2022年04月06日
時間の使い方
「時は金なり」と言うが、英語でも”Time is money”だ、これは「時間=お金」みたいだが、実際には「時間>お金」である。時間がない人はお金で時間を買うのだが、買えない時間というのもある。
私はお金も浪費してきたが、時間もかなり浪費して生きてきたように思う。一人の人間の一生で生み出す価値は、ものすごく差があって、それこそ現代の格差社会の象徴のようなところがある。同じ一生で数々の偉業を成し、多くの人に影響を与えた人もいれば、悪行をつくし大罪を犯す物もいる。平凡に一市民として生きる人たちが、最も多いのであるが、時間の使い方でその差が生まれるのだろうと思う。
日本はとりわけ効率が悪いと言われる。残業が多くても生産性が上がらないのだ。そもそもの原因のひとつには、言語にあるのではないかと思っている。日本語はとにかく難しい言語であることは確かであって、曖昧でかつ他の言語との文法と大き異なる。話し言葉だけは、比較的易しいが、書き言葉はかなり難しいし、手書きとなるとものすごく時間がかかる。コンピュータに入力するのでも、変換という操作があって、そのいくつかの漢字の候補から選択しなければならないという手間がかかる。
そもそも日本語は文字を持たなかったことから、長い縄文時代がありながら文明の進歩が遅かった。近代になるまでは、日本は欧米からかなり遅れた国だったのだ。勤勉で同じ教育を同じ進捗でやることで、飛び抜けた才能は育たず、極端な落ちこぼれも少なかった。
同調圧力の強い国であり、他の人と違うことをすると良くないと言われたりするわけだ。次第にグローバルな企業が改革をしているとは思うのだが、まだまだ国全体としては効率化が進んでいないようだ。
私の日々の生活でも、なかなか思うように、時間配分ができておらず、1日が過ぎていくのが早い。計画を立てるのも大事だが、やらないことをもっと削って、やるべきことに集中しないといけない。残る人生もわずかになって焦っている今日この頃である。
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Posted at
2022/04/06 18:01:14
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