
元々、NAの方が好きなんです。しかもフロアが抜けるくらいアクセルを踏み込んでも足りないくらいのパワー感のモノが。
だけど来る日も来る日も走り込んで 少しづつ勝利の味を覚えてしまうと、もっともっという気持ちが湧いてきて 1600 NAが 1800 ターボになり、2000 ターボになって。主戦場がサーキットに移っていった頃のある時、ライバルの 『T』 さんのシルビアに乗って気付いたんですよ。
『パワーは要る』 と。
はじめてキチンとパワー上げたのは白いののブーストアップ。ノーマルタービンで 300ps仕様。そりゃね、速かったですよ。今までと景色が違って見えましたモン。こんなの踏み切れるようになるんだろうか… とちょっぴり心配にもなって。でも、人間って慣れちゃうモンですね。あっという間に14タービン仕様になり、気が付くと517Z仕様になってて。ちょうどその頃 タイムアタックにもハマりだして、それに合わせて白いのもグレードアップししていき… 確かに結果も出しました。
だけど… だけどね。
なんとなく感じてた忘れ物感。本格的に気になりだしたのは1年程前でしょうか。絶対的な速さは手に入れた。それを使う術も身に付けてきた。自分の持ってる全てを出すにはやはり白いのが必要なのですが、もっと先の本物の速さを欲しいと思ったら。
自分は造り手ではなく乗り手なんですよね。
やっぱりマシンでじゃなく、腕で勝ちたいなと。
自分の手元に銀さんが来たのにはそんな背景があったからなんですが、最初はホントにフルノーマル乗るつもりだったんです。何度も言い訳しますケドね。(笑) だってスキルアップの為のマシンでしたから。でも現状ナンバー無しのこの子が走れる場所といったらサーキットのみ。と、なると やっぱりオトナしく流すなんて許されるワケもなく。
今回の走行会でのメインターゲットは TERU!さん& 塾長さんの関東遠征組 NA2000コンビ。お二人ともNAに拘って乗っている13乗り。胸を借りるにはぴったりです。
ただ、いきなり想定外の事実が明らかに。困った事にストレートスピードが全く違うんですよ。最初のうちは最終コーナーの回り方を探っていたのでしょうがないにしろ、同じNA2000で3車身ほどは置いていかれます… しかも取り敢えず組み込んだ詳細不明の脚。思った通りに動きません。もうヘルメットの下で笑ってしまいますわ。(笑)
しかしこれでヤル気スイッチが入ったのも事実で、『高速セクションでいかに放されないよう付いていき、ワルタンから最終コーナーまでの区間でなんとか頑張ろう作戦』 を決行。もうワルタンを 『ひいぃぃーーーっ!』 って言いながら横っ飛びするまで踏んで頑張ってきました。怖かったケド。(笑) だってそれくらい頑張らないとヤられちゃうんだモン。

TERU! san's 180SX with tuned SR20DE

塾長 san's S13 SILVIA with AUTECH Ver. SR20DE
元気いっぱいな E/g で高速コーナーを踏んでく TERU!さん。今回のバトルのために 4.3 のファイナルに変更してきた 塾長 さん。言葉にせずとも分かるファイターの血。これっぽっちも気は抜けないですよね。
そして普段はオトナで穏やかなのに実はかなりアグレッシブな方お二人ともガチっと。(笑)
まずは#ゆたか さん。
はじめてご一緒したのは今年の2月。『三河屋ワークス』 走行会 VOL.1 2013 の時。攻めるプリウスを見たのも初めてで衝撃的でしたが、ウエット路面をもろともせずワルタンまでの速いこと。この時から#ゆたか さんとの勝負どころはワルタンと決めておりました。だってねぇ、ファイターですから。(笑)
ただね、#ゆたか さんの走りを語るのはこのあとの出来事。ストレートで若干ながら勝る自分がギリギリ1コーナーでインに飛び込み、イン インのラインで一生懸命スライド掛けて曲がろうとしてる自分の更にイン側をダートから狙ってくる#ゆたか さん。右側のドアミラーに映るプリウス見て、あ、そう言えばこの人こういう人だった。と思い出しました。普段は穏やかな方なんですケドね~
で、fastbeat さん。
もう大ベテランな方ですね。こちらもかろうじて勝るストレートで横に並んだんですが、スンナリ行かせてくれる事はなく… 『だってアクセル抜いて譲るなんてサ、なんかシャクじゃん。』 って、全開並走です。(笑)
いや、でもね嬉しいですよね。全力で勝負してくれるのは。簡単に抜けないのは銀さんの
馬力の無さでなくきっと fastbeat さんの気合ですね。
追いかける。前を走るライバルたちを抜くまで追いかける。
決して諦めることなく。
無情に置いてかれるストレート、思ったように決まらない姿勢。銀さんとなかなかシンクロしないもどかしさ。でも、結局走り込むことでしか分かり合えないんですよね。得意なトコ、苦手なトコ、銀さんの不満を取り除く走らせ方探り、ライバルたちとの距離を確認しながら狙いを澄ます。
勝負どころは…
ライバルたちとの実戦を経て、銀さんも名実ともに愛機となっていくんでしょうね。
まだ始まったばかりですケドね。
…って、頑張って走ってたら降りた時 手足がガクガクでね、
自販機に上手にコインが入れられないくらいでした。(笑) ここ最近無いくらい集中して走り込みましたモン。
ちょっとカッコイイこと言ってみたかったんですが、
残念ながらクルマから降りたらカッコ悪いコトになってました。あはは…
次も頼むぜ、銀さん!
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another 180 | クルマ
Posted at
2013/08/31 16:44:28