島根スサノオマジック東京ゲーム
みんカラバスケ部オフ会レポートは
あくまでも前哨戦です。
本編はこれから!
島根スサノオマジックは、
2016年Bリーグ開幕初年度はB2からスタート。
翌年B1にあがったものの、
次のシーズンには再びB2へ降格。
人気、実力も含め、
Bリーグの中でも
チームの存続が危ぶまれるレベルでした。
ところが、2021-22シーズンに
NZのポール・へナレHCが就任。
安藤誓哉選手、金丸晃輔選手など、
積極的な補強に一気に強豪チームの仲間入り。
ポール・ヘナレHCは、マオリの血を受け継ぐ方で
その闘争心はオールブラックスのようでもあり、
ハードワークがスサマジのスタイルになっていきました。
チーム力の向上によって人気もバク上がり。
今では島根の顔とも言えるようなクラブに成長したのです。
アリーナの雰囲気は、宇都宮、琉球、千葉などの名門に負けないほど熱量があり、
それがライブ中継の画面からもわかるほど。
また、歌って踊るチアのアクア☆マジックの存在も光っていました。
一度は島根で生観戦と思っていたところでの、
島根スサノオマジック東京ゲームス開催でした。
会場は武蔵野の森総合スポーツプラザ。
味スタにはなんども行っているのですが、
実はここに入るのは初めてです。
中に入ると、スポーツをやるアリーナというよりも、
コンサートホールに近い雰囲気です。
東京体育館とはまったく雰囲気が違い、
横浜アリーナやさいたまスーパーアリーナとも違います。
まずは席についてから腹ごしらえ。
日比谷にある島根のアンテナショップが協力して、
島根牛のメニューなどもありましたが、
かなり並んでいたので諦めました.
キッチンカーの中で、
比較的空いているバターチキンカレーナンを選択。
まさかキッチンカーでナンが食べられるとは!
一方、10年ぶりさんは中華系の点心。
おすそ分けもいただきました!
どちらも美味しかったです。
お腹がいっぱいになったところで、
バンダイナムコの体験コーナーを満喫。
※詳細は前回ブログで
ティップオフまで2時間近く前に会場に入ったのですが、
アイドルマスターのトークショーやらなんやらで、
あっという間に選手入場の時間になりました。
ちなみに選手は約45分前に入場して、
そこからアップに入ります。
エンタメに力を入れるチームは、
45分前と試合開始5分前のスターター紹介の2回、
エントランス演出に力を入れています。
島根のエントランスの評判は聞いてなかったのですが、
わりと凄かったのです!
アクア☆マジックの歌からスタート。
まもなく4枚めの曲をリリースするのですが、
チアで4枚もCDを出していること自体がすごい!
チアはコーディネーターの方向性によって、
ダンスのコリオや曲の方向性が決まるのですが、
NBAやNFLがモデルなので目指すスタイルはどこのチアも近い。
パワフルで躍動感があるアメリカンスタイルが主流。
そういう中にあって、
アイドル路線を貫くアクア☆マジックは、
常にフレッシュで、ゲームに緩急をもたらす存在でした。
アクア☆マジックの後は、エントランス映像が流れます。
神話をモチーフにした映像と神楽の音楽。
ブルーを基調にした照明に加え、
パイロもかなり派手め。
スピーカーの音質もいいせいか、
シャキーン!というような
決めのエフェクトサウンドがとても心地よく、
他のクラブにはない島根ならではのオリジナリティある演出になってました。
NBA体験者でも、
沖縄や群馬、千葉のエントランスは見応えあります。
そこに島根を加えてもいいでしょう。
今のBリーグでは、最上級のエンタメ性を見せてくれます。
この日の島根の対戦相手は茨城ロボッツ。
個人的にはロボッツ推しなのですが、
今シーズンはわずか2勝しかできていません。
勝率1割にもいっていませんが、
途中まではリードする展開も多く、
なぜここまで勝てないのかという感はあります。
大黒柱のエリック・ジェイコブスンの怪我がその最大の要因。
その後、アンガス・ブラントを獲得したのですが、
一向にチーム力が上がらず、
スーパーバイジングコーチ、HC、さらにGMを解任。
昨季のHCを呼び戻したのですが、
すぐにはチーム力は向上せず。
チーム力を上げようとしてGMを変更した結果、
逆にチームが崩れて元に戻すという流れを見る限り、
GMに力がなかったと言わざるを得ません。
また、チームリーダーである平尾選手が
スターターから外れたことも、
チームが低迷した要因でしょう。
※茨城ロボッツ ロスター
昨季、中村、山口といった若手の成長株は
素晴らしものがありましたが、
とはいえ、PGの平尾がいてこそのロボッツ。
若手に大きく切り替えるには、ちょっとタイミングが早すぎた気がします。
ロボッツは、前日のゲーム1でも島根に大敗しており、
この日も島根が大勝ちするのでは?と、10年ぶりさんと話していました。
しかし、ゲームが始まると予想は一変します。
ロボットの選手たちが足を止めることなく、
みんなが動き回ります。
流れるボールがインからアウトへ動き、
フリーやギャップができた瞬間に3ポイント。
それがおもしろいように決まるのです。
最初の3プレーぐらいで、
これは連敗をしているチームの動きではない!
と確信しました。
一方、島根の方は決してできが悪くないけれど、
シュート精度が悪く、リングに入りません。
あとで細かくチェックしたのですが、
ロボッツが常にダブルチーム、
ローテーションにも対応して
常に相手のシュートにストレスを欠け続けていました。
あっという間に10点差が付き、勢いは完全にロボッツに。
2Q5分をすぎて、島根が33−35と2点差まで詰めるものの、
そこからロボッツは中村の3Pで突き放し、
前半は35-48でロボッツのリードで終了。
そもそも前半で48失点という時点で、
島根にしてみれば緊急事態宣言を出さざるを得ません。
このままでは100点ゲームの可能性もあり、
後半なるべく早い段階で追いつく必要があります。
前半のロボッツの健闘の要因は、
もともとそのぐらいできるチームではあったのが1つ。
ボール回しを見ても洗練された動きで、
しっかり練習をしていることがわかります。
2つめは外国人選手がボールを持ちすぎないこと。
ロボッツの得点源は間違いなく、タプスコットであり、
新加入したオブライエンですが、
特にタプスコットが持ちすぎてしまい、
勢いを失うシーンが度々ありました。
相手にしてみれば、そこを押さえればいいだけです。
ロボッツに限らず、弱いチームにありがちな、
誰かが持ちすぎて外にボールが回らず、
回ってきたときにはタフショットでシュート成功率が激減。
これを繰り返すがゆえに勝てなくなるのです。
しかし、この日は、平尾、中村、鶴巻の3選手の
アウトサイドが絶好調。どこを抑えるか、
島根も困惑したでしょう。
さらにディフェンスで鶴巻、山口がふんばり、
スタミナ切れも予想された後半もペースが落ちません。
こうなってくると、島根は戦術ビュフォードと安藤誓哉で、
2人が爆発した上でもう一人キープレーヤーが出てこないと厳しい内容です。
点差は離れる一方で、
最後こそ13点差まで追い上げたものの、
ロボッツが100点ゲームに届きそうな98-85で勝利。
スコアリーダーを見てみると、
島根は、ビュフォードが22点、安藤誓哉が35点。
さらにニック・ケイが14点。
この3人だけで70点を超えており、
普通に考えれば勝つ内容のスタッツです。
さらにオフェンスリバウンドはロボットの6に対し島根は21。
ここだけ見れば、ロボッツは完敗してたはず…
と誰もが思うでしょう。
しかし、それを上回ったのがロボッツの3P成功率。
なんと55.2%。
30%超えれば悪い数字じゃない中で脅威的な数字です。
ロボットのスコアを見ると、平尾23点、中村16点、鶴巻18点、
そしてタプスコットが22点。
シュートを打った比較。
右のロボッツの○に注目してください。
3Pは確変を引き合えたかのようで、
島根スサノオマジックのゲームを楽しみに行ったつもりが、
ロボッツの良さが光った試合でした。
1つだけ良かったのは、WINNERを買わなかったことです。
絶対にロボッツ買ってなかったなぁと(笑)
試合は負けたけれど、
島根スサノオマジックのホームゲームの魅力も改めて知ることができたので、
今度はぜひ島根で! と思いました。
特にアクア☆マジックは360°全方向で会場を楽しませてくれる存在。
その身近さも含め、島根スサノオマジックのゲームでしか会えない
アイドルの存在を確認できました。
島根は何度か行ったことがありますが、
次の島根旅にはスサマジの試合が欠かせない!
そう思わせてくれた1日でした。
そして、いい大人の遊びにもお付き合いいただいた
10年ぶりさん、
ありがとうございました!
次の部活を楽しみにしてます!
Posted at 2024/01/23 23:58:49 | |
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