オーバードライブと自動車部

今日やっと？オーバードライブを観てきました。

なんだか他人事とは思えない映画でした。
自動車部と起こっていること、やっていることが全く同じだったので...
登場人物と自分たちがオーバーラップして仕方ありませんでした。

皆んなで作った車でスタートラインについたときの重圧、なんとしてもタイムを出さなきゃいけないプレッシャー...わかる

時間がない中で山積するトラブルに対処し、期限までに車を直してスタートラインになんとしてもたたせてやらねばというメカニックの気持ち...痛いほどわかる

メカニックとドライバー、それぞれの役職間で考え方や意識の違いから衝突を繰り返す...わかる

周りがマジな中、なんだか斜に構えてしまう自分に気づいて、嫌悪感。それを乗り越えて、、、...わかる

これは自分のやりたいことなのか？でも自分にしかできないことってあるのか？という気づきから、考え方を変えてみる...わかる

自動車を中心にいろんなキャラクターを持った人間が集まり、それぞれ葛藤を抱え人間的に成長？していく、この感じ...まさに今の自分たちです。
特に本格的なラリーのチームと違って自動車部にはモータースポーツ好き(走るのが好きな人)と車好き(車そのものが好きな人)が混在しているのでますますカオスです。理想が違って当たり前の集団で１つのことを追い求めるのは至難のわざです。

モータースポーツって、本当にたくさんトラブルが起こります。映画で起きる出来事なんて、絵空事だと思いますよね？
でも自動車競技では、嘘でしょ、まさかっていうことが次から次へと起こります。
横転したり、オーバーホールしたはずのエンジンがかからなかったり、大会前に徹夜で直したり、部員同士が衝突したりなんてことは日常茶飯事です。
頼む、かかってくれとみんなで念じながらキルスイッチをひねってエンジンをかける。あの瞬間が今まで何度あったことか...
どんなに頑張って車を仕上げても、複雑な機械の塊である自動車はあっけなく壊れるし、お金と時間をかけてパーツを投入しても、速くなるのはせいぜい数秒。しかもドライバーのワンミスで全てがパー。駆け抜けてゆく車を見守るしかないサポート役。

就活で自分がやっていることを説明して気づきましたが、本当に自動車競技はチームスポーツです。この映画を見て再認識しました。

モータースポーツって、やっぱりいいなぁ

気になったのは...
お金あるってやっぱりいいなあ、ありったけのスペアパーツ全部準備しとけ！なんて言ってみたい。我々には無理です。
CG臭いシーンがちらほら。ちょっと萎え
なんでラリーなんだろ？一般受けはイマイチな気が
そして、一番感じたこと



ヴィッツはなにをやってもかっこ悪い。微塵もカッコいいと思わなかった。違う車(86とか)にしていればもうちょっと客が来るのでは？(主観です)