2022年02月20日
ステータスと車
世の中には様々な価値観、嗜好があり、また信念がある。
車に乗ると性格が変わるという人も居る。車が鎧のようにドライバーに力を吹き込むかのようだ。強い馬力とトルクのエンジンで、さも自分のひ弱な筋肉が、スーパーマンのような力を得たかのような気分になるのかも知れない。
エンジンの音がその力強さの象徴のように、エンジンの響きに心地よさを感じた人にとって、EVは物なりなさを感じるかも知れない。
車をステータスシンボルのように語る時代は、とっくの昔に消えたと思っているのだが、人によっては高級車に乗っていることを誇らしげに感じる人もいるだろう。私も珍しい高級車に出会ったり、見かけたりするとその容姿に見惚れたりすることがある。羨望の眼差しを受けるドライバーは悪い気がしないだろう。さぞかし、映画のヒーローかヒロインになったような気分かも知れない。
私はそういう車も好きではあるが、所有したいとは思わない。勿論、経済力が無いからなのだが、たとえ経済的に潤ったとしても高級車は必要とは思わないのだ。実際にそうなった経験がないので偉そうなことは言えないのだが💦
昔、トヨタのディーラーでイプサムの車を買う時に、ディーラーの人が、「この車だと、ステータスも感じられますよ」というようなことを言われ、疑問符が3つくらい飛び出た(???こんな感じ)。何で、こんな車でステータスを感じなければならんのかという気持ちだった。
勿論、営業トークの一つとして、大した高級車でなくても、ファミリーカーを買う人にもそういう言い方をするのだろうと思ったのだが、私はその営業トークはとても気に入らなかった。けれど、最終的にはそこで買ってしまったのだが。
軽自動車を軽視するというのも良くない。確かに乗り心地は劣るが、私は小回りがきいて燃費も良く、経済的で日本の素晴らしい技術だと思っている。
よく燃費の悪い大型高級車に一人で乗っている人を見ると、私はなんて環境に悪いことをする人だろうという目で見てしまう。だから、今は環境重視の時代だから、排気量の大きい車は、いくらカッコいい車でも、羨望の眼差しよりも罪人を見るような目で見られていると思う必要があるかも知れない。
「趣味だから勝手でしょ」と言われても、もう時代は変わりつつあるということも認識しないといけないと思うのだ。車にはステータスは要らない。
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車の嗜好 | クルマ
Posted at
2022/02/20 12:22:35
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