先日部品の塗装に取り掛かりましたが、スプレーガンを使用した塗装は初めてだったため、事前に You Tube の動画等で予習したものの、ガンの吐出量の調整が上手く出来ていなかった様で塗料の噴射量が多すぎてあっという間にタレてしまいました。完全に乾燥させた後にタレた部分を削り、後日やり直しとなりました。塗装の世界も奥が深いです・・。
しかし、2液ウレタン塗料の塗膜の厚みと強さは市販のスプレー缶による塗装では真似できないため、スプレーガンによる塗装スキルをぜひ習得して次はフレームの塗装、将来的には外装の塗装も行えるようになりたいと思います。
さて、気分転換に電子工作をする事にしました。MK2用のLEDテールランプをワンオフで制作します。
まずは基盤をテールランプ本体のサイズに合わせて切り出します。
LEDを並べてみて配列を決めます。
テールランプの明暗をコントロールするパルス減光回路は、いつもオーディオQさんでダイオード等の部品をキットで購入して自作していますが、以前にCB750Fのウインカーポジション用に作ってその後外したユニットがあったので、それを流用します。LEDは目に見えない速さで点滅を繰り返しているのですが、パルス減光回路はこの点滅速度を落とす事で点滅の滅の時間を増やし照度を落とす仕組みです。
パルス減光回路の基板をLEDの回路と干渉しないように取り付けるため予め取り付ける場所を決めてドリルで穴を開けておきます。
シルバーのカッティングシートを基板の表面に貼ってLEDを差し込む部分に穴を開けます。
LEDを並べて裏側をハンダで仮固定します。
そしてLEDの電流を制御するCRDを付けて回路を作ります。今回CRD 1個につき4つのLEDを直列接続して発光させます。
同様に白色LED 6個を並べてナンバー灯の回路を作り、これらをステーやカラーを駆使して組み立てて完成です。
電源はテールランプ内のS25の電球ソケットから取り、ユニットの固定はテールレンズを固定する2本のボルトにカラーとゴムワッシャーを咬ませて上下でユニットを挟んで固定します。
テールを光らせるとこんな感じです。テール点灯時は1番上の一列は消灯させます。テールの照度はパルス減光回路にて無段階で調節できますが、大体ブレーキランプ点灯時の50%程度とします。
ブレーキランプ点灯時です。100%の照度で全てのLEDを点灯させます。明るさのみならず発光面積も変化させる事で識別をし易くします。
テールランプ内にユニットを埋め込みました。テール点灯時はこんな感じです。
ブレーキランプ点灯時はこんな感じ。
消灯時はこんな感じです。
KZ1000MK2やZ750FXは販売されていた当時は不人気だったため総生産台数が少なく、現在はその希少性で価格が高騰している様です。よってZ1 Z2 と共通の部品は豊富にあるものの、車種専用部品は限られています。LEDテールランプも製品化はされておらず、付けたければワンオフで作るしかありません。
話は変わりますが、3月26日に東京モータサイクルショーに行き、Zシリーズのリプロパーツでお世話になっているPMCとドレミコレクションのブースにお邪魔しました。
こちらはPMCのブース。
私が注目したのは同社のリプロパーツをふんだんに使って再生されたZ1A。
この車体は販売されており、その価格は何と555万円!この再生作業の様子は同社のYou Tube チャンネルで紹介されており、それを見て以来、Zのレストアに挑戦したくなりました。しかし、先日訪れたつくば絶版車館ではオリジナルの程度良さそうなZ1Bが450万円で売られていたので、555万円はちょっと高いですね。多分売る気ないのだと思います。
でも次回はこれだ!とZ1の再生を改めて心に誓いました。
続いてドレミコレクションのブースです。
完成度の高いレプリカバイクの数々が出展されていました。
CB1100ベースのCB1100R
Z900RSベースのZ1
ゼファー750ベースのZ750FX
Z900RSベースのZ1000R
Z900RSベースのGPz900R
CB400SF ベースのCBX400F
ブースにいたドレミコレクションの社員さんにMK2外装セットの現状の納期見込みについてお尋ねしたところ、同製品は台湾で生産しており、順次生産しているものの材料となる金属が不足しており大量のバックオーダーを抱えているとの事。いつ頃とは明言されなかったものの、結構掛かりそうな感じでした。尚、業販で納めた製品が通販やヤフオク等で販売される事があるのでチェックすることを勧められました。確かにたまにヤフオクに出ていますが、だいぶマージンが乗せられています。これはやはり年単位で待つしかないかも知れませんね。
Posted at 2023/03/27 10:59:20 | |
トラックバック(0)