10月12日〜15日までの4日間で、上高地から槍ヶ岳、奥穂高岳、涸沢岳を登って無事昨夜家に辿り着いた。12日の前日には現地近くの道の駅で車中泊をして、12日は朝早くあかんだな駐車場へ入ってバスに乗る予定だった。ところが、バスの始発は夏場と違っていて6時30分となっていて、2時間近くも無駄に過ごさなければならなかったのだが、幸いタクシーが来て同乗してくれる人も1人見つかって、一緒にタクシーで上高地バスターミナルまで登った。
バスを待っているよりも、1時間以上の節約となったが、料金はバスの倍になってしまった。5人乗ればほぼ同じくらいだったが、3人だったので一人2200円かかった。それでもタクシーの運転手の計らいで、割りやすいように少し安くしてくれたようだった。
12日は、槍ヶ岳山荘への宿泊で途中の横尾山荘で翌日宿泊をするので、荷物を軽減するために食料や着替えなどを預けて槍ヶ岳山荘へと向かった。荷物はある程度軽減されたのだが、前日と前々日の睡眠不足と高山病の症状から、3000mに近くなるに連れて、バテが出てきて100mも進まない内に一息入れては登るというスローペースになった。それでも山荘に着いたのは午後3時前だったので、まだ良い方だったようだ。しかし、当日槍ヶ岳へアタックする元気がなかったので、翌朝に登ることにした。
高山病対策としては、本当は到着してから横にならない方が良いらしいのだが、疲れてしまって眠ってしまった。そのせいもあって、夜は隣の人のいびきがものすごく煩くて、あまり眠ることができなかった。
13日朝、朝食を食べてから槍ヶ岳の山頂へアタックした。山荘からの距離も時間もさほどかからないのだが、鎖と梯子とで険しい岩山を登るのはかなり緊張感が必要だった。前日に縦走してくる人が滑落して大怪我をしたという話も聞いていたし、山は油断できない。
槍ヶ岳から奥穂高へは縦走する人も多く居るのだが、妻は安全第一で一旦横尾山荘まで下山して奥穂高へ向かうという計画を立てた。だから、登った道を下り横尾山荘に着いたのは、午後2時前でかなり早かった。昼食をして暫く部屋で休んで、お風呂も入れるというので、お風呂にも入った。ただし、石鹸やシャンプーは使えなくて、シャワーで体の汗を流しお風呂の湯船に浸かるというだけのお風呂だった。多くの人は早々に上がって行ったが、私は少し長めに温まってから上がった。横尾山荘はかなりきつい山小屋とは違って、2段ベッドの枠とカーテンが閉められて、プライバシーが保てるような感じで、よく眠ることができた。食事も他の山荘より良かったと思う。普段は、ご飯は控えめなのだが、登山の時ばかりは、ご飯も味噌汁もお代わりを注文した。
14日はまた使い終わった着替えや不要と思われる物を山荘に置いて奥穂高を目指した。途中の涸沢カールの紅葉(写真)は見事に色づいていて綺麗だった。穂高山荘に到着してから、体力的に余裕があったので、この日は奥穂高へ身軽な登山をして下りて来た。
山で見知らぬ人と交流するのはそれはそれで楽しみの一つなのだが、私はどちらかというとあまり会話が得意じゃないので、一人で先に横になっていた。妻は談話室でいろいろな人と話をしてきたようだった。
15日は、朝食を済ませてから涸沢岳へ登り、それから下山した。この山は当初は予定していなかったのだが、簡単に登れそうなのでついでに登ったという感じだった。
下山は長い道のりで、涸沢ヒュッテまではヘルメットを被って下りて、横尾山荘までも長かったが、そこから上高地バスターミナルまでも長い道のりだった。景色もよかったのだが、歩いていて暇だったので、ダウンロードしておいたAudibleの「海辺のカフカ」を聴きながら降りた。
バス停に到着した時にちょうどバスが到着していて、タイミングよくバスに乗ることができた。駐車場に戻って4日分の駐車料金2400円を支払って、近くの「ひらゆの森」という温泉に入ってから、自宅に向かった。
往復の走行距離は300km程度で、ガソリンを入れてから行ったのだが、入れなくてもぎりぎり間に合ったようだが、やはりガソリンが切れる心配をしながら走ることを考えると事前に入れておく方が安心だ。
車中泊用の目隠しシートをYarisCross専用の物を買って初めて使ったのだが、吸盤が途中で剥がれることが度々あって、水で濡らしてから吸盤で貼り付けた方が良かったかもしれない。
Posted at 2022/10/16 16:29:31 | |
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