日本一低い山。

タイトルにある通りなんですが、日本一低い山へ行ってきました。

場所は『仙台市宮城野区蒲生』にある『日和山』です。

仙台港から近い所にありまして、元々は『蒲生干潟』という多くの鳥やアサリ・カニなどの生息地の中にあった山。

震災前までは標高が6.05mあり、大阪市の天保山と日本一低い山の称号を競っていました。

それが東日本大震災の津波により集落共々壊滅的な被害を受け、消失したかと思われていたのですが…残っていたと。

いや、残っていたと言って良いのかなぁ、石を積んで…画像の所は駐車場なんですが、風で砂ぼこりが舞っているのでこれ以上は言えません(晴れてますけどねｗ)。

この周辺一帯は…

このように広大な空き地になっています。

なってしまったというのが正しく、震災前までは住宅が立ち並んでいました。

私が生まれ育った地区と近いこともあり知り合いや友人の家が多々あったのですが、このように整地されて工業用地として使われることに。

子供の頃の記憶をたどっても、この姿を見ますとどこがどうなっていたのかほとんど思い出せない変わりようですね。

遊歩道がありますので登山開始です！と言って良いのかなぁ。。。

普通に工事現場ですから、お仕事の邪魔にならないように進みましょう。

進んでいって堤防の上にあがると…

視界が開けますが、干潟らしい姿に戻るのはまだまだ時間がかかりそうですね。

海を見たら船が見えたので、カメラのズームを活かしてちょっと撮影。

モヤモヤした写りになりました。

仙台港から出港して行った船が見えたので撮影。

陸の上ではお盆だ帰省だと騒いでいる真っただ中なのに、船の上ではそんなものとは無縁な環境で働いてるのかと思いますと頭の下がる思いですね。

撮影していたら…

サギがいましたね。

どことなく親子のようにも見えます(^^)

サギがいるということは生態系が少しずつ回復してるのかな。

以前と同じ姿ではなくなるでしょうけど、豊かな干潟に戻ってほしいですね！

遊歩道を進んでいきまして…

ついに到着！

標高3mの日本一低い山、日和山です！

裏側に回ると登山口があります。

こう見えて険しいんですよ、階段にして6段もありますから(笑)

周辺では植樹も。

標高が上がるくらいにすくすく伸びてほしいですね。

行く所へ行けば、こんな物ももらえるようです。

先月1日に山開きをしたそうなんですが、年々参加者が増えていて今年は240人来たんだとか。

登るだけでも順番待ちですね(笑)

東日本大震災以来なかなか訪れることができないでいましたが、時々来てみようと思いました。

駐車場から歩いていける距離にある神社でお参りをして…

慰霊碑の前で冥福を祈る。

震災前からいらっしゃるお地蔵さまも無事だったようでひと安心。

周辺はコンクリートだらけでまるっきり別物になっていますが、日和山や神社、慰霊碑にお地蔵さまがきっと後々まで記憶を繋いでくれることでしょう。

目的を果たせたので、ついでに『海岸公園 冒険広場』へ行きました。

ここも東日本大震災で被害のあった場所なんですが、7月8日に復旧リニューアルオープンしました。

もともと親子連れが対象の場所ですので…

遊具で遊んだり、バーベキューを楽しむことができます。

こんな派手派手カーも。

敷地内には乗馬クラブも復活していました。

ここの公園の周辺は…

柵、柵、柵！圧巻です。

これ、防風柵なんだそうでして松の木などを植樹した時に苗木を守るためのものなんだとか。

どのくらいの高さなのかなぁと思って降りてみると…

バレーノさんより高さがありました(1.8m弱くらい？)。

駐車場にてバレーノさんを撮影。

ここの駐車場では圧倒的にミニバンが主役ですね。

国産のミニバンが大多数の中にVWのシャランが止まってたりすると「おぉ～(^^)」って気持ちになります。

スミマセン、傍目から見れば不審者ですね(笑)

何という締め方でしょうｗ、次の日は山形へ行きましたのでそのお話を後で記そうと思います。