転が難しくなるから不快なモノや厄介な現象の象徴に語られる事もあります。

しかし、適度な雨は農家の方にとって大切なものですし、雨が降っているしっとりした雰囲気や、女性のブラウスが透けたりとは素晴らしいものでもあります。

そんな雨を僕は心待ちにしていました。








天井に遮音材を入れた後の天井を雨粒が落ちる音をチェックしたかったからです。

86/BRZの開発者の方によれば「軽量化のために敢えて入れなかったそうで天井にあたる雨音も楽しんで下さい」との事ですが、僕には戦場で機関銃にバカスカ盛大に銃撃されている「ぱんぱんばんぱん！」って音に聞こえますから心が休まる事がありませんでした。







ペラペラの軽い遮音材でしたが、結果からすると成功です。

まともなクルマになりました。

クルマが重くなった感は鈍い僕には全く解りません……………ていうか、初めから遮音材くらい入れていて欲しいものです。

デッドニングや天井の外し方の整備手帳を書いてくれたみんカラの人達、ありがとうございます。

天井に遮音材、オススメです！

福岡モーターショーがあったので観に行ってきました。







月曜日に仕事をサボって行ったので割りとゆっくり観れます。







僕が小学生の頃にスーパーカーブームが日本中を席巻してました。







もちろん僕もその波に乗って小学生なのに所有してもいない銀色のポルシェジャンパーを着ているような子供でした。







ちなみに弟はCHP(カルフォルニア・ハイウェイ・パトロール、所謂アメリカンポリス)のカッコをして腰にはコルトSAA(シングル・アクション・アーミーの略 昔のカウボーイが持っていた銃)のシビリアンモデル(という鉄砲があるのです)をブラ下げて街を練り歩いていました。

一人「白バイ野郎ジョン&パンチ」です。







弟がどっち役をやっていたのか知りませんが、顔からするときっと「パンチ」でしょう。






(写真は当時のスーパーカーショーではなく、この前のモーターショーです)




話が弟の話にそれてしまいましたが、とにかく僕はスーパーカーショーが大好きでした。

免許も持ってなく大してクルマに興味がない父親が一緒について来てくれてカメラで写真を撮ってくれました。

あの頃はフィルムも現像もバカにならない値段でしたし、我が家はそんなに裕福では無かったので父親に感謝しかありません。

そのスーパーカーショーでフェラーリ・ディノに座る僕の勇姿を撮ってくれた写真が家の何処かにある筈ですが所在は不明です。







そんなスーパーカーショーが大好きな少年でしたから当然モーターショーも大好物です。







リアルにクルマに乗れるようになったり、オジさんになったり、モーターショーのあり方が変わったりで感じ方が昔みたいに無邪気じゃなくなりました。







ですが、変わらないモノもあります。







少年が一所懸命にスーパーGTのBRZの写真を撮っていました。

昔と違いカメラが手軽なモノになり自分でシャッターを押してますが、真剣にクルマに観ている少年の眼差しは昔も今もきっと同じな筈です。







少年があまりに真剣に観ているのでスバルブースの担当の方が「ボク、レーシングカーの中、見る？」と聞いてきます。

はにかみながら少年は小さく頷くとスバルの方はドアを開けてコックピットを見せました。







誰にでも見せてくれるのでしょうがちょっと良いやり取りが見れましたし、ついでにちゃっかり僕もコックピット見れちゃいました。

少年、大きくなったらスバル車を買うんだぜ！