今年に入って、次々とR.I.Pなニュースが…
ロックというものが生まれたのが、1950年代なかば。
10代の頃、プレスリーやビル・ヘイリーや
チャック・ベリーやジェリー・リー・ルイスetc.を聴いてた人たちが
20歳ぐらいでミュージシャンになったとしても、
それからすでに60年以上過ぎているわけで、
年齢的に考えてもその死は必然的なのかもしれません。
ジェフ・ベック。
B'zのコンサートに連れて行かれたことがあります。
その頃はアリーナクラスの人気の2人組でしたが、
実はその当時B'zほとんど聴いたことがなく(笑)、
ただ、パクリが多いということはなんとなく耳にしていました。
確かにライブで聴くと、ちょっとずつ耳なじみあるフレーズが
イントロであったりソロであったりメロディであったり、
ほぼすべてという感じであって、わりと衝撃を受けました(笑)。
最後の方でギターソロがあり、さすがにこのパクリはひどすぎる!
と思ったら、ジェフ・ベックのもっとも好きな曲のカバーでした(笑)。
ジェフ・ベックとはまったく関係ない話ですみません…。
三大ギタリストを生んだヤードバーズも後追いですが、
あらためてジェフ・ベックのギターの凄さを知ったのは、
やっぱりロッド・スチュワートと演ったピープル・ゲット・レディです。
あのロッドの声にも負けないギターフレーズ。
カーティス・メイフィールドの名曲がさらに名曲となって蘇りました。
エリック・クラプトンの来日公演が決まっているのに、
そんな時にジェフ・ベックがなくなるとは…。
ちょっと信じられないニュースでした。
デビッド・クロスビー。
バーズ時代からCSN&Yを経て、
ソロになってからも数々のアーティストとの共演。
デッドやジェリー・ガルシアとも共演してました。
バーズ時代のデビッド・クロスビーとギロジャー・マッギンのギターは、
その後のイギリスのロックに大きな影響を与えました。
それが今の日本のロック・バンドにもつながっていると感じているだけに、
2人ともロックレジェンドとして歴史的な評価が高まって欲しいです。
デビッド・クロスビーが歌うジョニ・ミッチェルのこの曲を聴くと、
彼のヴォーカリストとしての素晴らしさと、
様々な奏法を生んできた彼のギターの両方を堪能できますね。
トム・ヴァーレイン。
NYパンクは後追いではあるけれど、
ベルベットアンダーグラウンドから始まって、
トムのギターと言葉によってその世界が広がり、
後のパンクやグランジといった音楽へと続いていきました。
高橋幸宏さん。
どちらかといえば生っぽい音のロックの方が好きで、
YMOの音はあまり好みではなかったけれど、
それでも高橋幸宏さんのドラムはスタイリッシュでかっこよかった。
リズムマシンの安っぽい音とは違い、生で叩くからこそ出る音が、
YMOとその他のテクノバンドとの違いとさえ思ってます。
幸宏さんもまた、
日本のロックの歴史を創ってきた人で、
なんといってもサディスティック・ミカ・バンドのドラムでもありました。
懐かしめのプレイリストを作ると、必ずこの曲が入ります。
ちなみにミカ・バンド。
Voはミカ→かれん→カエラという3人の中で、
下手とは言われつつも、やっぱりミカのVoがいちばん好きです。
鮎川誠さん。
シーナ&ザ・ロケッツとしては一度、鮎川さんはイベントで何度か見ました。
合う革3は、ギターの音だけでなく、弾いているスタイルも、
そもそも生き方がかっこよかった!
そのかっこよさを教えてくれたのがこの曲です。
シーナさんが先に逝去してしまい、鮎川さんはどうなるんだろう?
なんて不安に感じたこともありましたが、その後もロックし続けていました。
今はシーナさん、鮎川さん、
レモンティーの動画で演奏していた山口冨士夫さんもすでにこの世にいない。
今頃、あっちの世界でみんな揃って演奏してそうだなと思うと、
ちょっと微笑ましい気もしますね。
Posted at 2023/02/01 00:06:35 | |
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