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kokaninjaのブログ一覧

2021年06月06日 イイね!

酷道471号線楢峠 ダム巡り(菅沼ダム・仁歩水槽ダム・中山ダム・猿越ダム)

酷道471号線楢峠 ダム巡り(菅沼ダム・仁歩水槽ダム・中山ダム・猿越ダム)牛首林道の続編は
国道471号線沿いのダム旅です。








利賀ダムのはるか上に走る国道471号線は、庄川水系の利賀川の谷から
新楢尾トンネルで神通川水系の百瀬川の谷に移ります。

百瀬川を下るとまず菅沼ダムが現れます。左岸に護岸が伸びてますが、ダム自体は提頂長50メートルしかありません。


このわずかな範囲がダム提体のようです。
青い屋根付きのゲートハウスが豪雪を物語っています。


高さも22mとコンパクトなので、下流側は草木が邪魔で、この季節だとうまく撮影できません。


再び峠(栃尾峠)を超え、旧八尾町の大長谷川流域へ出ます。
国道のバイパスを建設中ですが、今は隘路。
峠を下って国道472号線に合流した先に、仁歩水槽ダムがあるはずです。



・・・・(´・ω・)  全く見えません。


発電所の水圧鉄管上部から右側に視線を映すと、冬場はかろうじて提体の上部だけ見えるらしいのですが…
ダム便覧に掲載の写真と見比べると、電線の背後。この辺のハズなんです。


よーくよーく見ると、梢の先に水平に伸びる「何か」…
見えるような見えないような (^_^;)


仁歩水槽ダムは幻のダムといわれているので、こんなもんかと諦めて、
もと来た国道471号線を上流へ遡ります。
間もなく中山ダム。


堤高24メートルの小型発電ダムで、菅沼ダムから送水を受けます。(ダムの下流側の発電所で受けて、写真右端の水門に繋がる水路から提体上流側にバックさせる珍しい構造です)


堆砂が進んだダム湖ですが、提体左岸側に少し見える泡立ちが、菅沼ダムからの流れ込み。右岸の大きな取水口からは、仁歩水槽ダムに送水しています。


この付近は国道471と472号線重複区間ですが、次第に狭く険しい道となります。
どんどん遡ると右手に猿越ダムへの林道が分岐します。


猿越ダム到着です。秘境の無人ダムですが、車で乗りつけることが出来ます。


比較的新しいダムですが、堤高29.6mは完全に堆砂で埋まり、クレストゲートの部分にまで土砂が迫るのが分かります。


上流から見るとダム湖がなく、ほぼ砂防ダムの様相ですが、かろうじて取水口があるのが発電ダムの証です。


では、いよいよ国道 否、「酷道471号線」の核心部、「楢峠」に向かいましょう。
富山県側で最も険しいのは、実は序盤戦
この写真に見える猿越ダム直上にある水圧鉄管から先です。


のっけから対向車。幸いにもこの位置に退避箇所があるにはあるのですが、軽規格同士でもギリギリの狭さです。


いわゆる「落ちたら死ぬ」酷道です。


もう待避所もガードレールもなく、夜は走りたくありません。


先ほどの水圧鉄管に送水する大長谷第四発電所取水堰に到着です。


特徴的な屋根は豪雪対策でしょう。


駐車スペースがあり、釣り師の車が数台。
ですがディフェンダーとは! もしあの隘路で対向するとしたらビビります。
しかし、この辺りからは道幅1.5車線レベルになりますので、対向車が来ても何とかなりそうです。


間もなく、飛越県境のゲート。冬季閉鎖が終わり開いています。


ゲートの岐阜側を左折すると万波川沿いの秘境林道。 その先の久婦須第二ダムへの道は通行止めだそうです。


こんな秘境酷道ですが、国道重複区間なので串オニギリが見られます。


これは(゚д゚)!
楢峠名物の「ひしゃげたオニギリ」ですよ! ぜんぶ雪のせいだ…


冬季閉鎖明けで思いのほか綺麗な道を順調に走破します。
右に分岐するのは、午前中にお世話になった県道34号線。


立派な青看は「南砺60キロ」を示し、午前中に折り返した利賀川ダムも近いのですが、もう長く通行止めです。しかもダムから先もあの林道群を通らないと南砺市に行けないわけで、なんとも誇大広告な青看行先 (^-^;
地図ではわずかな距離を、寄り道しながらとは言え5時間かけて大回りです。


その先、ほどなく空が開け・・・


いよいよ標高1220m
「開かずの国道471」と言われた「楢峠」 \(^o^)/


峠が県境ではないのは歴史的経緯があるのでしょうが、そのせいか看板類がなくあっさりしてます。ただ石仏の祠が複数あり、こんな山奥でも、どなたかの手で綺麗に花が生けられていました。


峠の切り通しを抜けた高山側は一気に展望が開けます。


はるかに御嶽山が望めます。


高山側はヘアピンカーブの連続で、一気に降りていきます。




降りていくにつれて道が再び狭くなってきました。
名高い「酷道471」! こうでなくっちゃ (^^♪


対向車(;゚Д゚)!  下がってくれました。


こんな塩梅でも、天下の国道!
串刺しオニギリが主張してます。


2連続ヘアピンで、どんどん下ります。


やがて里が近づき、国道360号線と合流します。ここを右折すると、やはり開かずの「天生峠」です。


背面側の青看には「富山・南砺」
しかし南砺には一筋縄では行けませんよ~ (^^)


国道360号に合流して、背後の青看を振り返ると
なんと右折の471.472号線方面が「なかった事」にされてる(;´∀`)


ここから先はもう、普通のコクドウです。


旅の締めくくりに、「飛騨古川駅」に立ち寄り。
帰路の高速道路に備え、酷道モードの気分をリセットしました。
ところでこの風景、「君の名は」の「聖地」ですね (#^^#)
映画では2番線到着で、貫通型のキハ85 100番台でしたが…


特急列車の背後に見える山々…あの飛越国境を超えてここへ来ました。
ジムニー君、今回もありがとうございましたぁ!
Posted at 2021/06/13 20:32:04 | コメント(2) | トラックバック(0) | ダム・酷道・旅行 | 日記
2021年06月06日 イイね!

牛首林道&水無白川林道ダム巡り(利賀川ダム・千束ダム・利賀ダム)

牛首林道&水無白川林道ダム巡り(利賀川ダム・千束ダム・利賀ダム)皆さま、ご無沙汰しております。
実は今年、60歳になります。
それもあり今の会社を株主総会で退任し、
職場が変わることになりました。
ここ最近は緊急事態宣言もあり、
ダム巡り含めて外出を自粛していましたが、
生活パターンが変われば、
今までの様に出かけられるかどうかも分かりません。

感染予防を徹底し、前から行きたいと思っていた利賀川ダムに向かうことにしました。
利賀川ダムは6月からダムカード配布を中止していますが、
逆に冬季閉鎖が終わった直後の林道は比較的整備されているとの判断です。

スタートは世界遺産のここから♪


道の駅の手前、国道を東にそれると牛首林道の白川郷側の入口があります。


村はずれのゲートまでは、普通の田舎道です。
ゲートは施錠されておらず、開けたら閉めるよう注意書きがあります。


ゲートを超えた途端、大木がゴロゴロ(゚д゚)!


でも通行可能なように、脇に寄せられてます。


ああ、ここは道の方が避けてますね(;´∀`)


ヤマツツジが見ごろ♪
倒木を別にすれば、全体的には綺麗なフラットダートです。
道幅も広めで走りやすいです。


順調に牛首峠に到着!


この先を左に行けば旧利賀村の大勘場へ続きます。
なお利賀川ダムへは、右手の水無白川林道に進みます


右の広場の影になっており、水無白川林道の入口は少し分かりにくいです。


ここからは、やや荒れたジムニーサイズの道になります。


上方に架かる橋は大勘場への牛首林道です。


路肩の崖が切れ落ちて緊張します。


交差点。ここ、グーグルにも画像がありますね(^^)
右の道は舗装ありで広そうですが、左が正解。


林道 楽しい(^^♪


おっと!対向車です。
オフロードライダーには有名な林道だそうです。



(;゚Д゚)


道幅いっぱいに、普通のプロボックス(^-^;

この後もダムまでのわずかな距離で軽トラ3台、ジムニー1台と対向しました。
こんな矮小林道にして交通量が多い。当然どちらかが避けないとなりません。

そうこうするうち、洗い越し出現。


右がダムへ下る道。登っていくと大勘場へ続く牛首林道へショートカット。
ここから先は道の状況が少し良くなることから、もしかしたらショートカット側を通行するのがメインなのかもしれません。


下り切って水無湖キャンプ場(こんな山の中で誰が使うんだ?)を過ぎると


秘境 利賀川ダムが見えてきました。


到着(^-^)


利賀川ダムは富山県営の多目的ダムです。


かなり山奥ですが、厳冬期以外は職員さん常駐です。


スペック上の堤高は37メートルですが、ずっと大きく見えます。


クレストゲート1門の質実剛健なデザインが良い。
周辺の関西電力ダムに合わせたのか、ブラックゲートです。


この写真は県道34号路上からの撮影ですが、この傍に閉鎖ゲートがありダム関係者以外の車は通れません。
ですので利賀川ダムに車で来るには、必然的に林道を通ることになります。


ダム提頂は車で通行可能です。


折角なので、上流にも進んでみます。
下流側は常時閉鎖の県道も、ダム上流側は通れます。


水無神社です。 もとは集落があったみたいです。


ところでこの県道34、綺麗に舗装されているものの、次々に洗い越が現れます。
(これは帰路の映像)


ダムで出会った地元のオジサンの話では、楢峠で国道471に接続する県道ですが、この次の分岐から先は「万年通行止め」だそうです。


先代ジムニーに乗ったオジサンは下の写真の右側の狭そうな林道(百瀬川林道)を通り
利賀村の百瀬川~金剛堂山登山口~県道というルートで来たそうです。
見晴らしの良い林道らしいですが、私はダム巡りの都合上ここで折り返します。


しかしハイラックスや


トラックは、みんないずれかの林道を通ってきたのですね(;´∀`)


ダムへ戻って、再び水無白川林道から牛首峠へ登り返します。
この辺、路肩側の高度感があり緊張します。


峠から先は牛首林道に復帰し、今度は大勘場方面に向かいます。
相変わらず、対向車多し(同じ色のジムニーとか (#^^#)


山の高いところを通ります。


見晴らしイイです♪


「水がタップリ」なのに「水無湖」 さっき通った県道も見えます。


6月と言うのに残雪アリ(゚д゚)!


あちこちに残雪。鳥のさえずりが良い雰囲気。そこでお昼ご飯を楽しむ人。
コロナ禍でも一人なら楽しむことは出来ます。
ですけれど、こんな大きな車でも入って来るのですね。


この橋は災害にあい、やっと修復されたそうです。ダムへのアプローチは少し便利になりました。


谷へ降りきって県道34号に合流です。


ここにもゲートがあって、県道はダムの手前まで通れません。上流側の楢峠からも通行止めなので、利賀村からの一般車は牛首林道か百瀬川からの林道か、いずれかを進むことになります。


県道を下ると、利賀川第一発電所です。
落差260mですから、ダムからその高さを降りたということですね。


発電所のすぐ下流に関西電力の千束ダムです。


一つ目のブラックゲートが、睨みを利かせます。




ここから先は谷も次第に開け、県道は山の中腹にある旧利賀村の中心を通ります。
ですが目的地の利賀ダムがある谷底の道は定かではなく、仮設桟橋など荒涼とした風景です。
その理由は村の下流に建設中の「新」利賀ダムで、ここは沈んでしまいます。
立派な付け替え道路橋の赤白ラインは将来の満水位でしょうか。


間もなく役目を終える運命の「現」利賀ダム 利賀川ダムが通称水無ダムと呼ばれるのに対し、こちらの通称は豆谷ダム。利賀の名前がついてよく似た名前では、ややこしいですもんね。
それにしても堆砂が進んでますね。


10年ほど前の情報では、ダム左岸上部の豆谷隧道を抜けると、この写真のダム下流側にチラリと写る道に続くらしいのですが、今は工事のため入れないようです。したがって上流側からしか眺めることが出来ませんでした。


続編は、あの酷道471号線楢峠に至るダム巡りです。
Posted at 2021/06/12 22:24:00 | コメント(4) | トラックバック(0) | ダム・酷道・旅行 | 日記

プロフィール

「先月ドアパンチされたキズにタッチアップ中。乾いたら連休後半はコンパウンド掛けて、多少は目立たなくなればイイんだけど。」
何シテル?   04/29 10:33
家族でスキーにはまってます。そのためのクワトロです。 趣味は鉄道・車・ダム巡り。 ダム図鑑はフォトアルバム、各ダム詳細はフォトギャラリー(Audiの愛車紹介...
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