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2022年05月09日 イイね!

大井川鐡道ダム巡り その2(長島ダム・井川ダム・畑薙第二ダム・畑薙第一ダム・大鉄井川線)

大井川鐡道ダム巡り その2(長島ダム・井川ダム・畑薙第二ダム・畑薙第一ダム・大鉄井川線)続きです。

後半は大井川鐡道井川線に沿って
遡るダム巡り。










まず大井川ダムのすぐ横にあるアプトいちしろ駅

長島ダムから急勾配を下ってきたのは千頭行き列車。もちろん勾配下側を支えるように先頭に立つのは、本邦唯一のラックレール対応機関車ED90型です。



ここで補機である電気機関車を切り離し、





以降は本務機DD20型が牽引します。
軌間1067㎜とはいえ、実質的軽便サイズのDD20はずいぶん小さく見えますね。
車庫には検査で仮台車を履いたED90-3がいますが背が低い。ラックレールの歯車が付く本台車の大きさがうかがい知れます。
ちなみに前編で大井川ダムへ行くのに渡った踏切、踏板の軌間中央がU字に掘り下げられた変な形でした。これもラックレール歯車をクリアするためかも(前編の踏切写真を参照)


切り離され引き上げ線に入るED90は大きい。ってこれでも一般に比べると随分小型の機関車ですが。


そして本務機DD20に牽引され列車が出発。こういう補機の連解風景も今ではすっかり珍しい。


この特別な機関車が必要とされるアプト式は、ダムマニアならご存じのように長島ダム建設による付け替え区間の勾配走行のためです。
その長島ダムはさすが国土交通省直轄ダムだけあって見どころいっぱい!


しかも豪華装備!
クレストゲート2門 コンジットゲートなんと6門! 別途放流バルブも





右岸には大井川鉄道旧線跡を利用した遊歩道もあります。






ダムカードオブジェ FNAWI 多目的ですねぇ


そして天端から下流の眺め、井川線の列車が急勾配を下っていくシーンが!
列車本数を考えると奇跡の様についてる!
スイス国鉄から寄贈されたという澄んだ汽笛が山間に響きます。


カメラは天端で水平に構えてます。なので、すごい勾配ですよ。これは。


エメラルド色のダム湖が広がります。


昔来たときは長島ダムは湛水前で、奥大井「湖上」駅などはこんな具合で「空上」駅でした。今はまさに湖上駅ですね。今回の写真はありません(^^;


ダム湖沿いの隘路を進んだその先の井川駅は、昔と変わらぬ秘境駅でした。
これは30年前の写真です。


こっちが現在。運用されている車両も風景も昔のままでした。


この先も貨物線(休止)があり井川ダムや畑薙~赤石ダム関連の資材運搬に使われたとのこと。つくづくダムと関連のある鉄道ですね。
なんたって駅構内にこんな看板があるんだから!
ダムマニアや発電所マニアのために案内してるんでしょうか(^。^)
井川線自体、現在でも中部電力の資産だそうです。



その井川ダム


んんん?前に来た時はもっと堤体が見えたはず。


しかし道路からだと木が茂って撮影が難しい。おそらく上の30年前の写真は井川線の車内から撮影したようです。どおりで探しても撮影ポイント思い出せないはずだ(-_-;)
やむなく脚立に乗って何とか撮影。すっくと谷間に屹立したような外観は中空重力式の特徴なのかな(知らんけど・・・)



立派な資料館ではダムカード、そして展望室もあってうれしい限り。


ここまで人里離れた山岳地帯なのに、政令指定都市の静岡市内で?この先は街が広がってるのがなんとも不思議。
井川線の鉄路は井川駅の先、ダムサイトの堂平(休止中)が終点。ただ現在、このずっと山奥に最新の鉄道、リニアが建設されてます。そのリニアも例の田代ダムの件など、ダムと無関係ではいられませんが・・・
山奥からの工事ダンプカー、登山送迎バス、ツーリングバイク、スポーツカーも入り乱れて進むこの道路が、元来は電源開発用の道路であるとわかるのが、この畑薙第二発電所付近の道路風景です。



曲がりくねった道の先、ようやく畑薙第二ダム下流側へ降りるポイントへ到着。
みん友の赤の乗り手様にご教示いただいたおかげで、迷うことなくたどり着けました。






このダム、牙をむいたスキージャンプが特徴的ですね。
この角度からは中空重力らしさは伺えませんが、並んだ空気穴は見えますね。


左岸には、おそらく仮排水路の名残と思われるトンネルが存在感を示します。


誰もいないダムの風景を思う存分堪能(30分ボーッとして居た(^^;)


今度は道路沿いの上流側に回ります。
尖がったウイングピア、カッコいいぞ♪


トリは畑薙第一ダム
中空重力式で日本一高いダムです。



但し、なかなかそのダム姿を見渡せない。


それでも、急勾配の外観は中空重力式の特徴(・・・知らんけど(;'∀')



導流部の艶めかしい曲線美、中に発電所がビルトインされているんだそうです。
堤体にズラリ並んだ空気抜きの穴が、中空重力らしさを示してます。


上流に回りますと、例の尖ったウイングピア。
畑薙姉弟でおそろいのデザインですよ(^^♪


ダム湖の先には残雪を抱く南アルプス。この先もいくつかダムがありますが、一般車では入れませんので、今回はここまで。


ここからは鉄ちゃん付録(^^)/
この日は本当にダムの神様が導いてくれたのでしょうか。ついてたんです。

帰途、トイレ休憩に千頭駅に立ち寄ると今まさに近鉄16000系が発車していくところ。ギリギリセーフでその雄姿をゲットできたので、大井川鐡道の電車群コンプリートです。
16000系自体は近鉄で現役ですが、このオリジナルカラーは近鉄本体ではもう見られません。でも近鉄特急といえばこのカラーだよね♪



さらにガソリン給油のついでに、新金谷駅でもう一度休憩。
ズームカー21000系とステンレスカー6000系が並んでます。若き日の千代田検車区かと見まごう風景!



そして京阪と南海の前を近鉄特急が横切っていくという、昭和の関西私鉄!
至福の風景でした。



行けてないダムもある大井川、また来たいですね。




Posted at 2022/05/11 20:36:35 | コメント(3) | トラックバック(0) | ダム・酷道・旅行 | 日記
2022年05月06日 イイね!

大井川鐡道ダム巡り その1(笹間川ダム・塩郷ダム・大井川ダム・大鉄電車)

大井川鐡道ダム巡り その1(笹間川ダム・塩郷ダム・大井川ダム・大鉄電車)今年初めてのダム巡りにようやく出かけることができました。

この時期は日が長いので、東側に遠出が可能!
というわけで前から気になっていた大井川鐡道沿線のダムたちに会いに行くことにしました。
よって、いつものダム巡りよりも鉄分豊富です。



新東名120キロ区間をジムニーシエラでぶっ飛ばし(車線が広いので、ハンドルが落ち着かないシエラでも意外といけます(^^♪)

ダムへ向かう前、大井川鐡道の新金谷駅にちょっとだけ寄り道。
踏み切り待ちで東急7200系や近鉄16000系が次々やってきます。列車本数が少ない大井川鐡道なのに幸先がいい♪





ダム巡りなのに、わざわざ寄り道したのは、大井川水系ダム群と大井川鐡道は縁が深いから・・・ではなくて
私の元居た会社から先ごろお輿入れしてきた、高野線6000系に会うためです。

偶数向きのMc車に


おー!
高野線ではたまにしか先頭に立たなかった奇数向きクハ6905の幌付きのお顔がバッチリ!



6000系の向こうには、引退したおけいはんテレビカー3507もまだ姿をとどめています。中学~大学まで、三条駅2番線で車内通り抜けしていた(分かる人は歳がばれます)京阪特急です。


その向こうのピットにはズームカー21000系が入ってる様ですが、手前に西武の機関車E31が待機しており見えませんでした。


ズームカーに会えないのは名残惜しいけど、本題のダム巡りに出発!

川幅の広大な大井川を遡って笹間渡駅付近の第一橋梁はSLの撮影名所。30年前、ここで撮り鉄したなあと思って今回改めて調べたら、当時の写真は第二橋梁だったようです。他にも長島ダム建設のための資材運搬列車も見ました。



その第一橋梁上流、支流の笹間川に沿うところで笹間川ダム。
幹線道路から100mほど入り込んだだけなのに、鳥の鳴き声しかしない静けさです。


間組謹製の質実剛健な重力式発電ダムです。


続いて塩郷駅とその上に吊り橋が見えてくると、塩郷ダムです。
堤高わずか3.2mで取水堰扱いですが、中部電力の大井川水系発電ダム群の一つです。


ここも大井川鐡道の有名撮影地ですが、私が撮影したいのはダムの下流面(^^;
決死?の覚悟で揺れる吊り橋の中央まで進んで


おぼつかない足でダムを撮影します。


さらに遡ると次第に山が迫り、大井川本線と井川線の接続駅、千頭に到着です。
朝に踏切で出会った千頭行き近鉄16000系、折り返しまで待機しているか?ダメもとで駅を覗くとさきほど発車した後です。


しかし駅員さんに聞くと「連休の今日は臨時列車にズームカーが充当される」などオールキャストが見られるかも!(^^)!
そこで運転疲れを癒しがてら、駅近くの鉄橋付近にたたずんでいると!
やってきました21000系 
私が橋本支区で車掌として乗務した車両です。懐かしいぞ(^^)/






続いて臨時急行も21000系です。検査上がりでピカピカです。


駅では周囲の親子連れはパーシーやヒロ、ジェームスに夢中ですが、私はズームカー。



しばし大鉄さんの職員さんと会話をすると、古くてもズームカーはパワーがあって使いやすいんだそうです。




この運転室、特に初期車のそれは乗務員室扉が低くて出発監視で頭をぶつけましたよ。
運転士時代は南海本線だったけど。同型の1001型なんかも座るとマスコンとブレーキ弁に足がつかえて狭くてね('◇')ゞ


さてあまり道草を食ってる時間はありません。
ここからは山岳道路に突っ込んで、まず目指すは大井川ダム

大井川ダムへのアクセス路、眼下にアプト式の線路が見えますが、ここも有名撮影地です。


アプトいちしろ駅前の、この狭い吊り橋を渡ると奥泉発電所と大井川ダム。
変な形の踏切踏板に注目。これがあるので車高の低い車は通れそうにありません。


そしてこの吊り橋が元は大井川鐡道前身の大井川電力専用軌道線の廃線跡です。


古い鉄道橋としての構造が価値あるものなんだそうです。


大迫力の奥泉発電所鉄管前に駐車場。なお構内は無断立ち入り禁止なので、ここで職員さんにダム堤体の撮影許可を求めます。


「工事中だから気を付けてね。どうぞダムの下流側から撮影してください」 
とありがたいお言葉。


名物の巨大なローリングゲートも間近に♪


この下流先、専用線時代の隧道も残ります。



そして先ほどから足元にはずっとレールが!
さきほどの大迫力の水圧鉄管の脇を列車が走ってたんですねぇ


謝意を告げて吊り橋を戻ると、アプトいちしろ駅構内に鉄ちゃんの影?
ということは間もなく列車到着だ!
本数希少な井川線ですから、これはラッキーです。

その2に続く!
Posted at 2022/05/10 00:07:41 | コメント(3) | トラックバック(0) | ダム・酷道・旅行 | 日記

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「先月ドアパンチされたキズにタッチアップ中。乾いたら連休後半はコンパウンド掛けて、多少は目立たなくなればイイんだけど。」
何シテル?   04/29 10:33
家族でスキーにはまってます。そのためのクワトロです。 趣味は鉄道・車・ダム巡り。 ダム図鑑はフォトアルバム、各ダム詳細はフォトギャラリー(Audiの愛車紹介...
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