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2022年10月28日 イイね!

出雲・石見・備後国境界隈ダム巡り(志津見ダム・来島ダム・浜原ダム・沓ケ原ダム・高暮ダム))

出雲・石見・備後国境界隈ダム巡り(志津見ダム・来島ダム・浜原ダム・沓ケ原ダム・高暮ダム))このところ
ダム巡りは行ってませんでしたが、
鉄道ネタだけでは堰分不足に陥り禁断症状?

大型ダムなのに全頂長自由越流という形態が珍しく、見てみたいと思っていた志津見ダムが完成10周年だというので、島根へ行ってきました。




せっかく全行程800キロの旅だから周囲のダムも巡りたい。各々近いダムですが出雲・石見・備後と水系も文化エリアも異なる旅になりました。


インターから出雲大社に眼もくれず国道184号を進むと、やがて眼前を遮るようなコンクリート壁が!


いわゆる坊主ダムでありながら巨大な姿
それが志津見ダムでした。


まずは直下に。
新しいダムですが直下道は放置気味なのか藪と落石だらけで、ジムニーでなければ入る気にはなれません。


坊主ダムならではのツルンとした堤体に、オリフィス上部、天端から越流する水の波よけ突起が目立ちます。



そして、この天端が全頂長自由越流の肝です。コスト縮減とゲート運用の効率化を狙ったとのこと。非常用洪水吐きとして天端を越流するわけですが、普段は通路として機能しており、撮影の直前も管理車両が通行していました(一般には解放されません)


国土交通省のダムは装備満載が多いのですが、ここは上流側も極めてシンプル。


でも国交省管理らしくサービス満点で、10周年記念ダムカードはもちろん限定記念品として、この精巧なペーパークラフトを配布しています。



志津見ダムの上流には来島ダム。こちらは中国電力の発電ダムです。
道路から下流面もなんとか拝むことができます。



堤体自体は国道から離れた立地ですが、天端でメンテナンス作業を行っていたので、寂しい感じはしませんでした。


ここから見えませんが、左岸の下流には集落があります。


左岸から発電所に導水。その潮発電所は三瓶山の西、石見国の江の川に位置します。


そこで潮発電所の下流、来島ダムからの水を受ける側の浜原ダムヘ向かいます。
道中、来島ダムから導水される巨大な水路橋がはるか上空を横切って圧巻でした。(後続車もあり撮影はできませんでした)

やがて道は三瓶山の西側にまわりこみます。


浜原ダム周辺には廃止になったJR三江線の線路があります。廃線から4年余りですので、そこここに痕跡が残り、浜原駅も・・・・三江線がさびれた遠因はここ浜原付近に迂回することで、陰陽連絡には遠回りだったとも言われているそうです。


浜原ダム、立派な魚道も・・・


大河江の川を堰き止めるだけあって、堤高は低くとも存在感があります。






以上で島根県のダム巡りを終え、江の川を遡るように備後の国三次市に入ります。
出雲・石見のダム群と直線距離だと20キロもないのに、山が深いので随分遠回りです。

まず、三次近郊にある沓ケ原ダム。ここも中国電力のダムです。
左右に自由越流部、中央にローラーゲートがあります。


戦前にできた古びたダムで、小さな堤体ですが私好みの形態です。


天端には華奢な管理橋があります。


ゲート巻き上げ室がテラスの上に載ってますね。中・四国では時々見られる形態です。


沓ケ原ダムから上流、険しい渓谷に沿って曲がりくねった隘路を進むと、パッ目の前に現れる!



高暮ダムです。導流壁のカーブが見事!


ダムサイトから下流面は木が邪魔で見えませんが、上流側はよく見えます。
欄干のアーチ装飾や照明灯がお洒落です。


ダムサイトは作業中でしたが、天端は通行可能。向こうの左岸には発電取水口があり、沓ケ原ダムすぐ上流の発電所に送ります。


天端から下流を見ると先ほどの導流壁。カーブが見事で美しいです。


趣のある高暮ダムですが、その優美さとは裏腹に悲しい歴史を秘めているとか・・・
戦時中、日本発送電(株)による突貫工事が行われたと聞けば、想像がつきますね。


美しい森の中に佇む姿は幾多の犠牲の上に存在します。それでも70有余年休まず瀬戸内工業地帯に電気を送っています。


出雲、石見、備後 国境のダム群は戦前製から最新鋭まで、甲乙つけがたい魅力的な姿でした。
Posted at 2022/11/03 22:29:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | ダム・酷道・旅行 | 日記
2022年10月16日 イイね!

惜別EF66-27 奇跡の復活から引退まで ひと夏の記録

惜別EF66-27 奇跡の復活から引退まで ひと夏の記録私は撮り鉄ではありません。
もちろん特定の車両の追っかけなんてしません。

そもそも17年前のEOS kissやスマホでは高画質の写真は撮れません。
これまでみんカラにアップした写真だって、設定ミスによるピン甘・被写体ブレ・露出不足も多々あり、お恥ずかしい限り。




それでも
EF66-27
だけは・・・



地元吹田で愛されてきた釜であり、
ニーナという愛称で全国区で親しまれた機関車でもあります。
5月に定期運用離脱がJR貨物より公式発表されていたにもかかわらず!
7月突如として本線運用に復帰しました。


2022年の夏、その最後の雄姿をとらえる機会が多く得られました。

このブログはそのひと夏の記録

と言っても例によって仕事や私用の合間なので、ホームからのスナップばかりです・・

久しぶりに本線復帰しても運用が謎でしたが、82レは前日のA1関東運用からA2運用で百済に戻り、さらに吹田に帰着するのでスジが読めます。ここは通勤途上でパチリ!


その数日後、吹田からEF210を連れ稲沢に向かう8864レを仕事帰りに・・・


稲沢からの復路8865レは、EF64-1000を吹田に連れてきた国鉄機コンビ!


翌日はそのEF64とコンテナを連れて岡山まで2077レの代走運用。
雨でしたが、ちょうど垂水に行く用事があってラッキー!


2077レは所定EF510で、代走かどうか直前までわかりません。この日は休日で芦屋でヤマをはってたら勘が当たりました。


この日も代走でしたが遅延が生じたため、仕事の移動中にタイミングが合いました。


京都方所用があったある日のスナップ、稲沢から単機で爆走...


土曜に買い物に行く途中で撮影した、コンテナ満載で百済へ下る85レ。アラカン世代にはEF66はコンテナ列車牽引が正調です。
EF66-27は この折り返しで最後の関東行脚に向かいました。


関東から深夜に福山に下る運用が、大雨による大幅遅延で夕刻に関西を通過。仕事を終えるなり駆けつけ、何とか日暮れ前に・・・
EF66-27が牽引するコンテナ列車を見れた最期の機会になりました。


この稲沢からEF64を連れてくるEF66、
夕立で暗い中、カメラの性能上限のISOでも露出不足・・・機材の限界です。


会社に戻る途中の高槻駅で途中下車して撮影した本線仕業ラストラン!
スマホ画質ながら、私にとっては珠玉の一枚です。



上記の運用後、EF66 27は吹田機関区に佇む日々を過ごすことになります。


長年面倒を見てきた吹田機関区の職員さん達の気持ちを伝えるように、道路から見やすい位置に留置されるEF66-27・・・



そしていよいよ、引退の花道となる京都鉄道博物館展示に向けてムド回送。
その牽引機はEF66-100番台という粋な計らいです。昼食返上で間に合いました。


夏休みで賑わう鉄道博物館の主役を張って、多くの人達と触れ合うEF66 27。


コンテナ搭載のコキが華を添える、JR貨物さんのすてきな演出ですね!


永年の別れを告げる惜別のヘッドマークは、往年のスーパーライナーのデザインです。


大役を果たし、吹田に無事帰還です。


現時点での最期の稼働は、EF65A25仕業代走の吹田貨物ターミナル入換作業。
偶然にも並走する緩行線電車からチラ見ができました。
この翌日9月3日から、他の余剰機とともに機関区の隅に留め置かれてます。


まだ車籍はあるようなので、今後もイベント等で展示されるかもしれません。しかし定期検査の期限が満了したと言われており、JR貨物は検査をしないと明言していることから、もうコンテナ列車の先頭に立つことはないのでしょうね・・・

※追記2022.11.21
その後、愛知機関区のイベントで披露されたほかは、
吹田機関区に留置された状態です。



結局、満足できる写真は撮れなかったけれど、楽しかったひと夏

49年間ありがとう!

吹田のエース

EF66 27


Posted at 2022/10/16 19:26:48 | コメント(3) | トラックバック(0) | 鉄道・バス | 日記

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「先月ドアパンチされたキズにタッチアップ中。乾いたら連休後半はコンパウンド掛けて、多少は目立たなくなればイイんだけど。」
何シテル?   04/29 10:33
家族でスキーにはまってます。そのためのクワトロです。 趣味は鉄道・車・ダム巡り。 ダム図鑑はフォトアルバム、各ダム詳細はフォトギャラリー(Audiの愛車紹介...
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