逃げちゃダメ

大阪のスーパーでの事件報道を見て、
以前保険会社の事故担当者から説明された話を思い出しました。
その事案はパトカーに追われたＡが、逃走中に何台かの車と接触したもの。
センターラインを割っての接触や、停止車両への接触等々色々有ったのですが、
そのＡが加入していた保険会社の事故担当者が我々のところに来て
「保険金は一切お支払できません」と言ったのです。
こっちは100：0の被害者と思っていますから
「ふざけるな～」ってなるわけですが、
保険会社の説明によると、逃走状態が続いているようなケースでは、
Ａは「何としても逃げる」という状態であり、
接触を避ける意思はないに等しく、「未必の故意」に該当する。
自動車保険は故意にぶつけた物は当然払いませんから
「今回はお気の毒ですが、当社はお支払できません」と

全く納得は出来ないけれど、保険会社を相手に裁判をやって勝てるのか？
費用はどのくらいかかる？
Ａに直接請求した処で、支払い能力があるとは思えませんし、
Ａの罪状の類は知る事が出来ませんが、
長期にわたって国家に拘束されるのかもしれない。
結局自分の車両保険で車を直すのが賢明な判断となった訳です。

これって車の損害なら自動車保険が使えるけれど、
人のダメージの時はどうするの？
今回の大阪の事故は重たい話になりそうだなぁ～と
報道を見て嫌な出来事を思い出してしまいました。