前回のハンダ付けから間が空いちゃいました。
今回は重い腰を上げて、ケースの加工を行います。
まず、CAD(JW CAD)の図面を1/1でプリントアウト。
これが型紙になります。
この型紙をカッターで切り出し、スティック糊を使ってケースに貼り付けます。
ラジオの表側の図面は100*65で書いてありますが、実際のケース表面はこれよりちょっと小さい。
なので、型紙がほんの少しはみ出ます。
が、4辺のはみ出しが均一で、斜めになっていなければ大丈夫です。
貼り付けたら、穴開部分にポンチを打ちますが、ケースはABS製なので、千枚通しで表面に凹みを付ける程度で十分です。
ポンチを打ったら、φ1.5のドリルで下穴を開けます。
バリコンダイヤルとボリューム取付位置の加工。
型紙貼付~φ1.5下穴加工までは、表面と同じ手順で穴開けします。
バリコンのダイヤルが出る部分はスリット状に加工するので、
①φ1.5で下穴開け
②カッターでスリット部分の型紙を切り出し
③Pカッターで、スリット部分の中心と両端に溝を掘る
と、やや面倒な手順となります。
集中力が残っている間に、スリット部分の加工をします。
先程Pカッターで溝を掘った中心部に、φ2.5のドリルで穴を
こんな風に開けます。
穴間をニッパやカッターで繋ぎます。
大まかな形を整える時は、ヤスリよりカッターナイフで少しずつ削った方が、綺麗に仕上がります。
スリット加工が終わったら、後は単純な穴開け。
型紙に記載されている穴を開けていきます。
ただ、φ6.0以上の穴は、φ4.5程度のドリルで再度下穴加工した方が良いでしょう。
スピーカー部分のφ38はホールソーで一発加工としました。
穴開け加工が終わったら、型紙を剥がします。
スティック糊でくっ付いているだけなので、水洗いすれば綺麗に剥がれます。
ホールソーで開けた穴は、バリがでるので
#240の耐水ペーパーでバリを削ります。
今回は白のケースなので、#240耐水ペーパーだけで仕上げました。
黒いケースの場合は、♯400→♯600→♯1000→♯1500の耐水ペーパーで研ぎ、コンパウンドで研磨するとカッコよく見えます。
スリット加工部分は
平ヤスリで滑らかに仕上げます。
ここはバリコンのダイヤルがはみ出るので、ラジオ完成後はあまり目立ちません。
なのであまり丁寧に仕上げなくても大丈夫です。
集中力が切れたので、今日はここまで。
後日、ケースを観察して、仕上げが雑なところが有れば、ヤスリや耐水ペーパーで整えます。
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Posted at
2018/09/09 22:37:07