水戸のお土産は、
オールスターの会場で買った
藁納豆です。
DAY11日目のダンクコンテストの順番を決めるのに、
抽選箱に入っていたのは藁納豆。
開くと順番が入っているという、
どこまでも納豆推しの水戸、さすがです(笑)。
藁納豆以外にも蕎麦も買いました。
前回、けんちんそばを食べたとき、
思いの外美味しかったので。
酸味がある上、味変用に酢も用意されていて、
こういうけんちんそばもあるんだなと驚きました。
2021年中止となって以来、
再び水戸開催となったBリーグオールスター。
開催準備を進めていた人たちにとっては、
今回の再開催は本当にうれしかったと思います。
その当時とは茨城ロボッツの状況も変わり、
少しずつ街のアイデンティティとしてロボッツやバスケが浸透しつつある中で、
全国のバスケファンにアダストリアアリーナや水戸を
アピールする絶好の機会になったと思います。
集まったファンもオールスターの意味を理解し、
街や大会そのものを楽しんでいたのを感じました。
スポーツのオールスターは、
MLBのアメリカンリーグとナショナルリーグが独自に運営されていた時代に、
両方のリーグのスターの対戦がみたいという少年の声から生まれたものでした。
野球は投手対打者というわかりやすい直接対決に加えて、
守備も負けを恐れることなくファインプレーにトライできる環境から、
オールスターならではの名勝負が生まれてきました。
一方、サッカーやバスケ、アイスホッケーといったフィジカルコンタクトの多いスポーツは本気でディフェンスに行くとケガが増えてしまうという現実があります。
オールスターは選手がアメリカ中から集まるので
移動時間やリーグの中間地点となり、
休息も含めての2日間ということもあります。
ちなみにMLBオールスターの際には、
飛行機でオールスター選手と一緒の便になることもあり、
同じ便に乗り合わせてサインをもらったこともあります。
なぜ気がついたのかと言えば、隣にいたアメリカ人の子供が
「乗ってるよ」と教えてくれたからです。
国内便なのでファーストでも区切られているわけでもなく、
大人ながらにその子と一緒にサインを貰いに行きました(笑)。
アメリカのオールスターはその後ショーアップ化とともにイベント内容も変化。
MLBはDAY1がホームランダービーやヒットチャレンジ、
NBAやNHLはDAY1がスキルチャレンジやダンクコンテストなど、
選手の個性をより魅せるものになり、
DAY2でオールスター戦のスタイルが定着しています。
お金のある大きなクラブに人気選手が集中する中で、
地方の小さなクラブの選手にも出場機会ができ、
そのファンたちが応援しようと集まる。
今で言う推し活としての場になっていきました。
会場に行けばミート&グリートやトークショーなど、
普段見られない選手たちの姿を間近で見られる機会にもなり、
それぞれのファンが交流する場にもなっています。
DAYの試合終了後、オールスター選手がファンと同じように出口から出ていく際、
写真撮影などに応じたり、街ナカで推し選手に会った方もいたそう。
オールスターではありませんが、世界最大のプロレスの祭典と言われる
WWEレッスルマニアに何度か行ったことがあります。
これはかなり前なのですが、NY MSGで行われた大会の際には、
街中はロゴが至るところに掲げられ、
マンハッタンのあちこちで様々なイベントを開催。
例えばNYタイムズスクエアのトイザらスもレッスルマニア仕様に。
店内にはこんなディスプレイも。
あっちではサイン会、こっちではブランチミーティング
※有料でホテルの大広間でブランチをしながら選手に会えるイベント。
さらに地元のメディアにライブで登場したり。
前日には殿堂入りイベントがあり、
至るところでWWEに触れ合う機会があります。
世界中からファンが集まってきて、
好きな選手のTシャツを来ているだけで同志と出会える。
そんな空気感を楽しむために、チケットがなくても訪れるわけです。
ほぼ2日間、時間を問わずあっち行ったりこっち行ったりで、
体力のある自分でも疲れ切った記憶があります。
日本では、まだまだプロ野球型のオールスターが基本スタイルで、
テレビ局主導のコンテンツであり、
主催スタジアムの興行的な側面が強いのですが、
Bリーグはアメリカ型の2DAYSスタイルからさらに一歩進んで、
DAY1はBリーグのアジア人枠選手vs.Bリーグの若手選手が加わり、
さらに3DAYとしてロボッツの選手が登場するなど
地元密着のイベントも開催されました。
また、地域と一体化して都市のホスピタリティをアピールする機会として、
リーグが大会の価値をいかに提供できるか?が大会成否のカギになっています。
実際にスタジアムやアリーナに足を運ぶというのは、
他から見ると、マニアックな存在に思われがちです(笑)。
実際には大人の社交の場と子供の遊びの場を兼ねた場所なのですが、
水戸はそれを積極的に推し進めている土地で、
今回のオールスター開催には最適だったと思います。
駅と会場をつなぐ中継地点にはM-SPOがあり、
無料のパブリックビューイングが開催されてイベントの中心地となりました。
中心地に観光施設も多く、梅やアートタワーなど、
わかりやすいアイコンがたくさん存在しているのもいいですね。
Bリーグオールスターは、次回沖縄開催。
沖縄にとっては茨城と同じく2022年のリベンジ大会となります。
そして2025年には現時点で佐賀が立候補しています。
佐賀にはバルーナーズがあり、
来シーズンB1に上がれる可能性を十分持っているチームです。
今のところ佐賀がいち早く手を挙げたので、
B1昇格してオールスター開催も夢ではなさそうです。
最後はアートタワーからの風景。
何度も見ていたアートタワーと芸術館を訪れることができました(笑)。
そういえば何十年も前に茨城県庁に仕事で行った際、
展望台に登ったことを思い出しました。
窓の外に見えるタワーはG1タワーのようです。
Posted at 2023/01/16 07:54:54 | |
トラックバック(0) | 日記