(画像は動画のスクリーンショットです)
一週間前に行われた名古屋ウィメンズマラソンを懲りもせずに見返しています。見た直後の印象は
ベストを尽くすに綴っていますが、今になると印象も少し変わってきます。
日本人選手では1位が安藤友香選手(ワコール)、2位が鈴木亜由子選手(JP日本郵政グループ)、3位が加世田梨花選手(ダイハツ)という結果になりました。ケガで出場しなかった細田あい選手(エディオン)が出ていたらどうなったかということも興味がありますが、個人的には結果は時の運だと思っています。時の運というと少しいい加減な言い方ですが、運というか時代の流れというかその時の流れを上手く掴むというか、単なる運ではなくて運を味方に付けるみたいな意味です。
今年の大阪国際女子マラソンにこの3人の記録を当てはめると、日本人の2位から4位を占めます。特に安藤選手と鈴木選手の2人が同時に2時間21分台というのは、かなりのハイレベルなレースだったかと思います。実際、日本歴代8位と9位になったようです。でも、日本記録には届かなかった。運を味方に付けた前田穂南選手(天満屋)が、今回の主役になったということでしょう。
タイトル写真は、10km過ぎの給水でスペシャルドリンクを取り損ねた鈴木選手に、加世田選手がPETボトルのゼネラル(多分ミネラルウォーター)を手渡すシーンです。この前後をもう一度よく見ると、加世田選手は自身のスペシャルを飲んでからPETボトルをさらに取って軽く口に含んだ後、それを鈴木選手に渡すためにわざわざ追いかけていった、というように見えました。敵に塩を送るではありませんが、走っているときの体力的にも、人間的にも余裕が無ければ出来ない行為のように思えます。今後の加世田選手の活躍を期待したいです。このシーンは見返さないと分からない部分なので、タイムシフトはこういう面で便利です。
書いていて思い出したのは、高校時代の恩師が
「相撲にビデオを導入するのは風情が無い」
というような意味のことを仰っていたことです。相撲における軍配は、そのときその瞬間の行司の判断が全て、みたいな意味だったかと思います。それはそれで意味のあることでしょうが、今はサッカーにしてもテニスにしてもビデオ判定が主流です。これは見る側よりも、どちらかというと選手側の意向に配慮したものなのかなと思います。
ビデオ判定をググろうとしてポータルを開いたら
【パリ五輪】最後の1枠かけマラソン人生の集大成に挑んだ鈴木亜由子32歳 20年に渡る取材で見えた「変化と覚悟」という記事が目に入ったので、ついでにリンクしておきます。
Posted at 2024/03/17 14:06:59 | |
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