お盆休みで暫く作業が中断したため、大きな進展はありませんが、レストア作業の進捗についてご紹介します。
フロントブレーキのキャリパーを組み立てました。これらが用意した部品です。
ピストンのシールとダストブーツにシリコングリスを塗ります。
右側はすでに完成しています。実は左側を組み立てる際にダストブーツとOリングをシャフトボルトを挿入する時に傷つけてしまい、買い直しとなりました。写真の4セットで約5千円します。トホホです・・。
今度は慎重にボルトを挿入して完成しました。
早速車体に取り付けます。
ブレーキホースを2本に分岐させるジョイントをステムに取り付け、左右のロワーホースを取り付けました。アッパーホースはハンドルとの距離を測り、後日ジャストサイズの物を購入します。
フロントブレーキキャリパーとホースが付きました。フロントホイールはあとスピードメーターのケーブルを装着すれば完成です。
ネジ穴の修理に出していたシリンダーヘッドが戻ってきましたので、早速装着します。
この2つのネジ穴をヘリサート加工で修理して頂きました。
一旦シリンダーヘッドを外した事により、ガスケットも付け直しとなったため、今回はPAMS製の信頼性の高い物を購入しました。
シリンダーヘッドの面研に伴う高さ調整のため、前回ベースガスケットは純正のものを2枚重ねにしましたが、今回はヘッドガスケットの厚さで調整することにして、ベースガスケットは1枚のみにしました。ベースガスケット交換のためシリンダーブロックも一旦外す事になりました。
再びシリンダーブロックを装着し・・。
ガスケットを装着しました。
そしてシリンダーヘッドを装着します。
既に何度も行ったバルブタイミング合わせを再び行います。だいぶ小慣れてきました。まず1番と4番ピストンを上死点に合わせます。
この状態で排気側カムシャフトを矢印の刻印の位置でカムチェーンに噛ませます。
続いて吸気側カムシャフトも指定の位置に上の矢印から28番目のピンをスプロケットの28と刻印された位置に合わせます。
カムチェーンガイドスプロケットを装着し、この状態でクランクシャフトを回してスムーズにカムが動けばバルブタイミングはOKです。
手前の三日月の切掛けにカムプラグを装着してフタをします。
続いてクラッチのセンターハブナットを締めます。これは専用の回り止めの工具がないと規定トルクまで締め上げるのは無理と思われたため、今後何回使うか分かりませんが、工具を購入しました。
続いてクラッチのフリクションプレートとメタルプレートをオイル漬けにして1枚ずつ交互に嵌めて行きます。
プッシャーやスプリングを装着してクラッチの組み立てが完成しました。
シリンダーヘッドカバーも装着してエンジンの形になりました。
少しずつ、少しずつ形になって行きます。エンジンが閉まれば、電装系に取り掛かります。
Posted at 2023/08/28 15:07:04 | |
トラックバック(0)