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2023年01月08日

奇跡の日本公演以来の邂逅

奇跡の日本公演以来の邂逅


アルバムがリリースされたのが1990年。








その年に1度だけ奇跡の来日公演が行われた「ソング・フォー・ドレラ」。
もちろんその1回だけのコンサートにも行った。
今回の4K映画としてリメイクされた元となる映像は、
無観客で記録用に撮られたアルバム完全再現コンサートで、
自分が持つわずか数本のVHSビデオコレクションの中にもある。 

「ソング・フォー・ドレラ」自体ロック史上でも歴史的傑作と言えるアルバムで、
数回行われたコンサートもまたアルバム以上に素晴らしかっただけに、
32年の時を経て邂逅することになるのは必然とも言える。 


4K映像となった「ソング・フォー・ドレラ」をスクリーンで見ると、

改めてルー・リードとジョン・ケイルの距離感がよくわかる。
ヴェルベットアンダーグラウンドの音楽の中心だった2人。
その後、仲違いをしてしまい、
ヴェルヴェッツ以来このアルバムが21年ぶりの共演となる。







ルーとジョン・ケイルが歌うアンディ・ウォーホルのレクイエムは、
ウォーホルが残した日記や当時の会話、
そして2人が見たウォーホルの姿を元にドキュメント風に構成。
そしてヴェルヴェッツを世に出したアンディ・ウォーホルに対し、
ルーとジョン・ケイルの視線には
20世紀が生んだ偉大なポップアーティストの姿は一切なく、
主催したファクトリーの中でどう振る舞い、
アーティストとして自らを確立していったか?
その後、銃で打たれるという悲劇を経て孤立していったウォーホルの生涯を、
ルーとジョン・ケイルならではの視点で描いている。
その3人の中にあるリスペクトだけでない愛憎入り混じった感情。

楽器はルーのエレキギターと、
ジョン・ケイルのピアノとシンセサイザー。あとは数曲ヴィオラを弾く。
2つの楽器だけなのに3人の複雑な関係性が音に緊張感をもたらし、
美しくも歪んだハーモニーとなっていく。
また、につぶやくように歌うスタイルで、
ステレオタイプなロックとは一線を画している。
が、この音が後のパンクやオルタナティブへとつながり、
ロックの源流そのものだったことを教えてくれる。

もし、ヴェルベットアンダーグラウンドがいなかったら、
デビッド・ボウイも生まれなかっただろうし、
パンクやグランジといった音楽が登場するのも、
もっとずっと後になっていたと思う。
改めて2人の偉大なミュージシャンの存在を再認識させてくれた。



一方、アンディ・ウォーホル。
「ソング・フォー・ドレラ」を体験した人は、
彼に対するアーティストイメージは、
アートの世界の人たちが見たウォーホルとはまったく違うものになるだろう

少なくとも自分の中では秋元康的な…(笑)。
よくも悪くもポップイメージを大量複製してビジネスにしていく…。
ただ、その中にも本物と偽物があって、
それを見抜く眼だけは確かだった人なんだろう。

そんな思いを持って、次はウォーホル・キョウトに行こうと思っている。

ブログ一覧 | 日記
Posted at 2023/01/09 00:24:06

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