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2023年05月20日 イイね!

仁淀川水系ダム巡り その2愛媛編(面河第3ダム・柳谷ダム・小村発電所取水堰・面河ダム・中山川逆調整池・志河川ダム)

仁淀川水系ダム巡り その2愛媛編(面河第3ダム・柳谷ダム・小村発電所取水堰・面河ダム・中山川逆調整池・志河川ダム)仁淀川水系を遡るダム旅の続きです。


大渡ダムのダム湖が尽きるあたりから愛媛県に入ります。






すぐ川筋に4門のゲート。面河第3ダムです。
第3というのは発電所名で、当然第1や第2もありますが、それらは一般的な取水堰からの導水ですので、ダムとして屹立するのは第3だけです。



それにしても目立つゲート。ダムカードの記載によれば、ローラーゲートとしては国内最大級の大きさだとか。


直下は発電所ですが、なんの規制もなく河原に降りれます。
そこから間近に見上げるゲートは確かに巨大です。


ダム自体は無人ながら、少し上流の四電水力センターでダムカードをもらうことができます。四国電力さんはたいていのダムで土日でもダムカードを配布していて、電力会社としては破格のサービスですね。


面河第三ダム上流で一旦国道33号から離れ国道440号に進むと、どんどん高度が上がり、やなだにキャニオンと命名された断崖の先に柳谷ダムがあります。

四国電力の発電ダムですが上流側の遠景を見るだけ。近寄るすべがない。
でも安心してください。配布されてますよ。ダムカード。


やなだにから先へ進むと谷も少し穏やかになって、旧国道沿いに小村発電所取水堰。下流の加枝ダムと同世代の戦前製で、吐きのゲートが設置された部分は美しい石貼りの堤体です。


天端は立ち入れません。


上流にまだ集落がありますが、水が透きとおってます。名だたる四国カルストから流れてくるので水が良いのでしょう。


ここからいくつかの寄り道の後、酷道494号にて仁淀川水系の源流エリア、石鎚山東麓にある面河ダムへ向かいます。直下へ向かう林道は寂しい道ですが、ちゃんとグーグルカーが走ってる道なので不安はありません。

行き止まりの先に壁の如く立ちはだかる面河ダム。堤高73.5メートルのハイダムですが、ローラーゲート1門とおヘソのような放流菅だけのシンプルな設備です。


農水省設置のダムなのですが、直下左岸にあるのは道前道後第一発電所。減勢工が小さいですが、通常は発電所からの放流はなく、水車を回した水はトンネルで180度Uターンして瀬戸内海に向かいます。


直下から天端へ直接行く道はありません。国道に戻って遠回りするのですが案内標識も多数整備され、直下道と打って変わったいい道。また公園もあって期待感が増します・・・
なのに...

残りあと50メートルなのですが。

ダム湖は巨大で美しく青く輝いています。


その先は酷道494号のハイライト黒森峠。
面河ダムか導かれる仁淀川水系の水は、少し離れた所でこの分水嶺を越えていきます。


中央構造線北側の切り立った斜面を逆落としに酷道494号は下っていきます。
それがようやく下界に降りる先にあるマイナーなダムが、中山川逆調整池。




その名の通り、仁淀川水系から石鎚を駆け下り、いくつもの発電水車を回し終えた水をいったん貯水します。なのでダムの用途は「P」です。
「A」や「I」は用途目的にありません。しかしダムの水は左岸の取水塔から導水され、今度は用水として松山平野を潤すようです。


取水塔へ向かうであろう左岸のトンネル。特に通行規制はありませんが、真っ暗なので遠慮しておきました。



不思議なのは堤体より目立っているこの巨大なスライドゲート。


これ大きさが違う2門が対になり、大きい方は上げてありもう一つの小さいのは降ろしてまして、その下から少し放流してるという。





ゲートからの放流とは別に右岸にあるバルブからもドバーと放流された水が、2段の減勢池を経てもなお、渦巻く勢いで川に流れていきます。



この放流水は少し下流で再び取水されて東予エリアに水を供給するようです。
吉野川水系もそうですが、四国では需要の多い瀬戸内へ分水嶺を越えて水を供給する体系が出来上がっていて興味が尽きません。


東予エリアの灌漑は中山川逆調整池だけでは不足したようで、近年になって追設されたダムが、本日の締めくくり志河川ダムです。


クレストから越流。


美しい流紋ですね。


バルブからに放流もあり、近寄ると結構な水量で、迫力あります。


仁淀川、石鎚山の美しい水。そしてその水を使いきるダム群でした。
Posted at 2023/05/28 19:12:45 | コメント(1) | トラックバック(0) | ダム・酷道・旅行 | 日記
2023年05月20日 イイね!

仁淀川水系ダム巡り その1高知編(桐見ダム・筏津ダム・加枝ダム・大渡ダム)

仁淀川水系ダム巡り その1高知編(桐見ダム・筏津ダム・加枝ダム・大渡ダム)新緑の季節になると山をドライブしたくなる。
そうなると断然、ダム巡りです。


1年半ぶりに四国に上陸することにしました。
allroadでは気を遣う四国の狭い道もジムニーなら安心。







今回で5度目の四国ダム巡りでは、仁淀川水系を制覇することにします。
高速を降りるとNHKの朝の連ドラ「らんまん」のモデルである牧野富太郎のふるさと佐川町。
まずは牧野富太郎ゆかりの酒蔵による「仁淀ブルー」という日本酒を買って・・・



トンネルを越え越智町中心部から国道33号を左折すると間もなく、高知県営の「桐見ダム」です。


直下までの道は荒れてましたが、ジムニーなら平気です(・`д・´)


バルブからすごい勢いで放流しており、いい天気なのに周囲は霧雨状態。


ダム自体は自然越流のクレストとオリフィス とここまでは新しめのダムによくあるパターン・・・ですが
実はオリフィスは上下2段。しかもその下にコンジットゲートまで備え、効率第一の県営ダムには珍しい豪華な装備。よほどしっかりした洪水調整機能が必要なんでしょう。


天端から見下ろしても、コンジットゲートの操作室が目立ちますね。


仁淀川本流を遡ると、次のダムが現れます。
「筏津(いかだづ)ダム」四国電力のダムです。


このダム、なんだか不思議な構造です。
魚道は、ちょっと古めの本流ダムあるある ですが・・・


立派な洪水吐きゲートがあるけど、自由越流もするみたいな。
その越流部分もやたら傾斜の緩くて、下流側にズィーっと迫出してます。


実は発電水車が堤体右岸に内蔵されてるとか・・・


その水車を回した後の放水路が堤体直下を貫通してるとか・・・
たしかに洪水吐きゲートとは別に、左右両端に90度横向きのゲートがあります。
川に平行方向のゲートは珍しく、堤体直下に貫通する放水路の制水用でしょうかね。


洪水吐きゲートの塔屋も特徴的で、特に制限される事なく、内部に入れます。


天端は極端に狭く人道用と思いきや、車の通行が可能? 
といっても軽サイズでなければ、ほぼ無理ですが(^^;)


さて仁淀川はこの上流もダム群が続きます。川に沿って国道33号を快走。
って対向車がパッシング('Д'!
ブレーキを踏まなければチェッカーズフラッグを振られるところでした(^^;)

ギリギリ参加を逃れたサイン会場の少し上流。国道沿いに「加枝(かえ)ダム」が現れます。


堤高15メートルに満たない取水堰扱いですが、石貼りが美しい四国電力のダムです。


魚道もしっかりあって古さが渋い昭和16年生れ。


間もなく国道33号は酷道439と分岐します。33号線を進むと「大渡(おおど)ダム」天端ですが、直下に向かうためにヨサク側を進みます。
さすが国土交通省直轄の多目的ダム。見所多しです!


バーン


ズドーン


右岸の急こう配を上ると展望スポットも!
俯瞰で見ると堰き止めてる感がジンジン♪


天端には巨大なガントリークレーンの顔文字 (#Д#)


ダム湖は茶霧湖だそうです。


その2 愛媛編に続く
Posted at 2023/05/27 08:46:44 | コメント(0) | トラックバック(0) | ダム・酷道・旅行 | 日記
2023年05月13日 イイね!

安威川ダムのサーチャージ到達と越流

安威川ダムのサーチャージ到達と越流昨年秋から試験湛水中の安威川ダムが、
5月8日についにサーチャージ水位に到達し
非常用洪水吐きから越流しました。

安威川ダムは家から二番目に近いダム。
これは見に行かねば(*'▽')
幸い茨木に所用があり、立ち寄りました。



はやる気持ちで直下に赴くと、工事する重機の音もかき消す水音とともに飛沫が飛んできます!!


今度は俯瞰できる位置に移動。
天端に近い側にある2つの穴から流れるようで、水の流紋が美しい(´▽`)
なお真ん中の大きい穴は常用吐きの吐口です。



それにしても常用吐きの飛沫除けデフレクター。いい仕事してますね!


全体を見渡せば、減勢工は2段構えです。今日はそれを乗り越えて水が押し寄せています。


右端に見えるトンネルは仮排水路。このルートを一部利用して減勢池内部に維持放流バルブが設置されているのですが、今日は水没しています(別の日に撮影)


直下の橋には関係者が集まり、記念写真撮影中です。ほほえましい(*^^*)


放流量が多く、なんとも迫力ある眺めです。


さて翌日は、大阪府によるサーチャージ到達記念見学会が開催されました。この日も半ば無理やりに彩都方面への用事を作り、少しの間だけお邪魔できました。


昨日、関係者が記念撮影していた直下の橋にも入れます(^^♪


昨日より流量は減って減勢工を超える流れはない代わり、流紋は美しく際立ちます。



お天気も良く、いい眺めです。



天端も開放されていますので、行ってみましょう。工事中で未舗装すが・・・



ダム湖も下流も素晴らしい見晴し!


安威川ダムご自慢の、成形されたリップラックのおかげで滑らかな表面です。


パノラマ動画でご覧ください。


おお! 非常用洪水吐きの呑み口が見えてきましたよ!
よく見ると左端に写る水位標がS.W.Lのサーチャージを示しています(昨日の写真を確認すると今日は少しだけ下がってました)


シュート上部から眺めると大阪市内が一望です。
2段構えの減勢工もよく分かりますね。


放流できる水量を増やす工夫でしょうか、吞口は2方向に確保されています。


2方向から落ちる水が角でぶつかり、いい水音を立てています。


この方向から眺めると、
吸 い 込 ま れ そ う 





今回はおめでたいサーチャージ到達ですが、実際にこの非常用洪水吐きから落水するシーンはあっては困るわけで・・

ほんの数日前のGW中の様子。
満水近い水をたたえながらも静かなダムが良いわけです。



これから周辺の公園整備を経て、完成する日が楽しみです。
Posted at 2023/05/13 18:04:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | ダム・酷道・旅行 | 日記

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「先月ドアパンチされたキズにタッチアップ中。乾いたら連休後半はコンパウンド掛けて、多少は目立たなくなればイイんだけど。」
何シテル?   04/29 10:33
家族でスキーにはまってます。そのためのクワトロです。 趣味は鉄道・車・ダム巡り。 ダム図鑑はフォトアルバム、各ダム詳細はフォトギャラリー(Audiの愛車紹介...
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