
三河屋ワークス走行会第2戦も無事終わりホッと一息つきたいところですが、ガレージ三河屋は休む間もなくフル回転中です。なんてったって社長1名、総員1名の幽限会社ですから。(笑)
と、いう事で 先日だいぶ前から頼まれてました作業をしてまいりました。日産ジュークのサスペンション交換です。
FFコンパクトカーのサスペンション交換なんですが、実はこの辺りのクルマって普段あまり触らないんですよね。最後に自分で触ってたのはEG6ですモン。まぁ、いろいろ気になるウワサも聞きますのでちょっと頑張ってみます。
今回用意したのはビルシュタインの BSS B14キット。黄色と青のコントラストが堪らなく素敵です。(笑)
そう言えば白のノーマル形状最終形態もエナペタルのビルシュタインでしたね。
流行の全長調整ではないし、ピロではなくノーマルアッパーマウントをそのまま使用します。減衰力の調整すら無いシンプルな車高調です。でもこういうの好きなんですよね。オーナーはフツーに街乗りで使うだけ。攻め込んだりするような使い方はせず、ノーマルのフワついた感じをもう少し何とかしたいだけ。でもちょっとカッコよくしたいんだよね。って。高品質なモノは好きですが、必要の無いオーバースペックはトラブルの元になるだけ。基本的にそういう考えでいますのでこういう選択は自分的に凄くツボです。
事前調査したところ、作業自体は特に難しいところはなさそうですのでジャッキアップしてサクサクと作業を進めていきます。まずはフロントから。
K12の頃からアッパーマウントのネジが一個隠れているのは知っていたのですが、このクルマのカウルトップを外すのはメンドクサイので出来れば避けたいところ。いい具合にサービスホールがあり、さすが日産! と、思っていたらネジが取り出せるような状況でないことに気が付き。(涙)
それでもなんとかカウルトップ外さないで済む方法がないかな~ と見ていたら、どうやらカウルトップ側面のゴムの蓋? が外れそうです。そりゃそうですよね、これくらいのスペースが取れなきゃ組み付けが不可能ですモン。(笑)
アタマのネジを緩めたら(笑) 次はホイールハウス内の作業に取り掛かります。見た感じフツーですね。ABSのラインを外し、ブレーキホースをフリーにして。ブラケット側の固定のボルトは21㎜と日産車にしては大きめの感じがしますが、まぁ特に問題なく。
問題があったのはスタビのリンク。事前調査で分かっていたのですがここのネジサイズは18㎜となんとも中途半端な… 17㎜じゃダメなの? ってブツブツ呟いてしまいます。(笑) それ以外は特に問題なくBSSに交換復元です。
フロントが終わったら次はリヤ。FFベースの4WDだとちょっぴりメンドクサイらしいのですが、FFのこのクルマは厄介なところを探すのが大変そうです。(笑)
リヤダンパーのアタマはブッシュを介してボディに留まっていますのでロッドのアタマをモンキー等で挟みながら緩めていきます。しかし、久しぶりに内装の付いているクルマを触ったのですが、レンチの回せるスペース限られているため地味に疲れます。しかもここは16㎜。そんなサイズの板ラチェなんて持ってるわきゃないです。さっきの18㎜といい、14㎜とか17㎜じゃダメなの? とまたブツブツ呟いてしまいます。(笑)
リヤサスペンションピームでジャッキアップしてボディにウマを掛け、ダンパーの下側のボルトを外して… て… って… ここも18㎜。
ハッ! もしや…
13㎜ ≒ 1/2inch (12.70㎜)
16㎜ ≒ 5/8inch (15.87㎜)
18㎜ ≒ 11/16inch (17.46㎜)
そういうことなの?
事前にいろいろと調べていましたら 『16㎜とか18㎜とか変なサイズを使っててインチサイズかと思った~』 という記事を見つけ、たまたま昨年出張用に買い足したソケットセットの中に16㎜とか18㎜が入っていたのでこんなサイズでも使う機会があるんだな と、思っていたのですがこれはインチサイズと考えた方が普通かなと。21㎜だって13/16inchが約20.63㎜ですもんね。三河屋さんの場合オールドミニも乗っていた時期がありましたのでインチ工具も揃っていましたから困ることはなかったのですが、メーカーの世界戦略的には国産車と言えどこれからはインチ工具まで必要になってくるんですかね。
よしよしそれならインチ工具で、と思って張り切って組み付けに入ると 18㎜だけはやっぱり少し合わないみたいで… と、いう事はやっぱり変なサイズのミリなだけなのでしょうか? (謎)
なんだかんだと写真を撮りながらのんびりやって約2時間。結局 ミリ、インチ問題(笑) は解決しないままでしたが取り敢えず 16㎜と 18㎜があれば間違いないという事でよしとしておくことに。正攻法でなくても、やれりゃあイイんですヨ。それが知恵ってモンです。(笑)
組み終えたあと何度か車高を変更してみましたが、結局ほぼメーカー推奨値で落ち着きました。そりゃ吊るしのままですしね。ベタベタのシャコタンは確かにカッコ良いけれど、アームの動きを無視した極端な変更は自分的には無いんです。それに、このクルマでそれやっちゃうと使い手の考えを無視しちゃうことになっちゃう。やっぱり乗り手の要望に合わせるのがイチバンだと思うんですよね。いつだって乗り手の顔が見えてないと。
でも、自分なら…
もうちょっとアレするかな。(笑)
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ガレージライフ | クルマ
Posted at
2016/06/01 18:53:49