一眼レフを買って愛車撮影を始めてから1年と3ヶ月。
撮影スポットに行くたびに、現地でカメラの設定に四苦八苦。
毎回「露出の3要素」を考えながら、自分なりに汗をかいてお勉強をしてきました。
また、愛車撮影スポットに行くためには時間や労力が必要ですし、ガソリン代や高速代などのお金もかかります。
そういったコストを無駄にしないために、失敗でも成功でもなにかしらの経験値を必ず得る心構えで撮影に臨んできました。
そんな中で感じているのは、やはり物事の理解を深めるためには、理論と実践がセットで必要なンだってコトですね。
理論上だけであーだこーだ論じたり、他人の経験や世間の言葉をさも自分の意見のように言ったりしてても全く進歩がない気がします。
どんな分野でもそうですけど、自分自身が発した言葉である程度語れるぐらいでないと、趣味とは言えないのかな~と。
ということで、自分がここまでの愛車撮影で感じているコトや反省点などを書いてみたり。
■撮影枚数
撮影直後にカメラの液晶画面を確認してOKと判断したのに、帰宅してRAW現像の際にPCのディスプレイで見たらピントがズレていて使い物にならなかった。
…なんて失敗がよくあります。
夜間の撮影だと、どうしてもオートフォーカスがシブイ時があるんですよね。
あと、手持ち撮影でのブレが若干あったり。
昼間の写真でも、気付かないうちにフレアやゴーストが映り込んでいてダメにしたケースが過去にありました。
そういう画像に限っていい感じの構図になっていて、しかも一枚しか撮れていなかったという(爆)
そんな失敗から得た教訓。
①カメラの小さな液晶画面だけで画像の良し悪しを判断しない=安心しない。
②同じ構図のまま何枚か撮影して保険を掛けておく。
とりあえず量を確保しておけば成功の確率が高まるだろうってコトで、痛い目を見てからは同じ写真を最低5枚は撮るようにしてます。
とにかくたくさん撮って、メモリーカードにデータを確保。
データ量は増えますけど、失敗して使えないよりはマシ。
要らないデータは消せばOKというのは、デジタル時代の恩恵ですね。
■一脚
光の少ない夜間はカメラにより多くの光を取り込むために、どうしてもシャッタースピードを遅く設定する必要が出てきます。
そうなると、手ブレを嫌って三脚とレリーズの使用が多くなるワケで。
ただ、三脚の設置も人のいない場所や時間帯なら全然OKなんですけど、街中だと撮影マナーの関係で他人とのトラブルが発生するケースもあるとかなんとか。
ってことで、三脚より機動性の高い「一脚」も買おうかと思ってます。
いま使っている三脚はベルボン製で、QRAシステム対応。
カメラの設置がスピーディなので、一脚も同じくクイックシュー対応品を選ぶ予定です。
■構図①
愛車撮影の構図を参考にするために、インスタなどにアップされている写真をよく眺めているのですが、そのほとんどが「日の丸構図」なんですよね。
クルマが画像の真ん中にドンと写っていて、カタログみたいな感じ。
とにかくクルマが主役で、撮影場所もそんなにこだわっていない。
特に外国の方がアップしている写真はそういう系なモノばかり。
自分が基本テーマにしているのは「愛車と風景」なので、「愛車」だけの写真とは構図が少し違ってきます。
愛車と風景とのバランスを全体的に考える必要があるというコト。
ただ、その分野はある意味ニッチなので、参考になるような構図はほとんどなく。
しょうがないので、絵画とか映画など全く違う分野の構図を応用するようにしてます。
フレーム取りの要素としては共通ですからね。
■構図②
写真の基本のひとつに「余計なモノは写さない」という約束事があります。
見てもらいたい主役に視線を向けさせるために、画像の中で調和が取れていないモノは写さないというコトです。
せっかく景色の良い場所で撮影しているのに、電線・看板・網フェンス・工事用パイロン・人間・他車など、テーマに対して無意味で要らないモノまで写している写真ってよくあるんですよね。
そういう時にはアングルを工夫したり、撮影のタイミングや時間帯を変えるなど、なるべくフレーム内から外す努力がまず必要なんじゃないのかな~と。
それでも写ってしまう場合は、背景をボケさせたり、モノクロ化で色を消したりして存在感を消すのも有効だと思います。
画像編集ソフトで修正して消すという方法はうまくいかない場合もあるので、最後の手段ですね。
いずれにしても、余計なモノが写っていると納得いかないとか気持ち悪いみたいな感覚が撮影者自身にないと、この話は始まらないんですけどね(笑)
■これからの目標
自分が情報収集して愛車撮影に行きたいと思っているスポットはまだまだあるので、まずはそこを巡回していきたいですね。
ただ、過去に撮影済のスポットに行って、もう一度いまの自分の技術(…と言えるほどのモノでもありませんが)で撮ってみるのも面白いかもしれない、なんてことも考えてます。
初めの頃はカメラの設定がまだよくわからずにほぼオートで撮っていたので、ここで改めてマニュアル設定で撮ったらどういう写真になるのか、そこに興味がありますね。
つまりは、リベンジ(笑)
というのは、先日FSWで愛車を撮った時に、過去の写真と比較したら、やはりちょっと自分の中の考え方が変わってきているような気がしたからです。
過去の撮影写真。
先日の撮影写真。
実際、過去と現在とではレンズその他の機材も少しずつ変わってきてはいます。
しかしその点を抜きにしても、当初はやはりカメラに対する理解の浅さが表現に出てるんですよね。
それが現在では、カメラとレンズとRAW現像に対する考え方が相互にリンクし始めてきて、トータルでまとめる感覚を持ちながらシャツターが切れるようになってきている。
その点が自分としては過去と比べて若干レベルアップしたポイントなのかな~と思ってます。
ククク、単なる自己満足だよナ(笑)
次は時期的に桜満開スポットのリベンジに行きたいですね。
(桜の写真はフォトアルバム参照)
その次に挑戦したいのは「愛車とモデル」の撮影分野。
モデルはもちろん男ではなく、女性モデルさんです(笑)
黒豹FDは闇属性の悪魔系なクルマなので、光属性の天使系な女性モデルさんとのコラボで、「天使と悪魔」みたいなテーマが希望ぅ。
しかし、自分のイメージに合うモデルさん探しってなかなか難しい。
またモノの撮影と違って、被写体の了解も得ないといけない。
クルマが嫌いとか言われたらアレですし(笑)
それに加えてし、スケジュール調整とか撮影時間の制約も出てくる。
限られたタイミングの中で撮影を成功させないといけない。
そのあたりが今までと違うところですかね。
で、以前から被写体を探していたところ、女友達の紹介で、モデルさんとの調整がなんとかなりそうな気配。
まだ初期段階なので、本当に実現できるのかどうかはちょっとアレなんですけど、まるっきり芽がないワケではないので、交渉は続けていこうかなと思ってます。
やっぱり趣味として新しい分野・難しい分野にチャレンジするのも楽しみのひとつってコトで。