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風越 龍のブログ一覧

2019年09月11日 イイね!

国鉄士幌線のコンクリートアーチとタウシュベツ橋梁


国鉄士幌線のコンクリートアーチ。
現地の材料を調達したり景観に溶けこむように設計されました。
それが戦前のこと…。
祖先の先見の明があったからこその景観。
祖先の50年後、100年後を見据えた設計に後世の者として頭を垂れる思いです。

全部が全部、良いとは思わない。
でも、その子孫の子孫の子孫の代の事まで考えた設計。
我が國の祖先の思いに、後世の者としてはただただ頭を垂れる。
それだけです。
それを特に感じる路線が士幌線です。
だからなのでしょう。
士幌線は特別な存在です。
誰が何と言おうと………………。




士幌線の路盤跡。
糠平からは昭和53年から代行バスでしたが…。
その頃に行き、写真を撮り十勝三又で感じたい……………………………。
鉄路を守り伸ばすという思いを。




士幌の大地を開拓する為に生まれし士幌線。
開拓が順調に進めば路線が伸びる筈でした。
が、たった一本の国道にとって代わられその中心である士幌線は廃止されました。
十勝開発の中心である路線も時代には勝てませんでした………………。
無念としか言いようがありません。




タウシュベツ川橋梁の案内。




タウシュベツ川橋梁。
10年位前に一度、訪問しています。
要はツマらん女に引っかかって何もかも失い北の大地に放浪していた頃です。

でも、タウシュベツを見るきっかけになった事。
それだけは人生において何にも代えがたい財産でした。
士幌線は縁もゆかりもない路線でしたが数十年前から気になり、いつか訪ねようと思っていた路線でしたので…………………。




シンプルなコンクリートアーチ。
何てことない橋梁なんですよね。
でも私にとってタウシュベツ橋梁というのは単なる土木遺産とか、そんなものじゃない。
何もかも失って、裸一貫になって見て感じた橋です。
その時に感じたこと。
今となっては正確には思い出せません。

が、一人静かにタウシュベツと会話したこと。
※景色と会話出来るということ、それは魂と魂のぶつかり合い。己の気持ちや思いをぶつけて感じる事が出来る数少ない貴重な場所なのです
場合によっては羆と遭遇して…という危険な場所でもありますが…。

それが私にとって、生きるための力になっている事は否定しません。



あまりに綺麗なコンクリートアーチ。
今時では見ることが難しい………。
先人の材料の現地調達、景観を馴染ませるという難題の回答と思います。

後世に語り継がれるべき事です。
その時代から未来の事を見据えて設計する事をしていたからこそ、ですね。




非力な気動車が走った士幌線。
名も無き機関士、運転士たちの苦労は想像を絶します。
ただ、皆が皆、己に与えられた任務を遂行しただけ。
その単純で難しい任務を皆が皆、遂行した事が士幌線の誇るべき過去と思います。
士幌線。
身内も無い、縁も無い土地ですが魅かれ続けた理由なのでは、と思います。
Posted at 2019/09/11 21:35:39 | コメント(0) | トラックバック(0) | 北の国の鉄道 | 日記
2019年09月11日 イイね!

清水谷小学校跡


廃小学校跡にあるジャングルジム。
かつて子供が居て通学していた清水谷小学校も、今や通学する子すら居ません。

子供の頃から山村の小学校に憧れていました。
山村留学なんてものが出来たとしたら…。
間違いなくしていたでしょう。
東京に生まれ育ち数十年ですが、それでも東京に生まれた事は間違いだったと感じて育ちましたので…。




全校生徒は十数名位でしょうか。
小さいけど、都会のような陰険なイジメとかは無縁だったと思いたい。
そんな心が豊かになる学校に通いたかった…。





昇降口。
多分複式学級だったと思います。

人口は少ない。
生徒も少ない。
でも心が豊かであるのならば、学校はそういった土地の学校に通いたかった…。




通学した事も無いのですが…。
妙に懐かしさを感じる校舎です。

都会に生まれ育った反動でしょうか。
街中が大嫌い。
都会が嫌い。
でもこの小学校に通っていたとしたら、都会に憧れていたのでしょうか…。

私にとって都会は性に合わない生息域でした。
東京に生まれ育ち…。
それは私にとっては苦痛以外の何物でもありませんでした…………。




多分、体育館。
小さい小学校故、この大きさで十分だったのでしょう…。




小学校が現役の頃から併設だったようです。
学校は集落の中心地。
教育、避難といった集落における中枢です。
その中枢すらも閉鎖されてゆく日本。


民草が安心して暮らせるような世にしてほしい、と望むのはそんなにも贅沢な願いなのだろうか…。
モブキャラとして、安心して暮らせるように世の中を安定させて欲しい。
2019年09月11日 イイね!

国鉄士幌線跡を訪ねる 其の3


転轍機。
かつては有人であり人の手で動かしていました。
良かれ悪かれ、人の手を必要としていた時代。
それは今と違い、まだ人が入り込む余地のある時代。
息苦しい時代を生きるものとしては羨ましく思うのは我が侭でしょうか…。




士幌駅の駅銘板。




中士幌駅の駅銘板。




士幌駅の構内。
士幌町と言えば農業が主力産業。
農産物の出荷で賑わったであろう構内を見ながら、往時を偲びます。

農休はあったのかな…。
機械化が進む前の時代、一家総出で収穫をしていましたから…。
そんな事、どうでも良いのかも知れませんが……。

でもその土地のある意味文化です。
一家総出でやっていたとしたら、一人一人が労働者であり生活を皆で支えあって生きてきた証です。
そうであったのならば、誇って良いと私は思います。




士幌線の遺構と思われるコンクリートの台座。




踏切と思われるケーブル。




上士幌駅の案内




士幌線の物かは不明ですが…。
NO60 1910とあります。
でもこんなローカル線で60キロレールなんて絶対に使いませんし…。
60ポンド(30キロ)レールと見るのが妥当でしょう。




上士幌駅跡は公園になっていました。
こうして鉄道が跡になっても大切にされること。
よそ者であっても、とても嬉しく思います。
士幌線は乗った事も無い路線ですが気になっていた路線ですので…。




駅構内跡。
なんとなくでも、痕跡は感じられます。




駅前通りの廃屋。




駅前通りの廃屋其の2。
夢破れ立ち退いた方の家でしょうか…。




駅前への通り。
都内であれば超優良物件ですが、士幌線ではその優良物件でもダメでした…。




士幌線の踏切跡。
今や何も感じるものが無い中で貴重な士幌線の遺構です。




士幌線の路盤跡と思われる場所。




仮乗降場と思われる場所。
何せ乗り降りする方が少ない路線です。
コレだけでも乗り降りできるだけマシまのでしょう…
Posted at 2019/09/11 19:54:25 | コメント(0) | トラックバック(0) | 北の国の鉄道 | 日記
2019年09月08日 イイね!

田代山 山歩き


週末は福島の田代山へ。
地味な山ですが、とてもキツイ。

何がキツイかって、行程の3/4が階段なんですよ。
階段をずっと登るのって本当に地味ですけど、本当にキツイ。
此処まで来ればあと少しで頂上…。




登り切った湿原の草紅葉。




蜻蛉たちがハンガー(駐機場)でたむろしているようでした。




で、山の大きな楽しみの一つ。
昼メシ。




今回は泊まる気満々でお世話になった避難小屋。
ただ熊の目撃情報もあるようで、気軽かつ軽率な行動は避ける事を強く勧めます。



霧で眺望が無くなった湿原を散策がてら歩き回り…。




一瞬出た太陽を切り取り…。




霧のおかげで幻想的な湿原散歩になりました。




真夜中には霧が晴れ、満天の星空。
今回の重要ミッションでもある、「天の川を見る」を見事に達成しました。




オリンパスのデジカメで初の2時間以上の露光も見事に耐えてくれました。
これは苦労して登ったからこそ、のご褒美でした。




そして夜明け。
出遅れてしまったので構図が甘い…。




朝日に輝く木道。




空色の湿原。




湿原も朝日を浴びて輝ます。

昨日の衣を脱ぎ捨て今日の衣を纏う。
自然とは当たり前の事を当たり前に繰り返す。
その力の大きさを感じます。




直径数ミリの花。
早くも秋の風に吹かれ、季節の移ろいを教えてくれます。




今年の命の欠片。
子孫を残し大地に還る。
その役割を終えた姿に敬意を込めて。




湿原の空。
夏のように思っていても、山の上はもう秋。




早朝の気持ちよい空気を纏った湿原をただ歩く…。
それだけで何か、こう…。
気持ちが穏やかになって行く気がします。




湿原は病んだ私に優しく接してくれました。




今を必死に生きる花。
可愛い…。




目の前に広がる雲海と木道。




そして今日が完全に目を覚まし…。
空は完全に秋模様。




雲が湧き上がり、山を越えてゆく…。




誰も居ない早朝の湿原を、秋空を堪能した所で一旦小屋に戻りましょう。
久しぶりに見た青空に気分は最高潮。
ただ昨日コテンパンに疲れ切った足以外は(笑)…。
Posted at 2019/09/08 23:00:33 | コメント(1) | トラックバック(0) | 山歩き | 日記

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「懐かしい自販機 http://cvw.jp/b/331167/47681366/
何シテル?   04/27 21:02
正式名称:風越 龍(ふうえつ りゅう)です。 写真(もっと技術が欲しい・・・)とステアリングを握って出かける事が3度の飯より好きです。車はテリオスが初です...
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