風越 龍のブログ一覧

時系列は逆ですが…。
感度を上げてインチキ。
国鉄型電機EF65、貨物用2000番台。
ビシッと止められないのが悲しい…。




これはまあ、止まりました。




踏切を電車が駆け抜けて…。
空が見えた。
コレは空が主役。




逢魔が時。
降りてきた夜の闇を切り裂くNEX。
目力が凄い…と感じたのですが…。




色々甘いけど、編成流し。




黄と青の帯が伸びる。




最後部車両ケツ撃ち。
車掌さんが窓を開けて外を見ていました。

もしかして車掌さんから見られていた？、かも…。
と思うと、それはソレで面白い。




もみ殻を燃やし…。
来年の命に繋ぐ、大切な行事の一つと思います。

早いもので、もう彼岸花の季節です。

縁起ものじゃないけれど…。
彼岸に旅立った、大切な人を想いながら愛でてみる。

そちらで一緒に酒を酌み交わすのは…。
当分先になりそう。
待っていて下さい。
私が娑婆から旅立つ、その日まで…。

撮影の合間に…。
ふと見れば差し込む光。
レールに写る空。

他愛ない、多分誰も気にしない。
そんな一瞬。

風景が話しかけてくるなら、会話しよう…。
レンズを向け、より綺麗な表情を出してくれるように。
彼(または彼女?)が気に入ってくれるか、わからないけど…。

私の解釈は、暗闇で足元を照らしてくれる一条の光。
でもそれだけじゃツマらん。
空色のレールも入れて花を添えて…。
そんな感じ。

正解は誰にも分らない。
けど、そんな不確定な回答を導き出すのも楽しいもの。

ソロも悪くはないけど友人から刺激を受け、見て感じ、結果を残してゆく。
そんな撮影は気持ち的に充実するものですね。

鴻之舞橋の看板。




巨大ではないけれど…。
集落は多くの人の息吹の痕跡が残っていました。




元山精錬所の煙突。




今も水道管が残っているのか。
夕張でもそうだが、人が住んでいない町でもこういう埋設位置の看板がある。

人の暮らしの痕跡。
今と過去の差が大きすぎると感じる。
が、鉱山そのものがバブル。
町すらない所に突如発見されるものだから…。

突如、町が出来…。
その祭りが終われば人も町も消えてゆく…。




通洞坑と思われます。




精錬所の大煙突。
ここの象徴では…、と思います。




はぁはぁ云ってしまいそうな子(廃墟)がいます。




当然ながら何も残っていません。
が、そんな事はどうでもいい。
この空気を感じられたのだから！。




ほんの一瞬だが…。
心休まる空気に包まれる。
コレこそ我が幸せ。
この為に生きているといっても過言ではない。
今更ながらに思う。




優しいアーチの窓。
今時では多分、造られない形と思います。
静謐な空気を存分に味わいます。
まあ、危険な坑内作業をしていないから、こんな呑気な事を言える訳で…。

親子で鉱山の仕事をした方曰く「切羽を含め、坑内作業は危ないから坑外作業の部署に配置希望を出してくれ」とご子息に話したとか。
そのご子息も就職後…。
坑外作業の部署は賃金が安くて、危険は承知で坑内作業の部署異動願を出したそうです。
プロだって危ないと思うのですから、坑内作業は危険なものなのだと思います。

また炭鉱夫の方の肝の据わり方が尋常じゃない…。
それだけ毎日危険な仕事をしていると感覚がマヒしてしまうのかもしれません。




多分、ここは変電所かと…。
上は管制室？。

階段が可愛い♪。




床と壁はタイル張り。
水を使うか、意図があってこうしたと思うのだが…。
もしかして掃除のしやすさを狙って…？。
当時のここの状況を知らないので想像しか出来ないのが悲しい…。




机と開け放たれた窓。
生きていた頃の時が止まり、朽ち果てるだけの美。
時が育む一品ものの美術品。
静かに見たい。
そしてまた行きたい。




最上部は硝子が残っています。
そんな些細な事だけど…。
当時を感じられるものが残っている事が嬉しい…。




50年前じゃ遠隔制御なんて当然ない…。
作業者がメーター等を目視確認で正常か否か、判断していた頃。
まあ、この窓はそういう目的ではないと思う。

明るいよね…、ここは。
空気が軽く、暖かい。
自分にとっては波長があう場所なのだと…。
人と人だって合う合わない、があるのと同じで、土地も合う、合わないがあると思う。




柵はぶった切って持ち出したようですね…。
綺麗で可愛い階段です。
こういうモノがあると、それだけでテンションが上がります。

扉の上には庇があり、多少の雨であれば出入りにも苦労はなかったかと。
私がかつて住んだ家よりも良い部分もあり、古いけど地味に気遣いを感じる造りです。

便所は家に入ってすぐの所ですね。
小さい窓は便所と思われます。
となると先のツボというか釜というか…。
それも多分、便所の設備でしょう。




でもって廃墟はなぜか便器が割られているのですよ…。
緑ヶ丘アパートも同じ。
DQNって破壊するのが好きだよね…。
本当に…。




玄関照明と思われる電球の傘。
コレこそ昭和の玄関の必需品！。




輝ける扶桑の命の欠片。
名も無き産業戦士たちを支えた雄姿は、今も輝く。
例え朽ち果てようとしていたとしても…。




換気扇。
よく見れば虫対策ですかね…。
パンチメタルがはまったまま、残されていた事に驚き。




錆ついた手すり。

洗濯物を干したりしていたのかな…。
板を敷いて植木を育てたり…とか。
色々な事に使える地味に優秀なアパートの必須設備。




鉱山住宅群。
この時代に住んでいた方たちは、今時の私たちよりも裕福だった…。

夕張もそんな鉱山の一例。
札幌にすらない値段の高い車が夕張にあった…とか。
危険な分、きちんと労働者への再配分があった鉱山。
そんな余裕が感じられる街並みです。




植え込み、というより花壇かな…。
人間、合理的なだけじゃ生きていけない。。。
無駄ってある種の潤滑油。
私はそう思う。




長屋と言われればそうなんだけども…。
炭住長屋と比べると近代的すぎて長屋、と呼ぶのが申し訳ない気がする。




賑やかで活気があって…。
お祭りのような時代があった。
そんな賑やかなお祭りの時代が終わり、今は朽ちてゆくだけ…。

全盛期の頃は家電製品も飛ぶように売れ、下手をすれば東京よりも普及率が高かったのでは…と思う証言もある。
頑張ったら還元されたって事だよね。

落盤やら機械に巻き込まれたり、漏斗で鉱石に巻き込まれたり…。
沈殿池へ落ちたり斜坑に落ちたり…。
ちょっとした事で死亡、怪我や手足の切断事故につながる。

東洋一の金山と云われたけども、表に出てこない事故での死者は相当数居た筈。
戦前、戦中は特に酷かったと思われるが…。
その方たちの犠牲の上に成り立つヤマも多いだろう…。
そんな事を考えつつ、思いを馳せてみる。
近代的な鉱山住宅を見ながら…。




手すりが落下していたり、木が大きくなっていたり…。
死んだ鉱山の付帯設備である事を強く感じる。

でも、まだここまで形が残っている。
放棄されてからの時間が長い建物はよく頑張ったと思う。
お疲れさま。




この建屋は玄関の扉が残っている。
そんな事に感激。




土石流でも押し寄せたかのような玄関。
長い時に積もった落ち葉が土になり…。
こうなったのだろう。




家の中に木が生える。
衝撃的な景色です。

とはいえ…。
放棄されてからの時間を考えれば納得。。




ドアポスト。
アパートではよく見るタイプですね。




何棟も建てられる当時。
過酷な労働かもしれませんが…。
今よりマシかも。

昭和の生まれですが昭和◎◎年、と書く「昭和」を「19」と書き換えた年に生まれた、という方がしっくり来ます(昭和35年→1935年、みたいな書き換え)。
聞く音楽も1930～60年代とか…。
親の世代の音楽を聴いていると、親に驚かれたり…。

人は良く見える、という事なのだろうが…。
今の私では切羽とか坑内労働はジジイすぎて無理ですが…。

過去に行くついでに若返り、その時代の産業で働き…。
その時代を感じてみたいものです。
いや、絶対に無理なんですけどね…。
無理だからこそ、やってみたいものです。