風越 龍のブログ一覧

水面(みなも)に浮かぶ、今年の命。

小さな波に、水は膨れ、動く。
その波に揺蕩う花びらには、葉脈見本のようになった子も…。

花びらであっても命が通うものである以上、葉脈のようなものが広がるのだ…。
考えれば当たり前なのかもしれません。
が、こうして目で見て感じること。
それで学ぶ事も、まだ沢山ある。
いい歳して、不勉強である事を痛感します。

打ち捨てられた家の窓。
木枠の窓です。
硝子もまた、昭和感が満載。

いつまで在り続けるか不明ですが、昭和世代としては長く残って欲しいものです。

蒲公英の綿毛。
ふわふわです…。
芝桜と一緒に…。




驚くのは…。
芝桜の毛まで映っています。
恐るべし、スーパータクマー。




小難しい事は分からんけど…。
菜の花に巣を張る、蜘蛛の糸まで映ってる。

生まれて50年ほどか…。
スーパータクマー、旭光学の力に驚きです。
今まで完全に興味の範疇外でしたが…。
この国の光学工業力には、改めて驚かされます。
NIKONのFマウントレンズは、それなりに持ってる。
今度はFマウントレンズでやってみようと思います。

夏の日中は、溶けるかと思う位に暑い。
でも、標高が高い所では、朝のうちは涼しい…。
涼しい時間に学校に行って、図書室で宿題をやってしまいましょう。

でも、帰りは暑いから、ロックアウトギリギリまで残る事になりそうですね…。
その頃には、涼しくなるでしょうから。

過去作をモノクロで起こしてみました。
やはり、光の周りかたはモノクロの方がいい。
此処は、もう解体されました…。

不謹慎な事をしているけれど…。
でも、熟成するものをみたい。
それが悪い事なのだろうか。
法的には悪い。
でも、だからと言って行為が悪いとは思わない。
今時は荒らす方やら騒ぐ方やら…。
やりにくい世の中になりました。
目立つ事をされるから、やりにくくなるのですよ…。



従業員通路らしきもの。
多分、この建屋は客用じゃない。




天井の光。
押し入れの影。

寡黙な空気感。
あの(倒産した)日の感じが、そのままに残っている気がします。

デジタルのモノクロは締まらない。
そう思っていましたが…。
焼き付け機で焼いていたような風合い。
出せるんだ…。
諦めていた事が出来る、と分かれば…。
やる。
それが私です。




崩れた白壁と階段。




昭和の照明。
畳のない部屋。
時を止めた場所。




ふわっ…、とした光が踊ります。




まだ生きていた頃。
その頃は従業員のかたたちが動きまわり…。
賑やかだったであろうことは、間違いありません。




連絡通路らしきもの。
天井の石膏ボードも朽ち…。

バブルの頃まではそれなりに客は来た…。
でもレジャーの多角化、施設の陳腐化。
そして一番の懸念は無秩序な増築による迷宮化。
坑道とか入っているような人間にとっては、さほど難易度は高くありませんでしたが…。




微妙に無駄な空間ですが…。
この頃はこういう無駄は贅沢という扱いだったのでしょう。

温泉旅館として巨大ゆえに…。
待ち合わせ場所として使われていたのかもしれません。