
という事で、今日のブログもニュル24時間です!
フェラーリの初優勝、面白いレースでしたね!
今回、24時間で最多ラップを更新して、
ドイツ勢の21連覇を阻止しての初優勝でした。
では、今回フェラーリはなぜ勝てたのか!?
そこをブログで解説していきたいと思います♪
まず今回、優勝したのは、フリカデリ レーシングチームです。
このフリカデリって聞いた事ないけど、どんなチームというと・・・
ニュルブルクリンク好きな人であれば、聞いた事があるのではないでしょうか、この名前。
日本の記事だとニュルブルクリンクの女王とか世界最速のタクシー運転手って紹介されますが、
ニュルを自分で運転するのは怖いけど、体験してみたい!という方向けに、プロが運転して
同乗するプログラムで有名な、女性ドライバー、サビーネ・シュミッツがオーナーのチームです。
自身もニュルで優勝しているサビーネは、すでに亡くなっているのですが・・・
そのフリカデリが、ポルシェからフェラーリに乗り換えたというのが、1つの要因なんです。
次にドライバーを見てみましょう!
アール・バンバー/ニッキー・キャツバーグ/デイビッド・ピタード/フェリペ・フェルナンデスです。
まず、アールバンバーは耐久好きのレースファンなら耳馴染みあります!
ポルシェのワークスドライバーの一員だったので、LeMans24で2勝していますw
お次のニッキーキャッツバーグも、同様に耳馴染みありますよねw
彼は2020年に、ROWEのBMW M6でニュルブルクリンク24時間で優勝してます!
デイビッド・ピタードとフェリペ・フェルナンデスは、私レベルではちょっと記憶にないw
ですが、調べるとモチロン、ニュルでの経験豊富なドライバーで、フェルナンデスに関しては、
今となってはLeMansに活躍の場を移したグリッケンハウスでニュル走ってたそう。
デイビッド・ピタードも、BMWやアストンマーティンからニュルに参戦していたとの事で、
ドライバーも、アール・バンバーとキャツバーグというドライバーがワークス減の煽りを受けて、
シートを失い、フリカデリが集める事が出来た。これも1つの要因ですね!
では、最後に優勝マシンである、フェラーリ296GT3を見てみましょう!
昨年まで耐久レースを走っていた、488GT3 Evoはミケロットが作成したマシンでしたが、
なんと!!!この、296GT3に関しては、オレカがマシン開発してるんですね!
ベースの296GTBはこんな感じの、おふぇらーりですが・・・
296GT3になると、こんな感じになります・・・w
もうこれって、オリジナルの要素ある!?って程の激変ぶりw
外装見ても、顔同じか?サイドの造形違くない?リアの盛り上がりも・・・?
中身も市販車ベースというよりも、LMPマシンに296のガワを被せた感じという状況みたいですw
そんな市販車ベースと言いつつ、市販車ベースでは無くなってる296GT3なので、
最多ラップを更新する速さがあったのも、納得という感じですね。
そして、そんな成り立ち、聞き覚えがあるってなりますw
それがフォードから開発を請け負ったマルチマチックがLMPにするか迷って結果的に、
GTEカテゴリーのFORD GTになった、これw
これもGTEって、GT3の延長線上にあるイメージですが、中身は別物です。
同じGTEの911RSRも、RRのエンジン搭載位置を捨ててミッドシップに変更、ケイマンじゃんw
って、派手に中身を変更した純レーシングカーのカテゴリーでした。
という事で、ここで結論を!
ニュルブルクリンク24時間レースで優勝する為には・・・
必要なモノ
・速くて強いマシン
・速くて安定したドライバー
・ニュルを熟知したドイツのチーム
この3つを、いかにして組み立てるか。これがニュルで勝つポイントでしょう!
それには、やはり運が左右するわけです。ワークス全盛期であれば、良いドライバーは、
AMG、BMW、AUDI、PORSCHEに抑えられてるわけです。
同様にチームも有力チームは、奪い合いですね。
そして、それらが、昨今の情勢でフェラーリは手に入れる事が出来たという事です。
296GT3が速いマシンなのは間違いないですが、GT3なのでぶっちぎればBoPで絞られます。
それも、今年はデビューイヤーで実績が無く、甘めなBoPだった可能性も否めないですね。
実際にライバル勢に比べて、ストレート速かったみたいですしw
そんな運を、フェラーリは引き寄せたわけです。いやぁ、でも良いレースでしたよね!
でも、最後に少しだけ、ちょっと最近のGT3大丈夫?という話。
市販車ベースの箱車でありながら、もはやレーシングプロトタイプのLMPに近いわけですw
そして、ベントレーやAUDIはGT3から離れてますし、それでドライバーが余ってるのもある。
まあ、過激になるのも、ある意味で魅力の1つですが、もはや市販車ベースのレースじゃないよねw
なので、トヨタがベース車の無いGT3で殴り込もうとしてるのも、納得できちゃうわけです。
でも、その先にあるのは・・・焼野原だった。そんな数年後にならないことを期待して、
今日のブログは終了したいと思います!めでたい、296GT3のニュル初制覇ですしね!
この辺も一緒に読むと、今回の話が良く分かると思います!w
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