風越 龍のブログ一覧

夕張川橋梁を渡る…。




ほんの半年前、夕張線は鼓動を続けていた。
しかし今、その鼓動は止まってしまった…。




軽快な音を立て、気動車は走り抜ける。




手前の木の枝が無ければ100点つけてもいいよ、この撮影地。




夕張線撮影ポイントだったS字カーブ。




風でなびく旗。
綺麗な形になびくまで、意外に待ちましたね…。

それと冬場なのでお弁当の販売はなし。
あればなぁ…。
でも、以前お弁当を売っていたお姉さんには覚えられていた。
俺、悪い事出来ないなぁ…と思った瞬間(笑)。




日本を徘徊するにはテリオスの次に良い車。
でもテリオスが良すぎて、不満足な車です。
あのジャストサイズ感、5枚ドア。
小さい車こそ、日本を徘徊するには良いのですが最近の車はみんなメタボ検診で引っかかるんじゃない？と思う程に大きくなりすぎ！。
テリオス、パジェロイオ復活をキボンヌ(死語)。




どうも三脚でガッチリ構えて撮るのが苦手。
なのでいつも手持ちで。
その方が自由度が高くて咄嗟に思い付いた構図に変更できるじゃない？。
…と苦しい言い訳をしてみる。




区間列車だか臨時なんだけれどね…。
往時の方向幕を出して欲しかったなぁ。




なぜかケツ撃ちに限ってバッチリ、恐ろしい位にピントを合わせられる特技を持つ…。
なんてダメなオッサンなのでしょう。
正面でバシッ！！と合わせるのが難しい…。




愛しい鹿ノ谷駅。




もうこの姿を見られないんだよねぇ…。




雪に埋もれる鹿ノ谷駅舎。




鹿ノ谷駅。
何故、どうして…。
この駅に引き寄せられるのだろう…。




在りし日の鹿ノ谷駅。
1週間ほど滞在していたので同じようなカットが沢山ありますが…。
そこは気にしないで見て頂けると幸いです。
夕張線への愛という事で…。




静まり返る鹿ノ谷駅待合室。

乗り鉄します。
新夕張発、夕張行き。




夕張駅ノート。
可愛いイラストが描かれていました。




夕張駅。
気動車が止まっている頃がもう、懐かしく思います。




夕張駅、最後の冬。




夕張駅。
今は亡き…。




夕張を出発待ちの列車。
平日なので実に空いています。
これが廃止の原因なんですよね…。




エンジンが咆哮を上げ、加速して行きます。




鹿ノ谷駅構内に進入中…。




愛しい、鹿ノ谷駅。




車内もガラガラ。
もっと乗客が居れば…。
ただ…石炭産業が無くなった時点で、夕張の行く先は決まっていたのですが…。

夕張新炭鉱の事故で早まった斜陽化。
あの事故が無くとも平成の世に入って、大夕張のように閉山を迎えていたでしょうが…。
主要産業無き街の未来は厳しい。




清水沢駅。




新夕張へは下り坂。
気動車とはいえ80キロの快速。




新夕張に到着。




千歳には行かず、折り返す臨時列車。




2部通り踏切。




新夕張発夕張行列車。

夕張から鉄路が消えました。
なので記録をするための稚南部トンネル訪問です。
かつて石炭を運ぶためだけに存在していた路線でした…。
しかも複線で。

夕張鉄道が出来てからは単線でも捌けるという、昭和の戦前にピークを迎えてしまった夕張線。
よくぞ平成の世まで残ったものです。
かつて１日５往復しか走らず、乗り手にとって厳しい路線でした…。

１枚目は夕張線のレールを夕張方面を見ながら。
廃線のため、気(動)車は来ません。
でなければ軌道内に入るという愚かな行為はしません。



左は２０１９年３月３１日まで現役だった夕張線トンネル。
右は夕張線の複線時代に使われていたトンネル。




当然ながら入れません。
いや、頑張れば入れたのですが…。
同行者も居るので迷惑はかけられません。
一人だったら？、当然突入です。
抜け道なんてものは何とでもなるのですから…。




夕張線のレールとふきのとう。
生と死の対比のような気がして撮りました。




右側の複線時代トンネル。
内部には氷柱が……。




とりあえず穴があったら入る。
しかも難易度が低ければ…。
夕張線のトンネル内の氷柱を見るために…。




全体はこんな感じ。
奥は閉塞されていました…。




湧水対策でしょうか？。




線路脇に炭砿の遺物が。
立坑があったらしく、ガス抜きのパイプかな…と推測します。
夕張は盤圧(地圧)が高くメタンが多い地質故に、坑道掘りの苦労は簡単に語れないものと聞きます。

ガス突出事故を起こした夕張新砿も盤圧で坑道がゆがみ、歪んだ部分の下を掘って坑内列車を運転をしていたとか…。
ガス検知器は最大値にセットしても鳴りっぱなしだったとか…。
なので新砿のガス突出と爆発事故も起こるべくして起きたのですよね…。
ビルド鉱としては要注意炭砿で落盤も起きていましたし…。

補助金を打ち切られる恐怖と戦いながら、盤圧が高く他の炭砿と比べてガス突出確率は３倍なのにガス抜きボーリングも後手後手。
タラれば、ですが後手後手にならなかったら夕張新砿はもう少し操業出来たのでしょうが…。

ただ遅かれ早かれ、炭砿そのものが産業として収束に向かっていましたが９３人の犠牲者と一酸化炭素中毒で苦しむ方たちを発生させなかった未来であれば良かったのに…と感じます。
父さんが「行ってきます！」と声をかけて、それが最後になったというお子さんも居た筈ですし…。
事故とは会社もですが家族も巻き込み悲惨なことになるので起きて欲しくないものです。

清水沢駅構内を通り抜けるための跨線橋。




清水沢の看板が無いだけ。
それ以外は夕張線在りし日のままの清水沢構内…。




レールを使った過去の建造物跡らしきもの。




此方もパッと見た限り、現役当時と同じ。
清水沢の文字が見られないだけで…。




夕鉄バス車庫。
夕鉄も今やバスしかありませんが…。




夕張鉄道の社紋。




鹿ノ谷駅跡。
私が何故か此処まで愛しさを感じる駅も珍しい…。




広大な鹿ノ谷駅構内用跨線橋の銘板。




鹿ノ谷から夕張方面を。
荷物ホームもこの時期であればハッキリと見えます。




跨線橋から紅葉山方面を望む。




夕張駅跡。
構内も在りし日のまま。




夕張駅の表示がそのままの観光案内所。




ホームまでの通路もそのままでした。




火災を起こした石炭の歴史村。
貴重な施設が見られないのは重大な損失です。




ふきのとうと石炭の歴史村。




神社の跡らしき階段がありました。




夕張の市政の中心地。
2代目夕張駅。
その賑やかで華やかな時代の面影はありません…。

２０１９年４月２８日に冒険野郎★スカRさんと訪問です。




新夕張駅駅舎。
夕張と名の付く駅はここだけになってしまいました。




３番線は夕張線の発着に使われていましたが…。
今はもう立入禁止です。




占冠の下の「沼ノ沢」の表記がシールで覆われています。




此方も同じく沼ノ沢の表記はシールで覆われています。




このポスターは現役の頃と変わらず…。




沼ノ沢駅前の酒屋跡。
表面は立派な３階建てのお店ですが…。




サントリーの自販機。
ビールがメインと思われる、良い時代です。




北海道産の夕張メロン酒…。
夕張産の夕張メロン酒ではない…。
夕張以外で夕張メロンを栽培しているのだろうか…？。
と、つまらぬ事を突っ込みたくなる。
夕張の事ですから真面目になりますよ(笑)。




ダルマや樽生など。
自販機で売っていたんですよね……。
かつては………。




リボンシトロンのボトルサンプル。
経年劣化でヨレヨレでした。




お店の裏側。
崩壊していました…。

夜逃げしちゃったのかな。
だとしたら切ないですね…。
夜逃げ経験者ってコレを見ている中でどれくらい居るのだろう…………。

住み慣れた家。
家具。
その他の物を置き去りにしたまま、着の身着のままで家を後にするって…。




沼ノ沢駅のホーム。
おーやまさんがレストランをしているのでこの駅舎は残るでしょうが…。




南清水沢駅。
おばぁが歩いてます。
誰も居ないタイミングを撮り逃しました…。




プラの看板が付いていたのですが…。
かつてはこんな感じで直に書かれていたようです。




パッと見は現役のような南清水沢駅。




バス時刻表。
夕張線と大して変わらん不便さですね…。




不倫ってそんなに古い言葉じゃないよね…と思いつつ。
金妻たちへ、で広がったらしいので１９８３年頃より一般化した単語。
その頃はまだ、NOWなヤングでした。




廃止した駅である事の証として。




まだ気(動)車が走ってきそうな雰囲気ですが…。
もう二度と気車は来ません。
栄光ある石炭の歴史と共に衰退し廃止されましたから…。




溶断されたレール。
栄光ある路線故に私が死ぬまで安泰と思っていましたが…。
私より先に死にました。
もう永遠に列車が来ることはありません。




遮断機の撤去された後。
ケーブルもバッサリ切断されています。




列車交換出来た清水沢駅。
その遺構を線形からも感じ取ることが出来ます。




跨線橋から清水沢駅を。
大夕張からの石炭もここで荷受けして…。

そんな賑やかで明るい時代も、今や夕張線廃止で感じ取る事が難しくなってきました…。




清水沢駅駅舎。
かつての賑わいが大きければ大きいだけ、寂しさの反動も大きいと思います。

基幹産業もない。
人が居ない。
衰退するしかない材料だらけです。

メタンが産業になる…とか新たな産業が創成されない限り、衰退しかないですね。
観光にしても目玉になるものがないですし、石炭博物館は火災で坑道は閲覧出来ませんし…。