というわけで、今日はコレ!
え?NOTEってFFじゃないの?
って思いますよねー、この写真!
これは、そそられますよねー!!!
カウンター当ててドリフトしてるしw
と、タイトル通りで、ここで終わっても良いのですが、いちおう説明していこうと思いますw
今回の新型NOTEのe-POWER 4WDは・・・
フロントに116馬力のモーターと発電用の1.2Lのエンジン。
そして、e-POWER 4WDのキモは!!!リアに68馬力のモータが積まれました!!!
この、e-POWER 4WDは、FFとかFRとか今までの駆動方式の概念とは違うようです。
FFベースの4WD、スタンバイ方式だと前輪駆動がベースで、スリップを検知すると、
センターカップリングが作動して、後輪に駆動力が分配されて4WDになります。
しかしながら、e-POWER 4WDは、通常走行時から後輪に駆動力を分配してるそうです。
なぜスタンバイ方式の4WDは通常走行が前輪駆動なのかと言えば、後輪を駆動させると
駆動ロスが生じるので、極力効率の良い前輪駆動で走行しているわけです。
では、なぜe-POWER 4WDが通常走行で後輪に駆動力を与えてるかと言えば、プロペラシャフトで
機械的に繋がってないので、後輪を駆動しても駆動ロスを生まないから、という事なんです!
さらに、FFのe-POWERは1220kgに対して、4WDのe-POWERは1340kgと120kg増加しました。
しかし、その重さが前後の重量バランスを改善しているわけです!!!(詳細、後述)
そもそもフロントにエンジンがあり、駆動系もフロントで完結するFFはフロントヘビーです。
そして、フロントエンジンで駆動輪が後輪のFRでもフロントヘビーは変わらず。
FRの利点は加速時に後輪側に動く重心を、駆動輪が後輪にある事で押し返す事が出来る。
そんな姿勢制御に有効に効いているのが、後輪駆動の利点です。
それが、このe-POWER 4WDで後輪を駆動させる事のメリットになるわけです!
そして、前軸過多の重量バランスを改善しようとしたのが、トランスミッションをエンジンから
切り離して、リア側に配置した駆動方式である、トランスアクスルです。
これによりフロントヘビーも改善され、運動性能は劇的に改善していますね!
重量配分を考えた時に駆動系の配置としては、ある意味で理想的です。
もう少し言うと、ポルシェ911はリアエンジンです。
これは、リアヘビーによりブレーキングで前のめりにならないという、最大の利点があります。
でも、車両後部が重い。運動性能を考えると欠点でもあるんですね。まあ、FFの反転なので。
という従来の駆動方式を踏まえて、e-POWER 4WDを見てみましょう。
残念ながら新型の資料が無く、旧型のNOTE 4WDの駆動系の配置なので参考として。
こう見ると、前半分にe-POWER、そして後半分に電動4WDシステム、これトランスアクスルに近い、
重量物の配置に見えてきますよね!
そして、後輪駆動ユニットは、上記旧型の4.8馬力から大幅にパワーアップして68馬力です。
さすがに、旧型の4.8馬力のリアモーターでは、あのドリフトにはなりませんからね!
そして、その事で120kg近く重量が増してるんですね、リアに!!!
←これ重要
後ろが重くなった事で、前後の重量バランスが大幅に改善、後輪の回生ブレーキも効くので、
ブレーキングの姿勢が、前のめりにならず、後輪によって姿勢が引き込まれる・・・
まさに後軸が重いポルシェ911のようだ・・・!と、911オーナーのまなぶさんが動画で語ってますw
というわけで、FFのネガティブってフロントヘビーで加速時に後ろ側に動く重心を、
後輪に駆動力が無く押し返せないので、どうしてもシーソーになりがちで残念な挙動になりがち。
でも、それを後ろに重い駆動ユニットを配置したことで、重量バランスを改善して、
さらに電動化で駆動輪の縛りを解き放った事で常時、後輪の駆動が可能になった。
その事で、フロントエンジンのコンパクトカーという枠を超えた。それがe-POWER 4WD。
という事です。それが、まなぶさんの言う、高級車のように感じるという部分でしょうね。
そして、エンジンと直結してないモーター駆動のe-POWERなので、走りはリーフなわけです。
さらにe-POWERなので、充電不要でモーター駆動が味わえる。
前型のNOTE e-POWERは乗りましたが、発電時のエンジン音の大きさは驚きますが、
走りは本当にリーフと遜色なくて非常に気持ち良かったです。
で、新型の4WDの動きはコレですwww
相当にイイよね、これ。まなぶさんのトークでも良さが伝わってきます。
という事で、4WDの試乗車が来たら乗りたいなって思っていましたが・・・
私は試乗するの止めました!!!
間違いなく欲しくなるw
では、いちおう注意点として。
システム出力は、前軸の116馬力+後軸の68馬力で184馬力にはならないようようです。
あくまでも、e-POWERとして、バッテリー+1.2Lエンジンの出力が限界。
そして、120kg増は燃費に直撃していて、2WDの28.4km/Lに対して、23.8km/Lです。
まあ、コレを買う人は燃費やコスパでは無く、あのドリフトアングルを見て痺れるか否か。
もしくは後輪が駆動する価値を理解していて、おもりを積んだ、その価値が理解できる人。
という感じでしょうね。お値段も2WDに対して、26万円UPですし安くない。
リーフを足車にしてる私の意見として・・・
正直、もう足車にガソリン車は買わないだろうなって思っています。
それぐらいモーター駆動のアクセルペダルに直結した加減速感、もうエンジンには戻れません。
そして、なによりワンペダルの良さです。加減速が右足のみで完結する・・・
これって最初はゴルフカートかよって思いましたが、本当に良いんです、操作感が。
とは言え、じゃあ家に1台しか車が無くてもリーフを選ぶかというと、そこは悩む。
やっぱり、遠出すると充電がやっぱり足枷なんですよね。EVのロングドライブは運頼みw
そしてこれから更にEVが増えるというのは、さらに状況は悪化するよね、きっとw
という事で、GTRがあるからリーフという選択ができるという面もあるんですよね。
って考えると、電動駆動がガソリンで味わえるe-POWERというのは、非常に魅力的です。
それが、コレですからw
って事で、日産!!!このe-POWER 4WDのバリエーション、もっと広げて下さいw
そして、さらなるスポーツバージョン、NISMOに期待ですね!!!